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2024年4月の読書メーターまとめ

サビ山
読んだ本
5
読んだページ
2187ページ
感想・レビュー
5
ナイス
101ナイス

2024年4月に読んだ本
5

2024年4月のお気に入り登録
1

  • 皿倉山

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • 皿倉山

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

サビ山
大御所の人気作。当然のように面白い。発行も舞台も92年。今の感覚ではギョッとするような性別観等が描かれています。そんな時代だったんですね。ただ、あくまでそれらは登場人物の考えであり、風潮であり、筆者の考えではないという安心感がありました。多くの人を不快にさせない為、読み続けられる為の先見の明というか、バランス感覚が流石だと思います。作中の時代には私は生まれておらず、リアリティがあるかは判断できません。当時を知ってたら、細かい所気になるかも。フィクションを楽しむためには現実を知らないことって大事ですね。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
5

サビ山
1日2章ずつくらいを大事に読み進めた。スーさん父娘と我が父娘は全然違うのだけれど、政治などに対する発言に心乱されたりとか、対話にならないやるせなさとか、裏腹に不自由なく育てられた感謝とか、見捨てはできない情とか、勝手に共感させていただいた。「親子は愛と憎をあざなった縄のようだ。愛も憎も、量が多いほどに縄は太くなり、やがて綱の強度を持つようになるのだろう」めっちゃ嫌だけど、きっとその通り。 最近の音声配信曰く「(父が)死んだら全部書いてやる」との事なので、恐々と続編?をお待ちしてます。
が「ナイス!」と言っています。
サビ山
ネタバレ「十五年分の話は、ともかく一度に語るには多すぎた」。ほんまそれ。要素多すぎて感想難しい。拳銃泥棒~司祭の手紙くらいまではすごく面白かったと思う。主人公に様々な面があり、キャラぶれとも思えるけど、[大衆に馴染もうとする異常者]って感じのイメージなのかな。「地に足つける」か「憧れを追う」かで葛藤する終盤も割と好きだったけど、前者の方が文字通り爆発したから強制的に憧れが止まらなくなって…最後は良かったねってなった。完璧超人李歐に人間味がなくてブロマンスとしては微妙かも。アホみたいな感想でごめん。
が「ナイス!」と言っています。
サビ山
大御所の人気作。当然のように面白い。発行も舞台も92年。今の感覚ではギョッとするような性別観等が描かれています。そんな時代だったんですね。ただ、あくまでそれらは登場人物の考えであり、風潮であり、筆者の考えではないという安心感がありました。多くの人を不快にさせない為、読み続けられる為の先見の明というか、バランス感覚が流石だと思います。作中の時代には私は生まれておらず、リアリティがあるかは判断できません。当時を知ってたら、細かい所気になるかも。フィクションを楽しむためには現実を知らないことって大事ですね。
が「ナイス!」と言っています。
サビ山
二十歳そこそこの読書ブームの時好きだった藤沢周平を久しぶりに。連作短編は多分初。やっぱりこの人の書く文章は美しくて好き。 大きな事件はないけれど、ある町に暮らす人々の人生における、さざなみのような出来事と心の動きをしっとりと感じられる。今も昔も人の悩みはさほど変わらないのかもと思えた。 それはそれとして、江戸時代の人達の名前似ててややこしすぎ泣。「貴方、前の話にも出てた?何してた人?」が幾度となく。 手に取りやすい所に置いて、定期的に読み返してしみじみするのがこの小説の楽しみ方なのだと思う。
が「ナイス!」と言っています。
サビ山
ミステリーだと思って読み始めると肩透かしかも。大筋はすごく面白かったです。でも人物同士の会話がなんだか噛み合ってない気持ち悪さとか、オノマトペの多様、(2011~12年の作品とはいえ)ネットリテラシーの低さ、古めの恋愛結婚感などが気になってしまいました。ところが終盤第六章七章は、多少強引とも思える怒涛の展開。違う本みたい。不快な感じは無くなったし、読み終わって「ああ、良かった」と思えた。本作で好きな要素は、お酒が美味しそうなところだと思いました。要所要所で、登場人物と一緒に呑みたくなります。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/01/13(130日経過)
記録初日
2023/10/28(207日経過)
読んだ本
24冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
8650ページ(1日平均41ページ)
感想・レビュー
24件(投稿率100.0%)
本棚
3棚
性別
現住所
大阪府
自己紹介

映画の時もあるし、ゲームの時もあるけど、定期的に読書のブームが来ます。物語が好きです。

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