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2025年1月の読書メーターまとめ

うえたりんご
読んだ本
13
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3792ページ
感想・レビュー
13
ナイス
332ナイス

2025年1月に読んだ本
13

2025年1月のお気に入り登録
5

  • pine
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2025年1月のお気に入られ登録
5

  • いく
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2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

うえたりんご
ネタバレ家族とのわだかまりや後悔などが時を経て少し変化する短編集。大人は20歳超えたからと言って全ての人がきちんとした大人になっているとは限らない。ただ身体だけ「大きい人」になってしまい、子どもを一個人としてではなく、自分の所有物のように捉えてしまう親が少なくない。いつかきた道や空は今日もスカイはそういう親が出てくる。スカイの方は終わり方がスッキリとはしなくて3人の行く末が気になる。成人式は交通事故で亡くなった娘の代わりに親が成人式に出る話だが、一見ふざけたような発想だが娘を想う気持ちがとても伝わるいい話だった。
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2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

うえたりんご

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2025年1月の感想・レビュー一覧
13

うえたりんご
ネタバレ中2のノリスケは親友チヨジなどと地味グループながら楽しく過ごしていたある日、クラスで自作自演の窃盗事件が起き、トップグループのリーダー滝沢(通称王妃)の地位が失墜する。王妃はなぜかノリスケ達のグループが引き受けることになる。最初は我儘で自己中だが一緒に過ごすうちに仲良くなるがクラスの雰囲気は大きく変わる。そしてチヨジの父とノリスケの母をくっ付けたいと思っていたが、いつの間にか担任と母は付き合っていた。担任は女子たちの恋愛対象のため周りに言えず...。中世ヨーロッパを見立てたスクールカーストで面白かった。
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うえたりんご
ネタバレ小説家涼元マサミはデビュー作「空色の闇」がヒットし、その後ミステリーを出したが全く売れないでいた。新担当編集者の津山奈緒は空色の闇に救われた過去を思い出し、人情味溢れる作品を一緒に作りたいと願い出るが最初は一蹴される。しかし、涼元はだんだん心動かされ、別れた元妻の元にいる娘の真衣を主人公にした小説を書き上げる。「さよならドグマ」というタイトルの作品は様々な読者たちの心を揺さぶり感動を与え、また涼元や津山の足元も照らす良作となる。私もさよならドグマと空色の闇読んでみたいし、その感想を言い合える友が欲しい。
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うえたりんご
ネタバレベトナム戦争後南北統一されてから北ベトナムに支配され自由がなくなり、ボートピープルとして日本に流れ着いたベトナム難民のお話。恥ずかしながら世界史が得意ではないため、ベトナム戦争の詳細もボートピープルという言葉も知らなかった。母真依子、娘奈月、祖母春恵が交互に主人公となり語っていく。真依子は奈月がベトナム旅行に行くというまで、自分が帰化した元ベトナム人だということを隠していたが打ち明けることに。最初は反発していた奈月も勤勉な性格のため、ベトナムを知り家族を知り成長して行く。こんぱるいろ私も好きな色です。
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うえたりんご
ネタバレ松本に住む中学2年の佐野は父が自殺し、親友奥村は母が交通事故死、そして野良猫のような目をした沖田はシングルマザーの母に放置されている転校生。そして溺愛している妹の晃に沖田は瓜二つ。奥村は殺伐した雰囲気の沖田が放っておけない様子。一方大学1年の市川は大学に馴染めず図書館で寝てばかりいる。仲良くなった広崎は音楽にのめり込み、そして飲み会で出会った吉岡と3人でつるむ様になる。佐野と市川の話が交互に進むが、実は佐野が市川だった。中学時と大学時の三角関係の話だが、親の死や親友との別れが絡む中々ヘビーな話だった。
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うえたりんご
ネタバレお金にがめついが美人で周りを翻弄していく喫茶店のオーナーを営む霧子の元には、裏稼業の癒し屋を求めて様々な客が集まる。キリコ、雇われ店長カッキーとアシスタントと称する常連客たちと最初は突飛とも思えるようなやり方、キリコの詐欺師のような口調で周りの考え方などを変えて行くやり方はさすがやり手の元心理カウンセラー。そして優しいカッキーの過去は中々重かった。DV夫と最後向き合った所はカッキーの芯の強さがよく出てて泣けた。夫が最後までクズで逆に良かった。キリコと常連客の涼くんの話もわだかまり解けて良かった。
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うえたりんご
ネタバレある日身に覚えのない強盗殺人容疑で桐谷雅樹は連行される。防犯カメラにはどう見ても自分の顔をした人が映っている。アリバイが立証されたが、そこかしこで覚えのない自分の目撃証言と両親の反応の違和感から戸籍謄本を取りに行き、アメリカに生き別れの弟がいることが判明する。そして警察に扮した弟のジェイクとジェイクの通訳だというナガノフミヤと名乗る男たちが現れ、家に監禁される。ナガノの暴力に耐えながらもジェイクに日本語を教える監禁生活に段々とジェイクへの情だけではない双子ゆえの親近感が湧いていく。
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うえたりんご
ネタバレ日常にある勘違いやすれ違い、思い違いや思い込みなどを書いてるのかと思ったら、灰色のエルミーは実際命を狙われるし、山分けの夜では他殺の遺体を見つける。小暑は叔父をママにミスリードさせたかったのかな?体育館フォーメーションは犯人の分からない薄寒さはあったが青春ぽかった。都忘れの理由はお互い言葉足らずのすれ違いだが、亡くなった奥さんのナイスアシスト。かもしれないは菅野可哀想だったけど、昌幸みたいなちゃんと叱ってくれて案じてくれて離れても気にかけてくれる同期がいるのはとても羨ましい。西岡さんと上手くいってほしい。
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うえたりんご
ネタバレシリーズものと知らず借りてしまい、所々読んでて分からないところもあったけどほのぼの面白く読めました。無職でれんげ荘で細々と暮らすキョウコさんは激務時代を振り返ったり、兄夫婦の家でねこ様たちと戯れる反面責任感ゆえ自分の寂しさをうめるために動物を買わないという選択、老いや死への思想などとても素敵な人だなと思った。また、キョウコさんの周りの人たちもみんな当たり前に病気の時に助け合ったり、同居したいと思ってたりなどそういう関係性を築けられるのも羨ましかった。こういう周りを思いやれるような人柄の人になりたい。
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ネタバレGiCCHO(ギッチョ)のボーカル以内右手は、デビュー曲でそこそこ売れ、そこそこの人気があるがなかなか芽が出ない状況に気を揉んでいた。Rolling→Ticketという転売組織のエセケンこと徳ノ瀬券のチケットにプレミアがつくことでライブがより特別なものに変わっていくという考えに頭が支配されていく。歌おうとすると喉の筋肉が締まるという最悪な状況、エゴサすることで更に自分を追い込み、ライブでは声が出なくなっていく悪循環。バンドのメンバーたちはこの以内についてどう思ってるんだろ?魅力はあまり感じなかった。
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うえたりんご
ネタバレ幼少期の熱病により目が見えず、耳も聞こえず、話せない三重苦のれん、弱視ゆえに将来を案じられ9歳にしてアメリカに使節団と渡った安先生。獣のように育ち、蔵に閉じ込められて育ったれんに教育していくのは一筋縄ではいかない。しかし安は度々くるアクシデントにめげそうになるも、盲目の三味線弾きの少女キワに出会いそして、一緒に手文字をれんに教えていく。キワは後に人間国宝の三味線弾きになり最後は感動の再会を予感させる終わり方が素敵でした。冤罪をかけられたハルさんの章では母よしさんが嫌いになりそうでしたが、母の愛は感じた。
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うえたりんご
ネタバレある日別れたカップルの殺人未遂事件が起こる。最初は犯行を認めた女性は、一転否認に転じる。 女性の名前はハナ。捜査を進めて行くとなんとハナは無戸籍だという。刑事の森垣里穂子はハナを追ううちに食品工場の倉庫に住む無戸籍集団に出会う。『ユートピア』と呼ばれる場所に何度も通う内に森垣は特別な感情を持ち始める。ユートピアではハナの兄リョウがリーダーを務め皆を統制。そして、24年前に起きた鳥籠事件との関連性を考える。鳥籠事件とは母親が兄妹を部屋の一室に鳥と一緒に閉じ込めペットとして扱っていた惨虐な事件。
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うえたりんご
ネタバレちょびっ旅という番組のタレント丘えりかこと【おかえり】がスポンサーを怒らせたことにより番組は降板。おかえりが電車に置き忘れたバッグを届けてくれた梨園の妻が難病ALSを患った娘の代わりに旅をしてほしいという依頼を受けてから、事務所社長萬鉄壁が考案した旅代行業を初めてから自分の周りの支えと旅が大好きだということを更に実感する。そして元スポンサーの会長からの依頼は鉄壁の元妻であり、自分の姪っ子真理子と妹のお墓に行ってほしいという依頼。鉄壁の秘密や真理子の人柄などとても読み応えあった。おかえりって良い言葉だなぁ。
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うえたりんご
ネタバレ家族とのわだかまりや後悔などが時を経て少し変化する短編集。大人は20歳超えたからと言って全ての人がきちんとした大人になっているとは限らない。ただ身体だけ「大きい人」になってしまい、子どもを一個人としてではなく、自分の所有物のように捉えてしまう親が少なくない。いつかきた道や空は今日もスカイはそういう親が出てくる。スカイの方は終わり方がスッキリとはしなくて3人の行く末が気になる。成人式は交通事故で亡くなった娘の代わりに親が成人式に出る話だが、一見ふざけたような発想だが娘を想う気持ちがとても伝わるいい話だった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/07/24(210日経過)
記録初日
2024/07/15(219日経過)
読んだ本
161冊(1日平均0.74冊)
読んだページ
44631ページ(1日平均203ページ)
感想・レビュー
161件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
血液型
O型
職業
その他
現住所
愛知県
自己紹介

小学生の娘たちを図書館へ連れて行き好きな本を選んでもらい借りてかえる日々でしたが、自分も何か読みたくなり1冊借りたら止まらなくなり、今では空いた時間読む生活になりました。

なので、書店で買うより図書館で借りてきて週に2,3冊ゆっくり読んでいます。


本を選ぶのに大切にしてるのはタイトルと表紙に『ときめくかどうか』

恋愛や友情、学園ものや家族を想定するようなタイトルに特に惹かれます。
ホラーは装丁からしてなんとなく分かるので忌避する部分はありますが、やっぱりときめいた本は手に取ってることもあります。

読書感想文が苦手だった小学生時代。でも大人になった今は自分が感じたことを残したくなりました。


読んでみて合う合わないはもちろんありますが全ての作者さんに尊敬と敬愛をこめて感想を書きます。

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