世界的に見ると、中絶をする権利、子どもを産むか生まないかを決める権利、何人産むか決める権利、どのタイミングで妊娠出産するかを決める権利は、女性に固有のリプロダクティブライツーー人権ーーだと認められている。日本では中絶は妊娠22週目まで認められているが、母体から独立して生存できる段階にある胎児を堕ろすことは認められていない。22週目には胎児はかなり成長していて、それらしい形になっているので、その段階で中絶するとなると、医師も女性も精神的にしんどい面があると思う。早い段階で中絶薬を使えればよいのにと思った。
日本政府は不妊治療には保険適用を一部認めたが、中絶には認めていない。世界的には、中絶は女性の健康にかかわるから、保険適用が認められることが多い。本書ではその背後に人口政策があると指摘している。不妊治療は子どもを増やす方向に、中絶は子どもを減らす方向に作用するから、不妊治療を優遇しているのかもしれない。
貧者ながら本を買って読んでます。読み終わったら捨てるようにしています。(心置きなく捨てるために読書メーター始めました。)新しい世界が開けてほしいと思いながら読書をしています。最近は経済学とか哲学とかに興味があります。自分の身の回りの世界をもっとよく知りたいと思っています。あと、何回でも読み直したくなるような本(捨てなくてよいと思える本)を探しています(たぶん)。
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