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2024年10月の読書メーターまとめ

みさと
読んだ本
5
読んだページ
1516ページ
感想・レビュー
5
ナイス
62ナイス

2024年10月に読んだ本
5

2024年10月のお気に入られ登録
3

  • Blackrabbits
  • fuku dai
  • たまる

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

みさと
これは小説なのか。小説にはストーリー(orプロット)が欠かせない。「小説の諸相」のE・M・Forster曰く「それからどうなるんだろうという好奇心を起こさせないストーリーはストーリーとして失格」ということだから、本作はストーリーさえ持たないと言える。 小説を期待して本書を手に取った人は、戸惑い混乱し、裏切られた、と思うに違いない。しかし本作を144pに渡る壮大な散文詩と捉えたらどうか。 随所にハッとさせられる表現があり私は十分愉しめた。就寝前に開いて数ページで寝落ち、の連続ではあったが。(★★★☆)
みさと
2024/10/14 19:33

一例「人間は元来不寛容な生き物だからだよ。不寛容どころか関わりのない他人には自分より損をして欲しいと願っている」(103p)

なな
2024/10/14 20:55

はじめまして、コメント失礼します。小説として読みましたが、神話や叙事詩に近いとはおもいます。一つの言葉に幅や揺らぎがあるように、読み手に委ね、どう読んでも赦してくれるような幅があります。象徴性が伝わりにくい方もいらっしゃると思いますし拒む読者もいらっしゃるでしょう。私自身未消化な部分も多いですが、一読で分からなくても、ふっとこういうことなのかと後で気づいたり。読みでのある本でした。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

みさと

吾亦紅を飾ってみました。秋ですね。

吾亦紅を飾ってみました。秋ですね。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
5

みさと
泣きたくなるほど退屈だった。私は仕事の必要上、TVや映画の原作になった本を読まなくてはならず、だから今年読んだ本のほとんどがその類いなのだが、「彼女たちの犯罪」にしても「嗤う淑女」にしても本書にしても、中学生が書いているのかと思うほどレベルが低く、(こんな駄作をオワコンである地上波がドラマ化したらオワコン化に拍車がかかるだけだろう)と思う。 一応ミステリ仕立てだが謎解き要素は弱く、さりとて人物造形が深い訳でもない。こんなスカスカな内容で400P近くまで引っ張れるのはある意味、才能だと思うが。(★★)
が「ナイス!」と言っています。
みさと
これは小説なのか。小説にはストーリー(orプロット)が欠かせない。「小説の諸相」のE・M・Forster曰く「それからどうなるんだろうという好奇心を起こさせないストーリーはストーリーとして失格」ということだから、本作はストーリーさえ持たないと言える。 小説を期待して本書を手に取った人は、戸惑い混乱し、裏切られた、と思うに違いない。しかし本作を144pに渡る壮大な散文詩と捉えたらどうか。 随所にハッとさせられる表現があり私は十分愉しめた。就寝前に開いて数ページで寝落ち、の連続ではあったが。(★★★☆)
みさと
2024/10/14 19:33

一例「人間は元来不寛容な生き物だからだよ。不寛容どころか関わりのない他人には自分より損をして欲しいと願っている」(103p)

なな
2024/10/14 20:55

はじめまして、コメント失礼します。小説として読みましたが、神話や叙事詩に近いとはおもいます。一つの言葉に幅や揺らぎがあるように、読み手に委ね、どう読んでも赦してくれるような幅があります。象徴性が伝わりにくい方もいらっしゃると思いますし拒む読者もいらっしゃるでしょう。私自身未消化な部分も多いですが、一読で分からなくても、ふっとこういうことなのかと後で気づいたり。読みでのある本でした。

が「ナイス!」と言っています。
みさと
ネタバレ柚月裕子氏の駄作(「朽ちないサクラ」)を読み、口直しに本作を。こういうのを本物の「警察小説」と言うのだ。警官が出てくる=警察小説じゃないのよ、柚月さん。 婦警がホストにハマり、収賄や詐欺、脅迫に手を染めて墜ちていく表題作が出色。倒錯推理(犯人の視点から描く)なので謎解きの面白みはないが、犯人の心の揺れの描き方がとにかく名人芸。 最後の「見つめないで」では、それまで端役だった沼尻いくみが視点人物になるが、ちょっと人間関係を複雑にし過ぎた嫌いあり。私は表題作がベストと断じる。(★★★★)
が「ナイス!」と言っています。
みさと
そもそも、「日本推理作家協会編」とあるが、誰が収録作品を選ぶのだろう。というのは、「面白い」と思う作品より「つまらない」作品の方が多いのだ。「ベスト」とあるが、これがベストというのは悪い冗談。収録する基準には「大人の事情」も入っているのだろうな、と思う。 深刻なのは、辻村深月・道尾秀介・米澤穂信などの手練の作家たちの作品までもつまらないことである。さしづめ「失敗作集」の趣あり。 中では唯一「引き立て役倶楽部の陰謀」(法月綸太郎)だけが出色の出来。洋モノミステリファンなら垂涎の作品。(★★★)
が「ナイス!」と言っています。
みさと
ネタバレ初・柚月裕子。期待して読んだが、期待は大きく裏切られた。カルト教団の元信者である安西がストーカー殺人犯というのはあまりに無理筋。公安警察のスパイたる安西の凶行を黙認するはずもない(逮捕・起訴されたらあまりにも公安にとってリスク高)。つまりプロットの根幹が脆弱で無理が有る。 冨樫が泉の追及を否定せずに、暗に肯定するのは有り得ず、さらに浅羽の死も不自然(車のブレーキに細工してもそんなに都合よく人は死なない)。要は全編ご都合主義に満ちている。 一言で言えば「この程度の小説なら私でも書ける」。(★★★)
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/04/04(233日経過)
記録初日
2024/02/02(295日経過)
読んだ本
21冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
6867ページ(1日平均23ページ)
感想・レビュー
21件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
職業
クリエイター系
現住所
東京都
URL/ブログ
https://misato20aug.livedoor.blog/
自己紹介

30代♀ 職業は大学講師・予備校講師・ライター・フラワーコーデネイターなど。

つまらないものはつまらない、と言います。

なお、「ナイス」をくださるのは大変ありがたいのですが、儀礼的にいいね返しはいたしません。つまり、私がつまらない、と思った本を評価する感想には「ナイス」はつけられません。悪しからずお赦しくださいませ。

日々の雑感などをblogに認めております。よろしければご訪問ください。

https://misato20aug.livedoor.blog/



★★★★★…傑作
★★★★…秀作
★★★…凡作
★★…駄作
★…愚作
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