"これが彼の苦悩である、ーいい換えれば自己自身を脱け出ることができないという苦悩である。" キルケゴール『死に至る病』 "いくら深刻ぶったところで、しょせん贋箱男なのである。君が、君をやめるなんてことは、出来っこない。" 安部公房『箱男』 ちょうど同じ時に読んでいた本に似たような文章がありました。安部公房はもちろんキルケゴール読んでたでしょうが、参考にしただろうというのではなく、自己脱出の目論みがあまりに普遍的な苦しみという、それだけのことですね。
死刑の話をするとき「犯罪を減らすために」という論点を含めるのもあんま好きじゃない。GDP増やすために休みなしで働きましょう、みたいなことじゃないですか。有効に見えてもとってはいけない選択肢というものがあって、人の生死に関わることは実用主義じゃいけないと思うんです。
図書館に通え、学費の元を取れ
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます