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2024年10月の読書メーターまとめ

ちさと
読んだ本
10
読んだページ
3728ページ
感想・レビュー
9
ナイス
99ナイス

2024年10月に読んだ本
10

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • ミミズク

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ちさと
ネタバレ映画を先に見て結末を知ってしまっているから…と読むのが後回しになっていた作品。今更ながら映画のカエル男は、全くの別作品を原作としたものだと気づく。著者の他作品を読んでいた為、真犯人ははじめから分かっていたが、それでも最後のどんでん返しは読み応えがあった。どんな治療を施しても内に秘めた凶暴性は拭い去ることはできないのか。とすると御子柴弁護士は稀有な例なんだろうか。本当に後味が悪すぎる。心身共に打ちのめされた古手川刑事が痛々しい。それでも立ち上がる彼の続編での活躍に期待。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
9

ちさと
父親は、そこにいるのに、いない人だった―。無関心な父親と自分を満たすことにばかりに夢中な母親。そんな未熟な両親により児童ポルノの餌食とされた子供。児童虐待が主軸なだけに、救いがなく読んでいて終始胸が苦しかった。幼少時に両親からまっすぐな愛情を貰えなかった子供は、大人になっても人からの正しい愛情の受け取り方も、渡し方も分からない。他人との適切な距離感が分からないというのが本当に悲しい。ミステリーとしては続きが気になる先を読ませるストーリーで楽しく読めた。ただ哀しみを煮つめたような救いのなさが辛かった。
が「ナイス!」と言っています。
ちさと
衆議院選挙中でタイムリーな話だった。日本人なら馴染み深いかつての英雄たちによるAI内閣。コロナ禍で正常に機能しない政府に代わって誕生した内閣だが、国民の支持率は日に日に高まる。そんな馬鹿なと言うような話だが、現状グダグダな政府の有様を見ていると、こっちのがいいなぁと思ってしまった。ぶっ飛んだ設定の話だけれど、グサッとくる偉人たちの台詞もあり、今の日本を見て実際の彼等はどう思うだろう?と思うとちょっと切なくなった。
が「ナイス!」と言っています。
ちさと
ネタバレまさにタイトル通りのストーリー。冒頭から胸が悪くなる残酷な描写が続くが、結末が気になり一気読み。最後の最後まで展開が読めず、意外すぎるまさかの犯人に衝撃を受ける。トリックにすっかり騙された。洗脳って本当に恐ろしい。飼育事件の被害者女性が最大の被害者であることははもちろんだけれど、犯人もまた…負の連鎖が断ち切れて良かった。
が「ナイス!」と言っています。
ちさと
ネタバレホラー寄りのミステリー。『まほり』って何だろう?とずっと気になっていたが…飢饉とは無縁の現代日本でこの儀式を真似事ではなく、本当に実行しようとする村人の存在がホラー。お母さんの出自はなんとなく察していたが、お父さんとの出会いや巫女に選ばれた経緯など諸々気になる。想像以上に重く暗い話だが香織の明るさに救われた。
が「ナイス!」と言っています。
ちさと
ネタバレ映画を先に見て結末を知ってしまっているから…と読むのが後回しになっていた作品。今更ながら映画のカエル男は、全くの別作品を原作としたものだと気づく。著者の他作品を読んでいた為、真犯人ははじめから分かっていたが、それでも最後のどんでん返しは読み応えがあった。どんな治療を施しても内に秘めた凶暴性は拭い去ることはできないのか。とすると御子柴弁護士は稀有な例なんだろうか。本当に後味が悪すぎる。心身共に打ちのめされた古手川刑事が痛々しい。それでも立ち上がる彼の続編での活躍に期待。
が「ナイス!」と言っています。
ちさと
民俗学的ミステリーとはなんぞと読み始めたが、なかなかアカデミックな内容で読み進めるのに難航した。その分知識として得るものは多く読み応えはあった。物語はやっと動き出したというところで、上巻が終了。寂れた古い神社に、排他的な村、隠蔽された悪しき風習…ホラー要素満載だが、ミステリーとしてこの謎がどう解き明かされるのか下巻に期待したい。
が「ナイス!」と言っています。
ちさと
ネタバレ超大作。漸く読了。大団円だがやや消化不良な結末。飯合梓は何者だったのか、生きているのか死んでいるのか。気になるところが明かされないまま終わってしまったが、読み応えはあった。Qちゃんのキャラクターがいい。前後してしまったが、結果『夜果つるところ』を先に読んで良かったと思う。こちらを先に読んでいたらまた違った印象になっていたかもしれない。面白い構成だった。
が「ナイス!」と言っています。
ちさと
女子校の女子寮に集う訳ありな少女達。お上品に振る舞ってはいるが、皆それぞれ心に闇を抱えている。他人が自分に求める理想のあるべき姿、本音を無視してそれに応えようとするうちに自分の心が壊れていく。他人が目で見て認識しているものなんて、本当にその人のほんの一面でしかないんだなぁと思う。笑いながら心で泣いている人もいれば、厳しい言葉をぶつけながらも真にその人を思いやってる人もいる。美術教師も最初と最後で全く印象が変わってしまった。最後は本当に青春群像劇。初読みの作家さんだが、期待以上に面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
ちさと
ネタバレ実話風味のホラー短編集。著者が知人から聞いたという怪談話。それぞれ独立しているように思えた怪談話が実は…。呼び寄せられたのか魅入られたのか。そもそものきっかけは何なのか。確認しようにも居所の分からない正体不明の占い師。何が彼女の逆鱗に触れたのか?フェイクドキュメンタリーだと分かっていても、ゾクッとしてしまう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/01/02(326日経過)
記録初日
2024/01/01(327日経過)
読んだ本
161冊(1日平均0.49冊)
読んだページ
57249ページ(1日平均175ページ)
感想・レビュー
106件(投稿率65.8%)
本棚
0棚
性別
現住所
大阪府
自己紹介

ミステリーが好きです。
心に残った文章、セリフの忘備録として。

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