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2025年11月の読書メーターまとめ

笠原 英二
読んだ本
5
読んだページ
2386ページ
感想・レビュー
5
ナイス
14ナイス
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2025年11月に読んだ本
5

2025年11月のお気に入り登録
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2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

笠原 英二
ネタバレこの6巻は途中から「ゲルマンとのほう2」へと移る。これが良かった! 最愛の祖母の醜くも、それでいて美しい死に様に涙した。途中、個性が強くKY気味な登場人物たちが祖母の今際のきわに現われて、そうとは意識せずに祖母の尊厳を踏みにじろうとし、それを「私」や母が懸命に阻止(または無視)し、読み手としては悲しみに浸りきれない“お預け状態”が続くが、最後の最後で祖母にスポットが当たる描写となり、思う存分悲しみ(というか感動)に浸ることができた。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
5

笠原 英二
ネタバレロビンソン・クルーソーのパラレル物語。本家では完全な主従だったロビンソンと蛮人フライデーが、この物語では最終的に“双子”のような関係に。“冥界”とタイトルに含めるだけあって、非現実的な出来事がしばしばおこる。ただ決して荒唐無稽ではなく、「ああ、この世界なら起こってもおかしくないな」と納得させられるリアリティがある。 本家ロビンソンが持つワクワク感を維持しつつ、そこに近代小説が持つ“構成の妙”も加わり、とてもよくできた小説に仕上がっている。ネタバレすぎるので詳しくは書かないが、終わり方が本当に良かった!
笠原 英二
ネタバレサロンでのダラダラした会話がこの巻の8割を占める。まだプルーストの作風を完全に理解していないせいか、「俺、なんでこんな本読んでんだ?」と思うこともしばしば(笑)。 ただそれでも、アルベルチーヌとの乳繰り合いは胸がキュンキュン(死語)するほどときめいたし、やシャルリュス男爵(男色)との決闘のような会話シーンは血圧が急上昇するほど熱くなった。  ともあれ、これで全14巻の折り返しまで辿り着いた。少し間をおいて、7巻までの感想を熟成させてから後半戦に望もうと思う。
が「ナイス!」と言っています。
笠原 英二
ネタバレ物語の要素を15段階に分け(ビート・シート)、それぞれの必要性を説く。さらに、実在の小説を例にとり、ビート・シートを使って分析していく。 とても分かりやすい。このテンプレートを使って小説を書けば、「物語の基本」が身につくと思う。実際にチャレンジしてみようと思う。
笠原 英二
ネタバレ「白鯨」の衒学性と「ガリバー旅行記」のアイロニー(皮肉)を足してコトコト煮詰めたような、底知れぬ熱量を感じた。 この作品が書かれた時代はナチスが台頭してきており、著者チャペックはその時代の流れに大きな危機感を抱き、この作品を書き上げたという。 事実、その後ナチスやその思想は大拡大。ヨーロッパ全土が全体主義と超管理主義の渦に呑み込まれた。  そう、つまりこの作品は「1984」のようなディストピア小説の要素も含んでいるということ。 もっともっと世に広まるべき作品。また読み返したい!
笠原 英二
ネタバレこの6巻は途中から「ゲルマンとのほう2」へと移る。これが良かった! 最愛の祖母の醜くも、それでいて美しい死に様に涙した。途中、個性が強くKY気味な登場人物たちが祖母の今際のきわに現われて、そうとは意識せずに祖母の尊厳を踏みにじろうとし、それを「私」や母が懸命に阻止(または無視)し、読み手としては悲しみに浸りきれない“お預け状態”が続くが、最後の最後で祖母にスポットが当たる描写となり、思う存分悲しみ(というか感動)に浸ることができた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/08/15(485日経過)
記録初日
2023/01/14(1064日経過)
読んだ本
128冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
52424ページ(1日平均49ページ)
感想・レビュー
64件(投稿率50.0%)
本棚
4棚
性別
血液型
AB型
職業
ガテン系
現住所
高知県
自己紹介

#名刺代わりの小説10選

ガリバー旅行記/ジョナサン・スウィフト
ドン・キホーテ/セルバンテス
アンナ・カレーニナ/トルストイ
カラマーゾフの兄弟/ドストエフスキー
白鯨/メルヴィル
1984/ジョージ・オーウェル
百年の孤独/ガルシア・マルケス
こころ/夏目漱石
愛と幻想のファシズム/村上龍
漁港の肉子さん/西加奈子

#人生を変えた一冊
新・放浪記/野田知佑(現在は「旅へ」というタイトルで文庫化)
この本で、魂を救われました。

※小説を読むだけでなく、自分でも書いています。魂が熱くなるような小説を後世に残すのが私の目標です。

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