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2024年11月の読書メーターまとめ

ひろさん
読んだ本
11
読んだページ
2886ページ
感想・レビュー
11
ナイス
340ナイス

2024年11月に読んだ本
11

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ひろさん
「あの本、読みました?」のテレビで知った本。料理が人の心を癒し幸せにする物語はよくありますが、これは風味が違います。春彦という誰にも愛された弟の死と、不妊治療の果てにある日突然突きつけられた離婚により心身共にぼろぼろになった薫子。弟の遺産について話す為に、家事代行の仕事をする弟の婚約者の「せつな」と会う。人とは違うポリシーを持つ「せつな」、真面目一徹に生きてきた「薫子」。二人が出会ってからの濃密な時間が何よりも印象的でした。 私にとっては「阿部暁子」さんという新しい作家を知ったことが1番の成果です。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

ひろさん

思っていたより沢山読めた10月。11月も充実した読書月間になりますように! そろそろ年賀状やカレンダー売り場が盛況になってきました。あと2ヶ月‼️頑張ろう。 2024年10月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 読んだページ数:3535ページ ナイス数:511ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/151783/summary/monthly/2024/10

思っていたより沢山読めた10月。11月も充実した読書月間になりますように!
そろそろ年賀状やカレンダー売り場が盛況になってきました。あと2ヶ月‼️頑張ろう。
2024年10月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 読んだページ数:3535ページ ナイス数:511ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/151783/summary/monthly/2024/10
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2024年11月の感想・レビュー一覧
11

ひろさん
もし、結婚を考える人が盗撮という性犯罪を犯したら。 婚約者の彼女は夫となる人を許せるのか、許すべきなのか、怒るべきなのか、決別するべきなのか。 自分ならどうするだろうという答えの出ない問題を真正面から描く。性犯罪のビデオを見る人と、実際に犯罪を犯す人との、ゼロとイチの違いは大きい。第二章は被害者と加害者が出会う物語。こちらも相当な問題を抱えていて何が善なのか悪なのか分からなくなる。このネットやSNS全盛時代の不気味さだけが後味で残りました。
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ひろさん
こたつ記事WEBライターとして生活する猪名川健人は、40歳の誕生日にアパートの大家からある仕事を持ちかけられる。婚活会社のWEBリニューアルに合わせて記事を書くこと。会社を知るために訪れた婚活パーティーで、スタッフで「婚活マエストロ」と噂される鏡原奈緒子と出会う。その後、半引きこもりだった猪名川が、少しずつ人と出会う楽しさに魅了されていく。猪名川の成長と鏡原さんとの相性を含めて続きが気になりますが、続編予定は無いとの著者のお言葉。「成瀬シリーズ」とは違った宮島未奈さんの物語堪能しました。
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ひろさん
音楽音痴の私でもピアニストの世界が厳しくお金のかかる世界だとは知っています。そんな世界で日本でトップレベルの音楽科のある高校に通う生徒達の、選ばれた生徒だけが演奏出来る卒業演奏会で生徒間で殺人事件が起こります。その4年後、また同じメンバーが大学に進学し卒業を迎える時、第二の犯行が。せっかくの額賀澪さんの新刊作品なのにイヤミス風味。人間の心理は自分達が思っているより脆いのかもしれないと思うと、自分の今の立ち位置は大丈夫かと考えてしまいました。
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ひろさん
絵本作家と聞いて思い出せるのは10名ほど。最近お気に入りはヨシタケシンスケさんに鈴木のりたけさん、及川賢治さん。その三人が出てくる!と手に取りましたが、月刊絵本「こどものとも」で見たことのある作家さんもたくさんいて、絵のタッチで懐かしく思い出し子育て時代を振り返りました。絵本作家になった経緯は人それぞれで、お陰で世界が広がっていて親子で楽しめます。それにしても鈴木のりたけさん、元新幹線運転士とは!あのしごとばシリーズが素晴らしいはずです。今月末岡山のヨシタケシンスケさんの展覧会も楽しみです。
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ひろさん
図書館の新刊の書棚から、全5話の短編集。第一話「そうだ、デスゲームを作ろう」が結構怖くて最後まで読めるかな?と不安になったものの、読友さんのお勧めする「行列のできるクロワッサン」の話でハマり、「花嫁がもどらない」のマジシャンで笑い転げ、野球の「ファーストが裏切った」でふと冷静になり、「完全なる命名」で著者の虜になりました。浅倉秋成さんを初読の私からすると、今年の本屋大賞候補に推薦したい名作。良識はみじん切りにされますが、色んな風味が楽しめる作品だけに、久々に食事時間を惜しんで読書を楽しみました。
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ひろさん
前に「カヨと私」を読んだのでヤギ一族のルーツや生まれてきた順番も分かった上で読みました。草取りのためにと飼い始めたはずなのに、作者のヤギの餌のために除草能力が上がっていくのが面白い。チェーンソーや草刈機まで使いこなし、四季折々様々な草や木、果樹園の剪定後の葉の出方の知識も増えていく。ヤギと作者が共に育ち、戦闘能力が上がっていく姿が逞しい。直線距離なら30キロ程で、ほぼ気候も同じ身近な小豆島の風景を思い起こしながら美しい挿絵を楽しみ読みました。
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ひろさん
東京ロンダリングに続けてよみました。単行本の「東京ロンダリング失踪.com」が単行本化されて改題されています。 2024年にこの本を読むと、孤独死や事故死、殺人事件のあった部屋などの事故物件の直後に住むロンダリングの職業が空想とも思えず、専業にされている方もいそうです。前作で出てきたりさ子さんの今後や、吉田正子ことまあちゃんの今後が気になります。皆幸せになってくれること(もちろん相場社長も含めてですが)を願っています。
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ひろさん
ネタバレ小鳥と名付けられた少女は母親の依存症の為に、性的な精神的DVのもとで成長する。身体へのDVではない為に先生にも気づかれず、自衛出来ない幼少期から、トイレで鍵のある場所に住み着くような少女期を経て、ようやく学校で友人という救いを見出す。しかしその友情が途切れたあと、自らを救う為に児童養護施設へ逃げる。その後の人生は過酷ながらも父親とされる人の介護を通して、人として最低限再生される。お弁当屋さんを営むリムジンとの出会いからは恋愛小説になり二部の物語を読むよう。小川さんの物語として読むと少し異色に感じました。
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ひろさん
マネーロンダリングと同じく、部屋もロンダリングが必要な時代。自殺や孤独死、殺人事件の現場となった場所で貸家の場合、瑕疵物件として次の借り手には詳細な説明が必要となります。その為に一定期間ある人に貸し出してロンダリングする。その専門家となったりさ子の物語。 それぞれの事情から東京中で物件を作り出されていく中で、どんどん移り住み仕事としてこなしていく。ただ谷中でのロンダリングの仕事で転機が訪れます。彼女の今後が幸せでありますようにと祈ります。
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ひろさん
「あの本、読みました?」のテレビで知った本。料理が人の心を癒し幸せにする物語はよくありますが、これは風味が違います。春彦という誰にも愛された弟の死と、不妊治療の果てにある日突然突きつけられた離婚により心身共にぼろぼろになった薫子。弟の遺産について話す為に、家事代行の仕事をする弟の婚約者の「せつな」と会う。人とは違うポリシーを持つ「せつな」、真面目一徹に生きてきた「薫子」。二人が出会ってからの濃密な時間が何よりも印象的でした。 私にとっては「阿部暁子」さんという新しい作家を知ったことが1番の成果です。
が「ナイス!」と言っています。
ひろさん
宙わたる教室の伊与原新さんの新作は短編集でした。 どの物語も史実や実在の方から着想を得て作られたフィクションですが、伊与原新さんの着眼点が素晴らしいです。物語の舞台は「夢ばけの島」の萩市の火山帯、「狼犬ダイアリー」の奈良県東吉野町の大台ヶ原に近い山奥、「祈りの破片」の長崎市などここ数年で訪れて目にして来た土地ばかりですごく親近感が湧きました。地球物理学が専攻の作者ならではの物語。1話ごとに驚きと感動がありました。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/11/08(4796日経過)
記録初日
2011/07/12(4915日経過)
読んだ本
1768冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
437753ページ(1日平均89ページ)
感想・レビュー
1665件(投稿率94.2%)
本棚
15棚
性別
血液型
O型
自己紹介

「ひろさん」です。
名前を読んでいただく時にはそのまま「ひろさん」で呼び捨てで構いません。ご自由にお呼び下さい。

読書メーターを始めて、読み友さんの感想に導かれ作家を開拓する楽しみを知りました。本はほぼ図書館で借ります。積ん読を減らす事に挑戦したいけれどお気に入りの作家が増えた分、新刊を追うだけで手一杯。
本屋大賞ノミネート作はほぼ読みます。

お気に入り作家
高田郁、町田そのこ、小野寺 史宜、
原田マハ、北大路公子、寺地はるな、
湊かなえ、瀬尾まいこ、朝井リョウ
宮下奈都、小川糸、西條奈加、
小路幸也、近藤史恵、辻村深月、
坂井希久子、垣谷美雨、三浦しをん、
西川美和、有川浩、又吉直樹、
古内一絵、柚木麻子、額賀澪、他

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