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2024年4月の読書メーターまとめ

カムラ
読んだ本
7
読んだページ
2372ページ
感想・レビュー
6
ナイス
135ナイス

2024年4月に読んだ本
7

2024年4月のお気に入り登録
2

  • にしの
  • 中玉ケビン砂糖

2024年4月のお気に入られ登録
2

  • にしの
  • 中玉ケビン砂糖

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

カムラ
ネタバレ浅田次郎先生をまともに読んだのは初めてなんだけど、凄まじい作家さんなんだな、文章力オバケだなと震えた。日常の風景を切り取る文章、普通に読み流すものと「なぜか鼻の奥がツンとなってわけもなく切なくなり視界が滲む」というものがあって、この本は後者が多い。作中から抜き出してくると普通の文章に見えるのにここまで心に迫ってくるのは何故だ、と感動を覚える。どことなく仄暗いひやりとする話が多いけど、表題作「鉄道員」と「ラブ・レター」が特に胸に刺さった。上手く言語化できないんだけどとにかく美しすぎる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
6

カムラ
映像版を観たことがあったのであらすじは履修済。テンポの良さやドタバタ感、わかりやすい文章でサクッと読めたけど自分にはあまりハマらなかったかもしれない……。映像だとコメディ感が強調されていて娯楽として受け止められたけど、政治ネタ(しかもリアル寄り)なだけあって小説になると「わ、笑えない…」という感覚が終始ついてまわる印象。性的な下世話スキャンダルがやたら生々しかったりして、登場人物が好きになれなかった。
が「ナイス!」と言っています。
カムラ
感想であらすじに触れてみようにも、どう書いたらいいのかさっぱり分からない。感想には自分の解釈が入るわけだけど、「この物語は解釈していいのかな?そもそも解釈できるのかな?解釈してみたところでそれはきっと私を納得させられないな?」と感じてしまう。『蛇を踏む』を読んで以来、私にとっては「全く掴みどころのない謎の作家」。何冊か読んでやっと、どことなく幼い&たどたどしい心理をゆっくり描写する作風が特徴的なのかな?という位置付けができてきた。何を食べてどう過ごせばこの世界観を紡げるようになるんだろう…すごい人だと思う
が「ナイス!」と言っています。
カムラ
ネタバレ浅田次郎先生をまともに読んだのは初めてなんだけど、凄まじい作家さんなんだな、文章力オバケだなと震えた。日常の風景を切り取る文章、普通に読み流すものと「なぜか鼻の奥がツンとなってわけもなく切なくなり視界が滲む」というものがあって、この本は後者が多い。作中から抜き出してくると普通の文章に見えるのにここまで心に迫ってくるのは何故だ、と感動を覚える。どことなく仄暗いひやりとする話が多いけど、表題作「鉄道員」と「ラブ・レター」が特に胸に刺さった。上手く言語化できないんだけどとにかく美しすぎる。
が「ナイス!」と言っています。
カムラ
作家さんが見ている世界って凄いんだなあ…って感心しながら読んだ。中学時代の先生との間にこんな事があって当時こう思った、という系統の話は、思考内容も個性的だけど覚えてるのもすごい。私ときたら二十代のくせに中学や高校時代のことはおろか大学時代の記憶や社会人一年目の記憶も怪しい。興味深い事にもいっぱい遭遇してるはずなのになにもかも取りこぼしちゃってるんだなあ感。エッセイなんだけど時々唐突にファンタジーの様相を帯びる文章で「掴めない」感がすごかった。
が「ナイス!」と言っています。
カムラ
ネタバレ短編集、オチが不思議。分かりやすさ重視タイプの文芸書を最近よく読んだので、そういう系統を想定するなら「え、そこで終わるの?」と少し肩透かしな印象になると思うけど、なんとも言えない深みを感じた。読後に、「今読んだものを、少し頭をからっぽにしてしっかり噛みしめたい」と思うような余韻のある感じ。しいて言うなら線香の火がすっと消えていくような終わり方というか……幽玄……?
が「ナイス!」と言っています。
カムラ
ネタバレ仕事終わりにふと開いたら一気に読了。途中で着地点は察したけど、最初のグイグイ惹き込んでいく感や細かい哲学的思考を読むのが心地よかった。「からっぽ感を感じていた主人公が何かしらの喜びを知り、誰にも知られず大きなこと(命を救う)をして、果てる」という主人公の運命?コンセプト?に『とっぴんぱらりの風太郎』と近しいものを感じる、並べて読み比べると面白そう。ただ、主人公は朴訥で純粋でとても「良い人」だけど、それ故に「はじめての狂おしい恋」にうち震えてつっぱしる。その心理描写は少し怖いな苦手かもと感じてしまった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/01/21(123日経過)
記録初日
2022/12/01(539日経過)
読んだ本
212冊(1日平均0.39冊)
読んだページ
56702ページ(1日平均105ページ)
感想・レビュー
40件(投稿率18.9%)
本棚
6棚
自己紹介

2023年以降の読書記録/2024年1月利用開始

拙い感想も書くかも。
小説多めだけど乱読気味です。他の方の感想やレビューから、自力では出会えなかった本に出会いたい。

※漫画はあまり記録しませんが、勉強になった!と感じた作品は入力することがあります

好(敬称略)
夏目漱石/太宰治/小田雅久仁/川上弘美/杉浦日向子/万城目学/乙一/米澤穂信

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