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2025年1月の読書メーターまとめ

め
読んだ本
5
読んだページ
1410ページ
感想・レビュー
5
ナイス
152ナイス

2025年1月に読んだ本
5

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

め
ネタバレ最後に大金持ちが助けてくれて大団円、ではなくて。いやそうなんだけど、これは“わたしたち”を取り戻す物語なのだ。 孤軍奮闘してきたエリザベスに共鳴してフラスクは抗議文を書いたしハリエットはVogueに記事を送った。マッドの手紙も重要だった。それら全てが作用して大金持ち─エイヴリーも孤独から解放された。エリザベスももう一度はじめられる。「科学とは変化である」──“家族の木”よりもずっと面白い、化学構造式のような結合で登場人物たちが自分を取り戻す。 これがデビュー作だなんて。面白すぎて感動した!
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
5

め
ネタバレ最後に大金持ちが助けてくれて大団円、ではなくて。いやそうなんだけど、これは“わたしたち”を取り戻す物語なのだ。 孤軍奮闘してきたエリザベスに共鳴してフラスクは抗議文を書いたしハリエットはVogueに記事を送った。マッドの手紙も重要だった。それら全てが作用して大金持ち─エイヴリーも孤独から解放された。エリザベスももう一度はじめられる。「科学とは変化である」──“家族の木”よりもずっと面白い、化学構造式のような結合で登場人物たちが自分を取り戻す。 これがデビュー作だなんて。面白すぎて感動した!
が「ナイス!」と言っています。
め
「破果」の外伝。とても短く、ぺろりと読んでしまえる。前作より文体がほどけているのは、十代の主人公が編んだとして意図されたものだろう。弾けるような感情の露出も、それをあらわす比喩も、老いた「破果」の爪角からは発せられないものだと感じた。【そのすべての標識が、彼の行動すべてが、目から取り込まれて肺にしみ込んでいる】──頭に入るでも体が覚えるでもなく、呼吸に紐付けた表現がとても良かった。彼女は呼吸している。
が「ナイス!」と言っています。
め
ネタバレ女65歳、殺し屋稼業45年。羽虫の如く爪角をイラつかせるトゥが人生の精算を迫ってくる。トゥのファム・ファタールへの執着と嫉妬がうら悲しく、彼の視線を思えば思うほどエモい。 自分を作った師、子の父親だった男、密かに焦がれたカン、死神のトゥ──男たちに囚われるでもなく完全に忘れるでもなく、哀愁の残り香だけ纏わせたラストノートがありきたりな加齢臭と混ざり合う。文句なくかっこよかった。実写化妄想、ユン・ヨジョンいいな!邦画なら田中裕子で観たい。アクションが難しいが…
が「ナイス!」と言っています。
め
幕開けから菊池寛とのファンタジーで吹き出してしまった。なるほど、この本に、終わらないコロナ禍への鬱屈を足すと「あいにくあんたのためじゃない」になるなあ。と一貫した姿勢に信頼が置ける。“女の敵は女”には絶対されない安心感を持って読むことが出来る、気持ちの良い本。ひとり鮨楽しそうだ。
が「ナイス!」と言っています。
め
書かれてあるのは身勝手で個人的かもしれないけれど、切実な孤独。感覚過敏や共感覚にも詳しい。ぐちゃぐちゃに突っ込んで見ないフリした机の中身を全部出して、検分しているような本(秀逸なタイトル)。筆者と自分の親和性が高すぎて息苦しくなる、普段意識しない呼吸を久しぶりに自覚する。自分の体を取り戻すための痛い読書となる。
め
2025/01/05 21:35

筆者のお子さんたちのことも気がかりだ。夜中に死にたいと騒ぐ母のそばで、わけもわからず号泣した幼い記憶が蘇る。あたたかな回復が誰にも用意されていてほしい。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/08/21(180日経過)
記録初日
2024/02/01(382日経過)
読んだ本
114冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
34903ページ(1日平均91ページ)
感想・レビュー
54件(投稿率47.4%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
現住所
滋賀県
自己紹介

読むのが遅い。
積読が500冊くらいある。
この場を機会に減らそうとやっと決めた。

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