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2024年8月の読書メーターまとめ

め
読んだ本
18
読んだページ
5928ページ
感想・レビュー
17
ナイス
388ナイス

2024年8月に読んだ本
18

2024年8月のお気に入り登録
4

  • ぽむ
  • オホーツクのトビウオ
  • MsGorico
  • めえ

2024年8月のお気に入られ登録
4

  • MsGorico
  • ぽむ
  • オホーツクのトビウオ
  • めえ

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

め
私自身が滋賀で子を3人育てている身。部活が消滅した子、私には当たり前だった“うみのこ“宿泊を経験出来なかった子、マスクで友達や先生の顔が分からなかった子もいるので、この本は私にとって最強のコロナ文学。 突っ走ってくれる成瀬が小気味良くて好き。うみのこ行けなかったうちの子も成瀬が大好き。子と同じ本を楽しむ喜びもいただきました。感謝。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
17

め
ネタバレウルトラマンシリーズの脚本をされていたという前情報のみで読む。〈前半〉少年たちの屈託ない夏の描写にナルホド流石!〈後半〉ひ、人の心とかないんか!つらすぎる…!──権力を前に、構造を前に、吹けば飛ぶ存在の方がこの世には多い。自分のせいではない不幸が次の不幸を纏って転がり肥大した、救われない家族。尚にとって生き残ったのが良かったかどうかは、正直分からない。救いだと単純には言えない。非当事者の傲慢だ。止められる時に止められる場所に居られたらどんなに良かったか。これも傲慢か。
が「ナイス!」と言っています。
め
『興味深いと感じたのなら、あるいは不快に思ったのなら、その理由は全てあなたの中にある。』──あとがきにギクリとする、オープン・リレーションシップのおはなし。3人がどこまでも誠実だったから辿り着けた境地であって、実際はなかなかね、大杉栄だって刺されたしね、とは思う。あとやっぱ“妊娠し得る側“のリスクがどうしても大きいと私は感じるので、じゃあその場合にリスクにならずいられる社会ってどんな形だろなと悩んだり。現状、答えは簡単には出せない。
が「ナイス!」と言っています。
め
ネタバレ私が本を好きなせいか、周囲に読書好きの男性を知らないせいか。ポッケに文庫本を突っ込んだぶっきらぼうな男を「絶対悪いやつじゃあない」と信じさせる装置は抜群に機能した。モラトリアム症候群の主人公の毎日、派手ではない出会いと別れ、自分との小さな旅、選んだのはやはり彼、言ってみればそれだけなのに読後に包まれる充足感よ…!この本すごく美しいと思います。山本文緒さんの長編、まだまだ読みたかった。
が「ナイス!」と言っています。
め
「若草物語」「ハイジ」「あしながおじさん」──大好きだったわけではないが、この川の水は皆飲んでたし私も飲んだな。ではもう一度懐かしく味わう感覚で紹介いただいて…なんて思ってたら殴られます。なんせ筆者の鋭い筆が走る走る。めちゃくちゃ笑えて原作をまた自分の目で確かめたくなる。「読者は踊る」「名作うしろ読み」などで知られる斎藤美奈子さん、韓国語翻訳で有名な斎藤真理子さんとご姉妹なのをあとで知りました。凄い姉妹だな。
MsGorico
2024/08/29 09:49

斎藤姉妹の話はわたしも初耳です!そうだったんだ~ たしか真理子さんはキム・ジヨンを訳した方ですよね。

め
2024/08/29 13:05

そうです、キム・ジヨンの。お二人の父君も宮沢賢治研究をされていた学者さんで。文芸学に富んだご一家ですねー

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め
ネタバレ男たちが、友情に似せた結束の為に女を輪姦する。どんなに私には優しい人であっても。そこにいる女性はただの“女体“で、自分と同じ生き物ではないし、自分と親しい女性と同じ生き物ではない、共通の笑い話として政治上必要な道具。…とは戦中兵士やホモソ社会でよく聞く話。冒頭の小さな恋がここに効いてくるのか、男性作家がこれを書けるのか、とたまらず膝を連打した。 「戦争は女の顔をしていない」とともに、世界大戦を太平洋戦争中心でしか知らない人たちに送りたい。読みやすいし。
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め
「おとちん」作者の日常エッセイ、現在4冊出されている1冊め。どうやったらこんなに自分に詳しく、自分から遠く書けるのか。こんなふうに書けたなら、ときっと誰もが思うはず。皮肉も自虐もユーモアもたっぷりなのに、こだまさんに対してのイメージは何故か一貫して行者。
MsGorico
2024/08/26 22:09

「自分に詳しく、自分から遠く書ける」とは言い得て妙ですね!こだまさんの文章は淡々としていて誇張がないのに、何故かすごく濃く感じる。唯一無二の人生を生きてる人だと痛感します。

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め
瀬戸内寂聴「美は乱調~」「青鞜」や栗原康「村に火を~」など彼女に関する本は多々あるけれど、少し読み疲れたりするので、こうして“今“の平易な文体でドラマティックに書かれているのは助かります。野枝のみならず平塚らいてうの描写も、恋愛小説家の手にかかるとこうなるのかと面白く読み進められた。青鞜創刊に与謝野晶子が手向けた「山の動く日来る」が流石のつよつよ。
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め
未来の自分が書いたのかと。いや、こんな上手に書けないけども。兄との距離、ずっと持ってきた感情や忘れていた思い出が一気に雪崩込んでくる動揺に倒れるわけには行かない。とにかく「片付け」なくては、という一点に向かってのスピード感たるや。筆致はシュールでコミカルだけど、泣ける。村井理子さんはこの本が出たあともお兄さんの話をポツポツ呟かれています。書き切れないんだなと思った。身内って何て複雑なんだろう。
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め
ネタバレああ、こっちはあなただったのか。と理解したあと自分の思い込みを恥じ入るのだけど、乱暴に見えた公園での罵声や身障者用駐車場の高級車などなどに隠れていた善性が明かされていく度に嬉しくなる。何でもない、多面的かつ健康な子たちだった。こんな騙され方なら大歓迎。就活モノだし殺人は起きないみたいだし好みではないかもなんて思いつつ手に取った結果は、一気読みでした。
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め
もはやこのタイトルを見るだけで内容を思い出して呼吸が浅くなる。閉所恐怖症の人は広い部屋で読んでほしい。外とかもいいと思う。読後感最悪なのに誰かに猛烈にオススメしたくなる稀有な本です。読後感最悪です。
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め
ネタバレオーディブル。小学生(本嫌い)と一緒に毎日30~60分ずつ。逃亡劇に新展開に、逐一リアクションをくれる子のおかげで倍楽しめた。違和感が少しずつ増えていき、時空が歪んでるとギリギリ手前で気付いた時は盛り上がりました。(「君の名は。」で説明した) あと、あの彼の「毎度オレに対してあんなに口うるさい校閲オジサンがこんな駄文をポストするわけない」(要約)を根拠に手を差し伸べてくれたとこ、良かったです。彼視点の数日間を想像すると楽しい。
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め
幼い彼女の世界からひとりずつ減っていく。自己肯定感はたまた劣等感のような、誰かと比べるゆえの概念めいたものすら持たずに、社会性から遠く離れて育った彼女の美しさが寂しい。 私が購入したのは確か刊行年で、その後受賞帯付きになる前の、数人からコメントが寄せられた帯で。その中のひとつ、書店員さんのコメントがもう、まさにそれ!ですよね!ねぇ!!ってしか言えなくなった。これです→『終わりが、もう、あの、ページを、破って燃やしたい。』
めえ
2024/08/26 14:02

これも気になってたー!外国文学にあまり馴染みなくて(登場人物の名前が覚えにくい)ずっと後回しになってた。

が「ナイス!」と言っています。
め
ありふれた些細な染み×365日×○年=自分崩壊。こういうの、本になっていいんだ!?って衝撃と歓喜を忘れられない。 全てのページが見知った地獄で、短い話なのになかなか読み進められない。ひとつひとつ「ここのこれが嫌だ」と自分の意志を確認するような読書体験だった。まあラストあいつのせいで最悪なんだが、読む前より強くなれたと思う。
が「ナイス!」と言っています。
め
オーディブル。素朴かつ生き生きと描かれる社会主義無政府主義の男たち、青鞜の新しい女たち。事故みたいに彼らと関わることになった主人公と一緒に時代を駆ける、女装で駆ける(笑)。朗読岡部たかしさんが効いてて良きです。
が「ナイス!」と言っています。
め
痴話喧嘩コメディのようでいて、どこか風刺的。 そこそこ勝ってきた男性からの社会運動への目線は非常にリアル。目に入って耳に入ったうえで邪険にするだけ、日本の無関心無表明より進んでるなと変なとこに感心した。 ホント読みやすいからいろんな人(特にタイトルにうえっとなる人)に読んでほしい。あと表紙可愛い。
が「ナイス!」と言っています。
め
私自身が滋賀で子を3人育てている身。部活が消滅した子、私には当たり前だった“うみのこ“宿泊を経験出来なかった子、マスクで友達や先生の顔が分からなかった子もいるので、この本は私にとって最強のコロナ文学。 突っ走ってくれる成瀬が小気味良くて好き。うみのこ行けなかったうちの子も成瀬が大好き。子と同じ本を楽しむ喜びもいただきました。感謝。
が「ナイス!」と言っています。
め
作中作内に違和感を見つけよ、というミッションが主人公にも読み手にも与えられるんだけど、後半に事細かーく開示してくれるのであんなに気負って読まなくてよかったかも。緊迫していないシーン(わりと多い)にかかるとああだろうかこうだろうかなどと推理しながらの読書、叔母作品の爽やかな印象を私の読み方が邪魔してしまった。 帯に引っぱられすぎました。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/08/21(12日経過)
記録初日
2024/02/01(214日経過)
読んだ本
77冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
23196ページ(1日平均108ページ)
感想・レビュー
17件(投稿率22.1%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
自己紹介

読むのが遅い。
積読は500冊くらいある。多分まだ増える。

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