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2026年1月の読書メーターまとめ

雨後の月
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感想・レビュー
15
ナイス
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2026年1月に読んだ本
15

2026年1月のお気に入り登録
2

  • yunyon
  • trazom

2026年1月のお気に入られ登録
3

  • ヨッシー
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  • 中玉ケビン砂糖

2026年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

雨後の月
​朝井リョウは恐ろしい。まだ、かさぶたにすらなっていないような、名もなき現代病を、そのまま文章保存する解像度に戦慄する。 ①推し活を冷笑する40代中堅サラリーマン、②推し活に目覚める大学生、③推し活玄人で徐々に陰謀論へ滑落する契約社員。オムニバス形式で視点が移ろううち、中年男に自分を投影していたはずなのの、気づけば3者それぞれの孤独に共鳴し、かき乱されていく。朝井リョウの脳内、一体どうなっているんだ。
Gemi
2026/01/26 18:45

こんばんわ。その感想、私が感じたこと言いたかったことの全てです。その言語化能力が素晴らしい。私が書いたことに…できませんね。(笑)

が「ナイス!」と言っています。

2026年1月の感想・レビュー一覧
15

雨後の月
イキってカッコつけて読んでみた。常用外の漢字や古風な言い回しを感じつつ、綺麗な文章であり、ページ数も少なく早めにイベントも起きるので、すぐに没入できた。 スマホもSNSもない1950年代。電報が飛び交い、かなり強引な刑事の勘が捜査を駆動する泥臭い世界観が味わい深い。鉄道トリックの代名詞である本作を今読むと、手垢がベタベタついた既視感があるが、それは、本作が半世紀以上にわたり愛される巨大な源流である証左なのかもしれない。批評書を片手にもう少し、深く味わってみたくなる一冊。
が「ナイス!」と言っています。
雨後の月
​「コスパと自己責任」の荒波に見事に呑まれ、いわゆる意識高い系動画を貪っていた自分自身を暴かれるようで、赤面が止まらなくなる一冊。英語・IT・会計に次ぐ「武器としての教養」という幻想に踊らされ、アルゴリズムが提示するYouTubeのオススメがそっち系一色になっている状況にも、身体の内側から熱がせり上がってくる。 歴史的・社会的な視点から現代の病理を紐解く試みと視点は、三宅香帆氏のアプローチと根底で重なる。 最適化を追求する無力感という病に侵される中、この診断確定証明書こそ、今の私には必要だった。
が「ナイス!」と言っています。
雨後の月
​朝井リョウは恐ろしい。まだ、かさぶたにすらなっていないような、名もなき現代病を、そのまま文章保存する解像度に戦慄する。 ①推し活を冷笑する40代中堅サラリーマン、②推し活に目覚める大学生、③推し活玄人で徐々に陰謀論へ滑落する契約社員。オムニバス形式で視点が移ろううち、中年男に自分を投影していたはずなのの、気づけば3者それぞれの孤独に共鳴し、かき乱されていく。朝井リョウの脳内、一体どうなっているんだ。
Gemi
2026/01/26 18:45

こんばんわ。その感想、私が感じたこと言いたかったことの全てです。その言語化能力が素晴らしい。私が書いたことに…できませんね。(笑)

が「ナイス!」と言っています。
雨後の月
個人の人生をコンサルのフレームワークで再定義し、自己を一つの「経営体」として捉え直す戦略書。金稼ぎの熱狂と安易な癒やしの二極化を排し、時間資本を基に、人的・社会・金融の3資本を最適配分する論理が極めて実践的。特筆すべきは、人的×社会×金融の「積」を最大化する設計思想。実力なき人脈等の失敗を喝破し、日本の凋落を「自己決定能力の喪失」と断じる視座は鋭い。既存のモノサシを捨て、自らの評価軸で人生をドライブさせる覚悟を問う、冷徹かつ情熱的な一冊
雨後の月
 令和ロマン・髙比良くるまによる、狂気的なまでの分析眼が圧巻。  漫才を単なる芸や情熱といった「感覚」ではなく、極めて精緻なロジックに基づく「構造物」として解体する一冊。単なる芸人の回顧録ではなく、異常なまでの考察密度。  単に準備したネタを披露するのではなく、会場や客層、さらには東西南北といった地理的特性まで細分化し、その場に最適化された笑いを導き出すプロセスは、もはや経営戦略の域。聞き込みを徹底するとか寄席に合わせて対応するとか、笑いに対する真摯で泥臭い熱さも胸を打つ。 粗品との対談も最高。
が「ナイス!」と言っています。
雨後の月
AI生成の二次情報が氾濫する今、問われるのは「一次情報力」という生存戦略だ。利便性の裏で摩耗する思考の自律性を取り戻すため、著者はあえてレコメンドのない紙媒体や不便さを推奨する。提示されるリーダーシップの本質もまた、技術では代替不可能な「泥臭い責任」という人間固有の領域にある。フューチャリストという肩書きに懐疑的な向きも、この生存戦略の純度には唸るはずだ。情報の濁流に呑まれず、人生の舵を自ら握り続けるための羅針盤。加速する時代を生き抜くための、手触りのある知性がここにある。
雨後の月
 「正解」がコモディティ化し、論理的な正しさだけでは差別化できない現代。今、突破口となるのは再現性のない「アート」の力。  経営の仕事はルールに従うことではなく、ルールを書き換えること。2017年の刊行ゆえ事例に古さは見られるが、提示されるパラダイムシフトの有効性は揺るがない。  ビジネスに血を通わせるための「美意識」を、我々はどこまで研ぎ澄ませているか。ビジネスパーソンの生存戦略を再定義する、思考の源流。
が「ナイス!」と言っています。
雨後の月
お笑い芸人ガクテンソク奥田が説く「ニン(人間性)」の本質は興味深い。「何を語るか」以上に「誰が語るか」が価値を決める。情報のコモディティ化が進む現代において、正解が溢れる時代において、言葉の強度はロジックではなく、その人間の生き様や文脈に依存するという逆流が起こってきている。 特筆すべきは、奥田による漫才考察の圧倒的な深度。自己の存在そのものを商品に変えてきたプロフェッショナルによる、冷徹かつ情熱的な自己解析の記録。(後半は、お笑い知っていないと厳しいかも)
が「ナイス!」と言っています。
雨後の月
「100m速ければ全て解決する」という全能感。教室という狭い世界での生存戦略だった「速さ」は、やがて「意味」を問う大人の冷笑に晒される。だが本作は、その虚無を突き抜けた先にある「今、熱いか」という実存的な問いを突きつける。どうせ死ぬので、熱くなれたもん勝ち。 後の『チ。』にも通ずる、既存の価値観を逸脱してでも「個の真理」に殉じようとする覚悟。合理性や有用性では測れない、剥き出しの生を希求する者にこそこの一冊は鋭く突き刺さる。 10秒の直線に命を懸ける執着が、停滞した人生を激しく震わせる
が「ナイス!」と言っています。
雨後の月
経営と宗教。一見関係ない両者が、実は「組織の原理原則」という深部で繋がっていることを喝破する一冊。形式的な数値目標が組織を疲弊させる中、真の鍵は個人の「腹落ち」にあると説く。トヨタのカトリック的統制とホンダのプロテスタント的熱狂。京都企業が放つ異彩の正体も、この宗教的な価値基準の有無で紐解ける。目先の競合に囚われガラパゴス化した日本企業への痛烈な警鐘だ。経営を宗教の写し鏡として捉える池上・入山両氏の視座は、ビジネスを思想へと昇華させる。持続的な成果を導くのは、理屈を超えた「納得感」の設計に他ならない。
が「ナイス!」と言っています。
雨後の月
思考の整理とは、蓄積ではなく忘却と代謝の循環。頭を「倉庫」ではなく「調理場」にするため、一日に何度も思考の朝を作り、情報の不純物を濾過する。矛盾を突く批判的知性に終始せず、未完成なものに可能性を見出す肯定の眼差しこそが価値創造の源泉。三代目の教訓が示すのは、継承ではなく「哲学の再構築」の不可避性。借り物の目的を捨て、内なる動機へと変換するプロセス。情報過多の時代に、思考の主権を自らの手に取り戻すための普遍的指針。これほどまでに「自らの頭を独り立ちさせる覚悟」を促す一冊はない。
が「ナイス!」と言っています。
雨後の月
​個人の知性の欠如ではなく「社会構造の歪み」としての陰謀論。FOXの党派性やディズニーの動向に潜む、事実より「心地よい物語」を優先する土壌の危うさに背筋が伸びる。参政党や財務省を巡る昨今の言説も、この構造的罠の延長線上か。情報の娯楽化が招く、日常と隣り合わせの罠。問われるのは単なる知識ではなく、自らの解釈力を再構築する覚悟。分断された世界で正気を保ち、思考の解像度を一段引き上げるための不可欠な視座。一筋縄ではいかない情報の深淵を覗く一冊。
が「ナイス!」と言っています。
雨後の月
■「枝葉の男」と過去の自分を評する著者の自省は、今なお我々の急所を突く。 ■情報の網羅が意思決定を遅延させるという逆説。2006年の警告が2026年の大組織にすら通底する事実に戦慄を禁じ得ない。 ■全方位的な課題抽出と解決策の羅列は、思考停止の免罪符でしかない。必要なのは、情報の海で溺れぬための羅針盤としての「仮説」。 ■分析官を卒業し、大局を射抜く思考家へ。ビジネスの本質は精緻な計算ではなく、不確実な状況下で「幹」を掴み取る覚悟にあると突きつける一冊。
が「ナイス!」と言っています。
雨後の月
■​AIは「魔法」から「物理」へ。熱狂の裏で進行する電力枯渇や不平等契約、循環取引の懸念を暴き、アルゴリズムの夢を冷徹に解体する。本質は因果ではなく相関。この「高度な知ったかぶり」を維持するための資源争奪戦は、もはや国家レベルのグリッド戦略に変質した。生き残るのはエコシステムを握る巨人と、商流に根差す特定領域の強者のみ。 ■大規模集中から小規模分散へ向かう地殻変動を予見し、技術論ではなく「物理と金融」の生存戦略を突きつける。熱狂を排し、冷徹なリアリズムを実装するための一冊。
が「ナイス!」と言っています。
雨後の月
「鉄は国家なり」の幻想を自ら解体し、グローバル競争の最前線へ「転生」を遂げる日本製鉄の記録。USスチール買収という強硬策は、拡大欲ではなく「現状維持=死」という極限の危機感の表れ。中国を睨んだインドへのシフト、技術を利益へ直結させる冷徹な構造改革に、過去の成功体験を棄却する経営陣の「合理的な狂気」を見る。結局、組織の命運を分けるのはトップと参謀の「覚悟」という普遍的な真理。停滞した日本企業への痛烈な一撃であり、自らの変革を促す一冊。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/03/25(685日経過)
記録初日
2024/09/08(518日経過)
読んだ本
19冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
5643ページ(1日平均10ページ)
感想・レビュー
16件(投稿率84.2%)
本棚
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性別
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