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2024年10月の読書メーターまとめ

katariha
読んだ本
26
読んだページ
3225ページ
感想・レビュー
24
ナイス
36ナイス

2024年10月に読んだ本
26

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

katariha
誰かと誰かがその時だけは時を共にするのが、その共にした人たちにスポットライトがあたるように明るい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
24

katariha
死を感じ、癒えないものに悩まされる、そこに主人公の「生」がある。
katariha
むずかしい。姫は未来からの魂で、未来の自分を見つけてほしかったのではないか。主人公が旅をする途中にレオナルドダビンチとニュートンに会い、そこからも時間が進んでいることがわかった。
katariha
誰かと結婚はせず、父と兄弟たちが共に暮らすというのもまた一つの選択だった。幸せの形は決まっていない。
katariha
王子をつくるのが小麦粉というのがヨーロッパらしい。良くも悪くも意思を持つ女性が描かれている。
katariha
ヴィーナスとの会話が主人公の想像ならば、主人公は自分自身と一人二役で会話していたことになる。心で何を感じようが自由で、私たちは時に自分の中にいくつもの自分を持ち、ああでもないこうでもないと問答しながら何かを選んでいく。主人公はヴィーナスというもう一人の想像上の他者とのやりとりから、誰にも知ることのできない域を持つ。そして大きな決断をしたときには自分を守っていた身ぐるみも外れた。
が「ナイス!」と言っています。
katariha
相手から日本人という枠で見られることに疑問を持ったマットが、教諭による演劇を使った働きかけにより、少しずつ視点の異なる者の側から自分を捉えるようになる。気に食わないからとそこで思考が止まっていたマットが、初めて相手の役になったつもり紡がれた言葉には温度があった。自分だけの役をつくるために歩む未来のマットが見えるようだった。
katariha
「口は災いの元」ではないが、言葉を軽んじることへの警鐘に思える。意外だったのは、月と太陽が恐ろしく。星がやさしかった部分。娘の指などキリスト教の要素が強いのだろうが知識が足りなかった。
が「ナイス!」と言っています。
katariha
速いとゆっくりのどちらにも長短がある。「人生万事塞翁が馬」にも通じる話だった。
katariha
誰かと誰かがその時だけは時を共にするのが、その共にした人たちにスポットライトがあたるように明るい。
が「ナイス!」と言っています。
katariha
ある日やって来たアルバイトに自分を重ね、主人公の少し気怠い日常が艶を持っていく。色彩は始めからあって、それに気づくか気づかないかだと思う。主人公が親方の好きなコーヒー牛乳を買ったり、アルバイトの絵に関わる仕事を親方が取ってきたり、同僚が大声で主人公を応援したり、登場人物たちが相手のことを思って行動していて絆を感じた。
katariha
失って気づくことがある。自分に合う家がなかったら、自分で探しに行く、取り戻しに行ってもいい。
katariha
いがみ合っているように見える夫婦だが、次第の言葉の応酬が盛んになり、むしろお互いに遠慮のなく風通しががよくなってきたように感じた。”似たもの夫婦なんて相手のことなど愛していない。彼らが本当に愛しているのは、限りなく自分に似た誰か、つまるところ自分自身だ。”
katariha
凝り固まった環境にいるためか、主人公たちのような国を跨いでの自分は何者かという葛藤に疎く、彼らが何やら高度な思考をしているように感じた。
が「ナイス!」と言っています。
katariha
やらざるを得ない状況をつくることによる主人公の職場革命。主人公に名もなき仕事を暗に頼むことがあたりまえになっている職場の人たちは、主人公の産休育休でそれが自分たちの仕事になると様変わり。要は仕組みをつくれば、それに合わせて動く人たちもいるということ。主人公はなかなか強行突破だけれども。むしろ皆々架空の妊婦にならなければ、変わらないほど強力な渦の中に私たちは生きている。
が「ナイス!」と言っています。
katariha
衝動からの行動が悔やんでも悔やみれない。それでもどうにか生活を続ける人たちに、境遇は違えど私たちと重なる部分がある。
が「ナイス!」と言っています。
katariha
お互いが無理に合わせるのではなく、思い思いに過ごしながらも関わっていくことができるなら、それは幸せである。
katariha
太陽、月にまつわる話の中でも、日が昇り沈むことを「落っこちていく」と考えるところに座布団一枚。いいように解釈する最後にも笑い。
katariha
過去から今、また今から過去へ、思考が段階的に変化していく文章にふわふわと委ねられた。ある事柄は、それぞれの立場からの真実によってどのような形の星座にもなり得る。”一つの事柄についていくつもの歴史が書かれ、そのどれもが一面的に真実であり、一面的には真実ではない。”
katariha
2024/10/10 10:07

手を加えられるゾウ舎を前に、状況に何とか表面上だけでも適応しようとする設計師。歴史に記されていない人たちにもあるであろう、果てしない行為の象徴に思われる。

katariha
タイトルの「彼女」は柚木真喜子か。取り巻く人に何と言われようと、自分の道を歩きつづける柚木像が浮かぶ。伸びやかな芽、目的を達成するために、息子が恋をしている柚木真喜子と近づいてあわよくば利用しようとする母親のしたたかさにほくそ笑み、行きつけの惣菜屋の袋を柚木が持っていたことから少し彼女に親近感を持ち、そこから母親の気持ちが変わっていくところに惹きつけられた。
が「ナイス!」と言っています。
katariha
ぞくっとする話からほんわかする話まで。深い仲でもない友人たちの存在が、意外と毎日を豊かにしていたりする。
が「ナイス!」と言っています。
katariha
乗り越えてこられた数々のエピソードに笑いあり、涙あり。
が「ナイス!」と言っています。
katariha
お芝居、ケーキ、ろうそくのアート、手づくりの誕生日会はこんなにも楽しい。
が「ナイス!」と言っています。
katariha
自分で勉強するという"コスト"は何も払わずに当事者に質問するのは疲れるという当事者の話に胸が痛くなった。植民地政策を発端とする様々な問題を人権問題としてとらえること、被害者と加害者がいる問題で「中立」だと表明することはむしろ加害行為なのではないかというのは考えさせられた。違う意見や考え方などを排除し、自分の思いどおりにコントロールすることは植民地の時代に通じ、それらは個人的な人間関係においてもあてはまることだと感じた。
katariha
また会えたことがうれしくて、言い争いはしなかった2本の木に心が温まった。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/01/09(322日経過)
記録初日
2023/03/18(619日経過)
読んだ本
443冊(1日平均0.72冊)
読んだページ
21725ページ(1日平均35ページ)
感想・レビュー
430件(投稿率97.1%)
本棚
8棚
性別
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