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2024年6月の読書メーターまとめ

あお
読んだ本
7
読んだページ
1885ページ
感想・レビュー
7
ナイス
130ナイス

2024年6月に読んだ本
7

2024年6月のお気に入り登録
5

  • 水の月
  • Ducklett21
  • pirokichi
  • しま
  • ねこ好き

2024年6月のお気に入られ登録
5

  • Ducklett21
  • 水の月
  • pirokichi
  • しま
  • ねこ好き

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

あお
古代ギリシアからルネサンスまでの約2200年の哲学史を概説している。瞠目すべきはその構成で、イントロダクション、本編、ブックガイドからなる。イントロでは準備段階として編者による各テーマの大まかな流れが示され、基本的なポイントが掴めるようになっている。本書の一番の特徴は本編の形式で、専門家と編者の対話からなる「聞き書き哲学史」だ。まるで大学の講義のように生の哲学が感じ取れる。最後のブックガイドでは、さらに学びたい人向けに専門書がセレクトされている。内容は難しいが、まとまりのある本なので飽きずに読めた。
が「ナイス!」と言っています。

2024年6月にナイスが最も多かったつぶやき

あお

通販で買った本に目立った傷と汚れ···。やっぱり本は実際に店舗で手にとって買うべきだと痛感。

あお
2024/06/23 21:58

そうですね😊僕は本は断然紙派で、その装丁とか質感とか存在感を大切にしているので、やはり初期の傷とか汚れとかは極力ないに越したことはないですね!soraさんもネットなどで本を買われる際は、お気をつけください✋

sora takai
2024/06/23 22:09

はい、ありがとうございます、気をつけますね🙂本の装丁とか、紙質はその本に対して作家さんの思い入れが、反映してますからね。工夫してある本に出会えると内容よりも、そちらに視点が行ってしまうことが有ります😅

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2024年6月の感想・レビュー一覧
7

あお
都会の中心にある電子ビル群で日々を営むウンギョとムジェの交流を描く。背景には実際に起きた土地の再開発問題を巡る大規模な事件があるようだが、物語ではその凄惨さは前景化しない。だが時折登場人物たちに忍び寄る自らの影法師は、当該事件の、そして韓国社会を取り巻く暴力的な要素を可視化したものかもしれない。不気味で示唆的だ。一方で二人の交流は素朴で微笑ましい。会話は敬語でどこか不器用だし、内容も他愛のないものばかり。その恋の一歩手前のような些か距離のある感じがいじらしい。詩的な文章で紡がれた素直で美しい静謐な小説。
が「ナイス!」と言っています。
あお
古代ギリシアからルネサンスまでの約2200年の哲学史を概説している。瞠目すべきはその構成で、イントロダクション、本編、ブックガイドからなる。イントロでは準備段階として編者による各テーマの大まかな流れが示され、基本的なポイントが掴めるようになっている。本書の一番の特徴は本編の形式で、専門家と編者の対話からなる「聞き書き哲学史」だ。まるで大学の講義のように生の哲学が感じ取れる。最後のブックガイドでは、さらに学びたい人向けに専門書がセレクトされている。内容は難しいが、まとまりのある本なので飽きずに読めた。
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あお
訳者の村上春樹さんが「誰が選んでもまず入選する名作」として挙げている『リッチボーイ(金持ちの青年)』、『バビロンに帰る』、『冬の夢』の3作は素人目に見てもとても感心した。非の打ち所のない纏まりのある完成品で、短編小説の極北なのではないかと感じるほどに。そしてフィッツジェラルドの魅力の一つに、失われて(損なわれて)しまったものに対する深い同情があると思う。そしてそれが単なる自己憐憫や自己欺瞞に陥ることなく、情感溢れる品のある文章で描かれることで独特のムードが生まれる。これが読んでいて新鮮で刺激的だった。
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あお
この短編を読んで自分がヘミングウェイの良き読者でないことを改めて知った。『日はまた昇る』、『老人と海』も感心こそすれ諸手を上げて面白いとは思えなかった。この短編も例に漏れず、押し出される男性性の圧に辟易してしまう。ただ徹底して刈り込まれた無駄のない文章はやはり魅力的で、文章の敷居を下げ深い物語を紡ぐ手腕には舌を巻いた。 『雨のなかの猫』、『季節はずれ』は面白かった。どちらも男女二人の対話から、すれ違いの片鱗がじわりと滲み出ててくるような作品だが、その実態はクリアに提示されない。省略の美学を味わえる名品。
が「ナイス!」と言っています。
あお
共に異性の恋人がいる女性同士の恋愛を描いた作品。本作でも著者特有の淡々としたユニークな視点は健在で、流れるような文章に時折挟まれる、口語的な砕けた表現は相変わらず素敵だ。繊細なテーマの作品だが、所々に著者の相当な取材の跡が見えた気がした。高い壁にぶち当たりながらも強い意思と優しさを持って現実に向き合う主人公は魅力的で、一方でその彼女は不安定さを抱えながらも奔放でエネルギッシュで美しい。そうしたタイプの違う二人が、幾多の障壁や時を超えて愛を育む過程を覗き見ることができてとても満足。
が「ナイス!」と言っています。
あお
◎宝石のような美貌と言葉 【感想】オードリー・ヘップバーンの残した珠玉の言葉が、「美」、「愛」、「仕事」、「人生」、「使命」の5項目にまとめられています。類まれな容色を持って生まれたオードリー。この本は「私は自分を美人だと思ったことがありません。」という驚愕の一文から始まります。素人目には「あれだけの美貌で?」と疑問を覚えるが、これが本心だというからさらに驚きます。冷静で客観的な見方、謙虚さ、そして強い意志と愛で以て時代を駆け抜けたオードリーの言葉は、心の深い所に優しく語りかけてくれるような気がしました。
あお
2024/06/12 22:04

美貌と謙虚さを持ち合わせていたオードリーですが、強い鋼のような意志も彼女の特徴の一つだったようです。『ティファニーで朝食を』の中で生まれた曲「ムーン・リバー」。映画会社の社長がそれをカットするように言ったときの彼女の発言。「私が生きているうちは、ぜったいにそんなことはさせません。」うーん、かっこいい!彼女の言葉には宝石のような美しさがありますね。あと著者の方は本当にオードリーが好きなんだなぁと感じさせてくれるくらい気持ちの良いコメントを残してくださっているので、全体としてとても素晴らしい本になっています。

あお
◎著名な知の巨人たちの思考の入口 ❲難易度❳★★★❲読みやすさ❳★★★★❲長さ❳★★★❲読後感❳★★★ 【感想】 フランスの高校生は哲学が必修であり、大学入学資格試験では哲学の筆記試験があるという(へぇ!)。そんな受験生向けに書かれた参考書みたいなものです。選ばれた10人の哲学者は、誰もが一度は聞いたことのある者ばかりで(プラトン、アリストテレス、デカルト、カント、ヘーゲルなど)、その幹となる思想が完結に要領よく説明されていて読みやすい。難しい箇所も著者特有の易しい語り口がそれを和らげてくれます。
あお
2024/06/02 21:07

そして各哲学者の視点から、実践的な哲学も展開されているのが特徴的で、例えば「決断できないときどうするか?」という問いにはデカルト的、キルケゴール的な考えからそれぞれアドバイスが与えられています。本書は知の巨人たちの基本的な考えを理解するのに最適だし、気に入った考えを持つ哲学者の著作や、他の入門書を読むための最初の入口になる本だと思います。個人的には、人間の思い込みを厳しく糾弾したスピノザの思想に興味を持ったので、スピノザの入門書を買ってしまいました。でも買ってだいぶ経ちます(笑)早く読まねば!

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/05/23(40日経過)
記録初日
2024/05/14(49日経過)
読んだ本
11冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
4060ページ(1日平均82ページ)
感想・レビュー
11件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
年齢
31歳
現住所
東京都
自己紹介

はじめまして、あおです。
読書は好きなのですが、かなり怠けがちになっているので、これを機にがんばりたいと思います!気軽に交流していただけたらうれしいです♪

ジャンルは問いませんが、最近は海外の文学を読むことが多いです(なんか海外の古典読んだことあるってカッコいい気がして···冗談です。たぶん笑)。カズオ・イシグロさんと村上春樹さんが僕のスーパースターです。女性作家ではジェイン・オースティン、綿矢りささんが好きです。
お気に入りの本屋さんは、紀伊國屋書店新宿本店さんです。 大きいので。

他に好きなもの。エヴァ/リコリコ/櫻坂46/将棋/競馬/カラオケ/ひとりディズニー(7/16にリベンジします!ファンタジースプリングスに午前中から入りたい♫···雨降らんといて!)

うおーって気合い入れて読む本も多いので、ときどき疲れるし、全然楽しくないこともあります笑。リフレッシュのためにもぜひ素敵な本を教えてください。あとおもしろい本屋さんとかも知りたいです!

よろしくお願いします♫

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