2時間足らずで読み終わってしまった。 関心や好ましさは感じるが喜怒哀楽・快不快もない（ようにみえる）主人公が、“コンビニ人間”である方が自分にとって“普通”だと気づいたときにどんな気持ちになったんだろうか。やっぱり「喜び」だったんだろうか。「自分は普通だ」と思えたほうがやはり幸せなんだろうか。

ミチオに酷過ぎる…。小説なので近所で酷い事件があれこれ起きたり怪しい人物がいたりとご都合主義なのは仕方ないけど、家族3人の姿だけに焦点を当てて想像すると、子どもに対して教師も含め周りの大人たちが酷すぎる。大人に助けを求めることを諦めさせる前になんとかならなかったものか…。（酷、コク・ムゴい・ヒドい、色んな読み方あるな）

2時間足らずで読み終わってしまった。 関心や好ましさは感じるが喜怒哀楽・快不快もない（ようにみえる）主人公が、“コンビニ人間”である方が自分にとって“普通”だと気づいたときにどんな気持ちになったんだろうか。やっぱり「喜び」だったんだろうか。「自分は普通だ」と思えたほうがやはり幸せなんだろうか。

本当にページを繰る手が止まらなかった。一切の情報ナシに読めたのもよかった。「抑制が効いた」とか「精密な筆致」とかまさにそういうことなんだろうけど、翻訳版でそれが堪能できたのがありがたい。 しばらくおいて再読したい。