<覚えておいてくれ。私がいまから話すことを。そして、生まれてきた子供に伝えてくれ。 歴史には残されない真実を。 ーこのリボルバーとともに＞ 時代の求める流行にのらず、敢えて革新的な表現・技法で独自性を極めたゴッホとゴーギャン。 だからこそ周りの評価を受けられず金銭的にも困窮し、弟による多大なる援助なしには画家としても成り立たなかった。 時代が違っててもやはり人より一歩先を進み、苦難大き人生だったと思う。それでも二人が不幸だったとは思えないし、絵に向き合っている時は日常を忘れて幸せを感じていたと信じたい。

仕事上で認知症の進行程度を知る指標として何度も目にしてきた長谷川式スケール。これを考案した長谷川先生とはどんな人なんだろう？そういえば、何年か前に認知症に罹患していることを公表していたような？？そんな興味から手に取った1冊。 文書の語り口が柔らかで、実際の先生もこんな感じなのかなと想像ができた。認知症になったら何も分からない人と決めつけて除け者にしないで欲しいという先生の想いは、認知症研究の第一人者でもあり認知症罹患者本人だからこそ言葉に重みを感じた。先生の遺志は必ず受け継がれていくものだと思います。

<覚えておいてくれ。私がいまから話すことを。そして、生まれてきた子供に伝えてくれ。 歴史には残されない真実を。 ーこのリボルバーとともに＞ 時代の求める流行にのらず、敢えて革新的な表現・技法で独自性を極めたゴッホとゴーギャン。 だからこそ周りの評価を受けられず金銭的にも困窮し、弟による多大なる援助なしには画家としても成り立たなかった。 時代が違っててもやはり人より一歩先を進み、苦難大き人生だったと思う。それでも二人が不幸だったとは思えないし、絵に向き合っている時は日常を忘れて幸せを感じていたと信じたい。

脳の1番大切な仕事は、私たちを生きのびらせること。その為に恐怖や不安といった感情を使用して、脳が危険と感じる状況から遠ざけようとする。ただ困りものなのが、脳は私たちが今もサバンナで狩猟採集をして暮らしているものだと考えていること。（脳の機能はその頃から変わっていない）その頃は危険察知＝生命の危機の前兆であるので、脳は日常生活上でも『勘違い』をして頻繁に扁桃体が危険信号を出してくる。又、生存本能で自分の立ち位置を気にしてしまう習性から、SNSで他者と自分を比べてしまうというのは納得だった。