ボーアとアインシュタインの考え方の違いみたいなものはうっすらとわかった気がしたが、自分の知識不足のため、読むのに非常に時間がかかってしまった。 訳者あとがきを先に読めば大まかな流れが説明されていたことと、巻末に用語集があったことを最初に知っておきたかった。 古典物理学ではどうやっても説明できない現象に対して、ハイゼンベルクが"何かとても基本的なもの"を捨てなければならないと察したときの雰囲気はなんとなく理解できた。

行動を変えようと決心できた素晴らしい本だった。 食肉についての話はほぼ前半のみで、後半からは動物と人間とのあらゆる付き合いの話になっていく。 ベジタリアン(牛乳や鶏卵は食べる)ならいいのか？魚ならいいのか？ペットを飼うのは？動物園は？遺伝子編集は？ 批判殺到のトロフィーハンティングは逆に自然保護に役立っているという観点には驚き。 本書は理性の面に強く訴えるが、本書と合わせて視聴した工場畜産のショッキングなドキュメンタリー「Dominion」で感情面でも揺さぶられてしまいヴィーガンになることを決心した。

ボーアとアインシュタインの考え方の違いみたいなものはうっすらとわかった気がしたが、自分の知識不足のため、読むのに非常に時間がかかってしまった。 訳者あとがきを先に読めば大まかな流れが説明されていたことと、巻末に用語集があったことを最初に知っておきたかった。 古典物理学ではどうやっても説明できない現象に対して、ハイゼンベルクが"何かとても基本的なもの"を捨てなければならないと察したときの雰囲気はなんとなく理解できた。