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たんです。貴方が頑張り続けたから、そこから全てが始まった。私達も、魔王フェロードも、ジャティスすらも……貴方が歩み続けたからこそ、皆、貴方の背を追って歩み続けたんです。この奇跡に繋ぐことができたんです。ただ、歩み続ければいい……結局、先生の仰った通りだったんです……」(p261~262)
(略)ヤンデレの波動って……。あれ? それもうすでにかなり手遅れじゃね?「そんな影響受けているわけないじゃないですか」呆れたように半眼で魔王を見つめる吸血っ子。やれやれ。これだから自覚のないヤンデレは困る。(p180~181)
めろ。(略)こいつ、冗談抜きで本気で死ぬ気か?「俺様の役目はこの荒野の浄化だ。このでかいのが作られたのと同じ時代にな、ここら一帯は猛毒を散布する強力な爆弾によって吹っ飛ばされたのよ。その猛毒を浄化するのが俺様の役目だった。長かったぜー。風魔法を使ってその毒をちょっとずつ宇宙まで逃がすのは大変だった」(略)「猛毒のせいで草木一本生えねえようなこの荒野で、それでも俺らは与えられた任務を全うした」(略)「その猛毒の浄化は完了した。あとはまた長い年月かけて草木が生えてくるだろうよ。けどな、それを見守る役目は俺様
じゃなくてもできる。俺様の役目は、猛毒を浄化した時点で終わってんのさ」(略)「そう考えたらよう、俺様のしにばしょはここが最高じゃねーか。役目を終えた龍が、こんな世界の命運賭けた戦場で役立って死ねるんだぜ? 最高じゃねーかよう!」ああ、こいつマジで死ぬ気だ。三下のくせに最高にかっこいい死に方をするつもりだ。(略)「よっしゃあ! しっかり掴まってろよ! 俺様の最高の飛翔を見せてやらあ!」(p153~155)
いだった。けど、どうしようもないじゃない。じゃあ、どうすればよかったの?顔が良ければ人生違ったの?それは生まれた瞬間から私の人生が間違いだったというようなもの。見た目が醜いから中身も醜いんじゃない。見た目が醜いから中身が醜くなる環境がある。見た目さえよければそれだけで「人生勝ち組」。それが私の出した結論。(p46~47)
誰かに追い越されたりして、やめたくなる日も来るだろう」「……」「そういう奴の気持ちは、俺もわかるつもりだ。誰が何を投げ出したって、俺は責めない」「……」(略)「けど、剣術は絶対に投げ出すな。もし投げ出したなら、俺はお前に二度と剣を教えないし、父さんの形見の剣も絶対に使わせない」「……」「お前が投げ出さないうちは、俺は決してお前を見捨てない」(p76~78)
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誰かに追い越されたりして、やめたくなる日も来るだろう」「……」「そういう奴の気持ちは、俺もわかるつもりだ。誰が何を投げ出したって、俺は責めない」「……」(略)「けど、剣術は絶対に投げ出すな。もし投げ出したなら、俺はお前に二度と剣を教えないし、父さんの形見の剣も絶対に使わせない」「……」「お前が投げ出さないうちは、俺は決してお前を見捨てない」(p76~78)