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2024年4月の読書メーターまとめ

うとうと
読んだ本
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読んだページ
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感想・レビュー
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2024年4月に読んだ本
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2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

うとうと
ネタバレ婚活の毒にあてられる4つの短編集。意外なオチというよりかブラックなオチ多め。最後の話は救いがあるかな?素敵な相手との結婚は人生の幸せ。だけど、それを掴み取るための婚活の場では運命の相手となにがなんでも結ばれようとする執念やとんでもない手段、自分が優位になる為の罠、婚活を利用とした詐欺などたくさんの毒であふれている。毒を盛った人、盛られた人はその後幸せになれるのだろうか…。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

うとうと

2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:2901ページ ナイス数:308ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1468122/summary/monthly/2024/2

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2024年4月の感想・レビュー一覧
16

うとうと
ネタバレパニックゆえの発言、小学生のおふざけ言葉、賞味期限が切れた言葉、方言…街にあふれる言葉を掬いあげて考察するエッセイ。様々な観点から致命的な「妊娠してなかったらなんでも買ってやる」、不気味な「この列車が遅れていることに関しては、お客様よりあたたかいお言葉をいただいており、まことにありがとうございます」、我慢と本音のせめぎ合いの末の「でも、さっきそうおっしゃったじゃねぇか」…状況や人の個性が絶妙に重なりあってできた可笑しい言葉でクスリと笑えた。
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うとうと
ネタバレ小学生が主人公の5篇の短編集。スクールカーストやいじめ、授業妨害、支配的な指導などいろんな問題を散りばめながらユーモアある会話と読後感の爽やかさとほんの少しのほろ苦さが素敵。『逆ソクラテス』の久留米先生をただ嫌なヤツと思うのではなく先入観が問題だという考えに至る安斎くんの賢さ、それをひっくり返す作戦をたてるけど、作戦内容の小学生らしさがなんだかチグハグな感じでおもしろい。小学生にも読んでほしい1冊。
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うとうと
ネタバレ崖っぷちに立たされる感じって人生で一度はあると思う。そんな状況の人を描いた長編。美雨の仕事、ネバーくんの芸人人生、仕事ができない女性が1人で生きていくという葉月の不安…崖に立たされて安全なパラシュートで飛ぶ人もいれば、誰かに救い出される人もいる。そして不安定なパラシュートで飛ぶ人も。そんな状況でも笑って飛べる何かがあれば怖くない。美雨の場合は安全ピンのコントだったけど私もその何かを見つけられたらいいなと思った。
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うとうと
ネタバレ趣味は節約の主人公・唯が癌告知で治療をせず死に向かっていく決断をする。そんな中、偶然出会ったホスト・瀬名と過ごすうちに今まで取りこぼしてきた小さな幸せを噛みしめ、瀬名の人生に関わりたいと思うように。途中、お互いへのイラつきに溝ができるが瀬名も唯に生きていてほしいと思ったり、お互いの孤独だった部分をいつの間にかお互いが埋めていて、誰かと一緒に生きるっていうのは大変な時もあるけど案外悪いものでもないかもと思える長編小説。そして結婚は義務、情、愛…人によって違うけど今が幸せであればどれでもいいのかも
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うとうと
ネタバレゆるくつながる6つの短編集。人はいろんな事情のもと自分の世界を作っている。その時の自分にとって精一杯の選択をして未来の世界を作っていくけどその選択が誰かにとっては残酷だったり、希望だったり。母になりたかった美和、過去に蓋をした希和子、思春期の娘に適量じゃない選択をした慎悟…少し怖くてもの悲しい気持ちになりながらもその後の幸せを願ってしまう。爽やかな読後感の『魔王の帰還』はシビアな現実が待っているだろうけどあのお姉さんなら大丈夫な気がする。お姉さんの希望の選択が旦那さんにとっても希望となりますように。
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うとうと
ネタバレ契約社員の書店員・谷原さんが主人公のコメディタッチのお仕事小説。憧れの先輩の退社、お客様の理不尽な要求、書店員としての限界、後輩バイトの大手への就職、自分の環境に対する不安…心のモヤモヤを抱えて辞めたいと思いながらも続けているのは、天然すぎる店長の手腕も少しはあると思うなぁ。ガルルッと苛立ちを覚えたりズレた言動に脱力しバカだと思ってもそこには「かわいくて仕方ない」「ほっとけない」という感情が混じっていて、微笑ましい気持ちに。しかし第2話の最後には笑わせてもらった。
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うとうと
ネタバレフェイスブックでたまたま見つけた元婚約者の未帆子にメッセージを送る一馬。なぜ未帆子は結婚式直前で姿を消したのか…を主軸の謎に、交わされるメッセージで物語がすすむ。メッセージを交わすごとに徐々に明らかになる2人の姿。一馬の気味の悪さや違和感をジワジワ感じ、それが最後に繋がっててなんとなく納得。読みやすいし、短めの長編という感じであっという間に読めました。
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うとうと
ネタバレ不思議な世界に迷い込んだ新聞記者の私とそこに住む小さな女の子の交流を描いたファンタジー。気位が高く感情豊かなお皿や、豚の紳士がでてきたりしてメルヘンな雰囲気と詩のような言葉たち、ほっこりする挿し絵。絵本のようでそうでない不思議な感じ。小さな女の子の「ミス郵便局にもう会えない、ミセス緑の靴にも」という言葉に似たような淋しさを自分も感じたことがあるなぁと思ったり、年齢や住む世界が違っても続く友情に羨ましさを覚えたり、ほんの少し哀愁漂う物語でした。
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うとうと
ネタバレコナン君のキック力増強シューズは犯罪?人の唐揚げに勝手にレモンをかけたら?など…アニメや学校、職場でのあんな行動は罪になる?から裁判や弁護士、司法試験のあれこれ等の疑問をわかりやすく、コンパクトに解説しています。図書館の本を返さなかったら?では、最初から無断で持っていったら窃盗、最初から盗むつもりで借りたら詐欺、返すのが面倒になりそのままが横領など。結果は同じでもそこに至るまでの経緯で罪が変わるのになるほどと思いながら、楽しく読めました。自分でもちょっと調べたりと、法律を知る入口になる本でした。
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うとうと
ネタバレ禁忌を犯す人々の切実な動機にゾクッと…そしてなんとも後味が悪い気分になる5つの短編集。人の黒い部分…心理的な所に比重をおきつつ、ちゃんとミスリードがあってまさにイヤミス。『許されようとは思いません』の祖母が罪を犯した動機には胸が痛くなる。終わりがないものはたしかに怖い。最後は村から無事に出られるといいな。『目撃者はいなかった』は小さな綻びから追い詰められていく緊迫感がすごかった。最後は因果応報だけどスカっとするというより、そこまでしてしまう人間の湿り気のある怖さが際立つ。
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うとうと
ネタバレ日常のひとさじの謎と、世界の美味しそうな物に出会える短編集。家族との軋轢や、職場での消耗、痛みを伴う恋愛…ほろ苦い出来事の中にも、円の付かず離れずの優しさや、新たな世界が広がるカフェのメニューに読んでいて心が少し潤う気が。ささくれだった気持ちの時に、ほっとできる居場所があるっていい。カフェででてくるメニュー、名前が全然覚えられないけど魅力的だったなぁ。ドボシュトルタが食べれるお店を検索しちゃいました。
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うとうと
ネタバレ心がキリキリする短編集。噛み合わない会話に至る過去の思い出。それは認識のズレでお互いに途方もない壁を作ってしまう。傷つけた側は曖昧で他愛のない記憶、傷つけられた側はこびりついてしまった嫌な記憶で過去を思い返しながら対峙する『パッとしない子』『早穂とゆかり』は、やられた側の怒りに納得しつつも少し恐怖が。『ナベちゃんのヨメ』は都合いい男友達だったナベちゃんに今度は自分達が都合いいように扱われた女子達が憤る話だけどお互い様かな。最後、友達は失ったけど、女子達もナベちゃんもお互いの幸せに向かってるからそれでいい。
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うとうと
ネタバレ閉店間際のピッツェリアで起こった殺人事件を、4人の店員それぞれの目線で語る長編ミステリー。複数の犯罪が絡んでいたり、店員たちの秘密があったりするのですが、コミカルさもありサクサク読めました。驚愕の真実!という感じではないですが見事に伏線も回収されていて、ライトな気分でミステリーを読みたい時によいかも。
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うとうと
ネタバレ水道水がイヤで風呂に入らなくなり、どんどん体臭がきつくなる夫。社会生活から徐々に外れていく様子が妻の衣津実目線で淡々と描かれる。平気そうだからって心が傷ついていないわけじゃないよね。夫を傷つけたくない、それでも自分だったら2人の生活のために耐えていただろう、夫の弱さが許せない、でも許したい、許したいけど、私をひとりにしないで…。どん詰まりの中での衣津実の気持ちの描写と水たまりに取り残された魚の「台風ちゃん」の暗喩が絶妙でヒリヒリと息苦しくなりました。最後、夫はそこではないどこかで生きているのか、それとも…
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うとうと
ネタバレ婚活の毒にあてられる4つの短編集。意外なオチというよりかブラックなオチ多め。最後の話は救いがあるかな?素敵な相手との結婚は人生の幸せ。だけど、それを掴み取るための婚活の場では運命の相手となにがなんでも結ばれようとする執念やとんでもない手段、自分が優位になる為の罠、婚活を利用とした詐欺などたくさんの毒であふれている。毒を盛った人、盛られた人はその後幸せになれるのだろうか…。
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うとうと
ネタバレ百貨店の外商さんとお客様にまつわる8つの短編集。外商さんのお客様はいわゆる富裕層、そのご要望は一癖も二癖も。社会経験のない娘に仕事を斡旋してほしい、珍しい犬を飼いたい、親子鑑定をしてほしい、彼女の思い出を消し去ってしまいたい…様々な要望の裏にはブラックな思惑や、意外な真実が隠されている。『ゾンビ』『ニンビー』『イッピン』では人の執念深さや因果応報が描かれているのですが、人の暗い部分でズーンと感じるよりはブラックユーモア的などこか皮肉な感じのする短編集だったなぁ…と。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/01/30(109日経過)
記録初日
2024/01/31(108日経過)
読んだ本
66冊(1日平均0.61冊)
読んだページ
15593ページ(1日平均144ページ)
感想・レビュー
66件(投稿率100.0%)
本棚
8棚
自己紹介

2024年1月〜開始。

読んだ本、読みたい本の管理。小説多め。実用書等もたまに。

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