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2024年5月の読書メーターまとめ

みすみ
読んだ本
14
読んだページ
5441ページ
感想・レビュー
12
ナイス
116ナイス

2024年5月に読んだ本
14

2024年5月のお気に入り登録
1

  • 読書メーター運営事務局

2024年5月のお気に入られ登録
1

  • たかし

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

みすみ
被害者家族、加害者家族、警察の三方向から事件の真相に迫っていく構成が新鮮で巧み。新旧2つの事件を並行して扱っているのに、読者を混乱させずに理路整然と物語を進めていくところもさすがと思う。ただ、あまりに整然としていて味気ない印象すらあるから、エッジの効いたセリフや遊びの部分が多少あっても良かったかなと。結末は帯で謳われてるほどのどんでん返しでは別になかったけど、総合的な完成度は高くまずまず満足。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

みすみ

読みたい本がありすぎて人生100年じゃぜんぜん足りんがな

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
12

みすみ
るろうに剣心の時代を生きる腕利きたちがハンター試験に無理やり放り込まれた感じ。基本的にずっと奪い合い&殺し合いのサバイバル戦で展開も早く、そういうエンタメとして楽しむには必要十分だと思う。黒幕の狙いを早々に明かして、戦いの行く末に集中させてくれる構成も読みやすくて良い。ただ、今のところ双葉が完全に空気だなあ、と。年齢的にも性別的にも、この面子の中でちゃんと戦えと言うのは酷すぎるけど、守られるだけのヒロインにはどうしても共感できないので、この先何らかの形で巻き返していってほしい。
が「ナイス!」と言っています。
みすみ
タイトルから勝手にシリアス寄りの作品集を想像してたけど、実際は筆者の遊び心を詰め込んだおもちゃ箱みたいな短編集だった。4/8編がショートショート、それ以外もライトな話が多いので、本格ミステリを期待して読むと返り討ちに遭うこと請け合い。特に表題作は拍子抜けすぎて苦笑してしまった。唯一ミステリと呼べそうな1編目(長い影)は「あれ、まだ使ってなかったっけ?」と思ってしまうほどクラシックなトリックだけど、アリバイや時効も絡めてうまくまとめられてる印象。これが1発目になかったらさすがに保たなかったかも。
が「ナイス!」と言っています。
みすみ
うーんわたしにはちょっと刺激がなさすぎるなあリタイアしようかなあと迷いつつ読み進めてたら、4編目(ジェネレーションX)が大当たりだった。まっとうな社会人になるとなかなかできない小さなバカなことを一緒にしようと試みるサラリーマン男性二人の世代を超えた掛け合いが、おもしろおかしくて&愛おしくて仕方ない。オチも最高で、この話が読めただけでお釣りが来る大当たりだった。リタイアしなくてほんと良かった〜〜〜
が「ナイス!」と言っています。
みすみ
第一部はまあまあツッコミどころがあってどうしようかと思ったけど、第二部は打って変わってロジック全開、どことなくスイス時計の謎に通じるところのあるフーダニットだったので満足。解決編で火村が理解できない動機や犯人側の心の動きをアリスが補足しているところも、この二人がわざわざ二人でいる理由みたいなものが透けて見えるようで良い。最後の一文も印象的で、シリーズの中でも好きな方の作品。
みすみ
「価値のないものしか盗まない泥棒」って設定だけで既におもしろい。しかも標的がプールの水だったりメジャーリーグの弱小チームだったり一癖あるものばかりで、ニックがそれをあの手この手で盗み出す過程がまたおもしろい。そもそも依頼人がなんでそんなものを盗ませるのか、という疑問も作中でちゃんと解き明かしていて、怪盗ものでありつつミステリ欲も満たしてくれる作品。1編1編が短くスキマ時間で気楽に読み進められるので、翻訳ものの入門にもおすすめ。
が「ナイス!」と言っています。
みすみ
2014年版ドラマは良いアレンジがされてたんだな、というのが率直な感想。原作のこれは良くも悪くも花咲舞の独壇場で、他の登場人物がみんな添え物になってしまっている感じがした。特に相馬さんは権威に弱くて保身重視の頼りない上司(でも目下の人間相手には態度が大きい)として描かれていて、ドラマみたいに魅力的じゃなかったのが残念。筆致の面でも「え、これで終わり?」という中途半端な書き方の話が多い気がした。続編はたぶん読まないかな。
が「ナイス!」と言っています。
みすみ
かわいい表紙やタイトルに反して結構ガッツリSFだった。特に後半はそれが顕著だったので、SFが得意じゃない人は避けた方が無難と思う。かくいう自分も割と苦手なのだけど、主人公の研究の進め方が小学生とは思えないほど本格的で、研究者の端くれとしてはつい展開が気になって最後まで読んでしまった。観察→仮説→検証→考察のサイクルをしっかり回して、何が事実で何が推測かも正しく区別できてる辺り、将来はきっと優秀な研究者になると思う(何の話?)
が「ナイス!」と言っています。
みすみ
圧倒的に2編目(ABCキラー)が好き。タイトル通りクリスティの著作にちなんだ中編で、本家に正面から挑みつつ、有栖川テイストをうまく織り込んだ話に仕上がっていて純粋におもしろかった。火村先生が被疑者の自殺を予期して駆けだすラストもかっこよく、彼のファンとしては嬉しい悲鳴を上げたくなる。後に続く3編目(推理合戦)もユーモアの利いた良い箸休めになっていてお気に入り。反面、4編目(表題作)は非科学的すぎて個人的に許容できない結末だったので、後味が悪くなってしまったことが残念だった。
が「ナイス!」と言っています。
みすみ
被害者家族、加害者家族、警察の三方向から事件の真相に迫っていく構成が新鮮で巧み。新旧2つの事件を並行して扱っているのに、読者を混乱させずに理路整然と物語を進めていくところもさすがと思う。ただ、あまりに整然としていて味気ない印象すらあるから、エッジの効いたセリフや遊びの部分が多少あっても良かったかなと。結末は帯で謳われてるほどのどんでん返しでは別になかったけど、総合的な完成度は高くまずまず満足。
が「ナイス!」と言っています。
みすみ
サラダ感覚で気軽に恋愛小説を読みたくなったらこれ、という感じの連作短編集。特に前半三編が秀逸で、月並みな言葉を使うと「運命」みたいな出会いや恋の始まりを、伊坂らしくあまり勿体ぶらず軽やかに描いているのが読んでいて心地よかった。後半にいくにつれて人物相関図が入り組んでくるのと、時系列が頻繁に戻ったり進んだりするせいで読みにくくなってしまっているところが惜しい。結果的にラスト百ページくらいが消化不良ぎみではあるけど、全体として見れば不思議と前向きな気持ちにさせてくれる作品。
が「ナイス!」と言っています。
みすみ
率直に言うといまひとつ。トリックも概ね予想できてしまったし、全体的に事件の前置き・背景語り部分が長すぎて、読んでるうちに疲れてしまった。特に2編目(地下室の処刑)、4編目(表題作)は、テンポの悪さにミステリとしての面白さが勝ててない印象があって残念。火村先生の活躍シーンもいつもより少なめなので、彼のファンの方に対するおすすめ度は低め。
が「ナイス!」と言っています。
みすみ
個人的にはシリーズ1作目『ロシア紅茶の謎』と同じくらい好き。1編1編の洗練度の高さはもちろん、ダイイングメッセージ、猟奇殺人、密室と謎解きのバラエティーに富んでて飽きないし、そうかと思えばラストにロジック全開、本格ミステリど真ん中的な表題作をもってくる配置もメリハリが利いててとても良かった。アリスの過去もこれまでより一歩踏み込んで書かれているから、シリーズをずっと読んできた人にも新しい発見があると思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/05/11(49日経過)
記録初日
2023/12/10(202日経過)
読んだ本
42冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
16325ページ(1日平均80ページ)
感想・レビュー
28件(投稿率66.7%)
本棚
21棚
性別
年齢
25歳
職業
専門職
自己紹介

北国出身の理系。本と猫と旅が好き。

読書記録もできるSNSを探して始めたばかり。ミステリ中心にいろいろ読みます。

いいねなど嬉しいです。ありがとうございます。

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