雄略天皇という諡号で知られる大泊瀬幼武のお話。古事記・日本書紀や説話集のエピソードがさらっと組み込まれ、読みやすくたいへん面白い。ライバルや気に入らない者たちをバシバシ殺しちゃってるのに、不思議と素木の神社のような爽やかさを感じてしまった。著者訳の古事記に興味がわいた。

可愛いスケッチに惹かれて手に取る。ふむふむとうなずいたり、哲学的であるねと考えさせられたり、思わずふきだしたりして楽しんだ。けど、著者が言うように文章なしのイラストだけの方がもっと良かった思う。

雄略天皇という諡号で知られる大泊瀬幼武のお話。古事記・日本書紀や説話集のエピソードがさらっと組み込まれ、読みやすくたいへん面白い。ライバルや気に入らない者たちをバシバシ殺しちゃってるのに、不思議と素木の神社のような爽やかさを感じてしまった。著者訳の古事記に興味がわいた。

後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をすることのない、「烏妃」と呼ばれる特別な妃が住んでいる。彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物さがしまで、何でも引き受けてくれるという――。そそりますよね？大いに期待して読みました。烏妃・寿雪にも皇帝・高峻にもそれぞれに背負っているものがあり短編連作形式で語られるエピソードも良かったのですが、ツッコミどころの方に気持ちが持っていかれてしまいこんな気持ちのまま続編に手を出していいのか悩んでしまう。でも、烏漣娘娘が気になるんですよね。