本屋大賞をそれなりに信用しているので期待していたががっかりもがっかり、まったく面白くなかった。 事件や物語があるわけではなくただただキャラクターの一本しか売りがないのに、いちいち成瀬のキャラクター造形が浅く、所詮想像の付く範囲の奇行しかしないのにすごいすごいと持て囃される都合の良い世界観に辟易してしまった。島崎のほうがよっぽど魅力的。 コロナだのTwitterだの、滋賀の西武デパート閉店だの、題材になっている出来事があまりにもインスタントすぎて創造性を感じない。 涼宮ハルヒから独創的な要素だけ抜いた感じ。

森見登美彦の作品ではじめて明確につまらなかった。 抜いてるなーという感想。 映画を見にいかなくて済んだのでそれはよかった

テスカトリポカで衝撃を受けて佐藤究の過去作を全て購入した。 が、これはまるでわけがわからなかった。 狂人の主観視点なのでもう言ってることもやってることもめちゃくちゃで具合が悪くなる。 全く評価はできないが、ある意味貴重な読書体験ではあった。

マッチングアプリで会った人におすすめされた。情緒的なタルい内容かな～と思ってたらオジサンの食に関するどうでもいい、かつちょっと共感できるボヤき集でなんだか癒やされた。 こんな本をおすすめしてくれた彼女はきっと純朴で素敵な人だったに違いない。 食事の終盤でお手洗いに立ってそのまま帰ってこなかったけど。

森見登美彦って最初からずっとこうなんだな。観覧車に乗るくだりが最悪すぎてゲラゲラ笑った。

就活デスゲーム、テーマだけでもう面白い。生き残ったら100億円差し上げます！よりも新進気鋭のイケてる企業に内定できます！で集まってくる大学生の方が生々しく浅はかで嫌なリアリティがありますね。

ブラック、こいつ絶対恐山じゃんと思いながら読んでた

創作の界隈に身を置いているといろいろな性癖を持っている人がポツポツいて、若い時分はなんだか特殊能力者みたいな感じがして憧れたのを思い出しました。（僕を含めて言ってるだけのファッション野郎も相当数いましたが……。）得てしてそういう人の創作物にはパッションというか偏執というか、表面的じゃないエネルギーが詰まっていて、敵わないな、羨ましいなと思ったのを覚えているけど、あの人たちはどういう気持ちで漫画を描いていたんだろうな

妙に解像度の高い上流の人たちの暮らしと、それを腐す内容で暗い快感を覚える。いいぞ！もっと言ったれ！という気分になる一方でこの内容を書ける作者は一体どっちの人間なんだ……？という疑念も…

「52ヘルツの〜」を読んだ後だったので被害者ヅラ女性主人公に嫌な予感がしていたのですが、こちらは自分と他人に向き合って自発的に人生を進めていく内容で、とても良い読後感でした。やはりこの手の内容の作品は自分にはちょっと繊細で苦手気味ではあるのだけど、実力のある作家さんだとお見受けするのでまた期間を空けて別の作品も読んでみたい。

「心があったかくなる、小さな優しい物語たち」みたいな内容かなあと思って読んだら半分くらい人食いの化け物が混ざってておっかなくなっちゃった。短編全部面白かったです。

冒頭からかわいそうな被害者のアタシ！誰か助けなさいよ！でうんざり。下世話なレディコミみたいな内容だなと思った。

ドラマも地面師たちも未読だが話題になっていたので。積水ハウスの章まで読んでギブ。「〜らしい」「〜と目されている」みたいなスッキリしない言い回しと事実なんだか推測なんだかわからない与太話で文章を膨らませていて、結局何が言いたいの？となってしまった。胡散臭い週刊誌の記事を読んでる感じで時間の浪費感に耐えられなかった。

人間を他人から認識できなくしたり寿命を買い取っている組織とか技術とか、何のためにそんなことをしているとか、そういった説明は一切なし。話の核心にあるギミックがただのご都合装置なのでただの妄想メモです。 そんでやってることが20年前の泣けるエロゲーみたいなシナリオなのでしょーもない。 何も努力してこなかった主人公が自分しか関われる人間がいないことをいいことに変なヒロイズムに酔って自己犠牲してるのが自分勝手な自慰行為に過ぎなくて終始気持ち悪すぎた。 これを美談と思ってる作者とは価値観が合わねえなと思った。

やめとけやめとけそんな女！

本屋大賞をそれなりに信用しているので期待していたががっかりもがっかり、まったく面白くなかった。 事件や物語があるわけではなくただただキャラクターの一本しか売りがないのに、いちいち成瀬のキャラクター造形が浅く、所詮想像の付く範囲の奇行しかしないのにすごいすごいと持て囃される都合の良い世界観に辟易してしまった。島崎のほうがよっぽど魅力的。 コロナだのTwitterだの、滋賀の西武デパート閉店だの、題材になっている出来事があまりにもインスタントすぎて創造性を感じない。 涼宮ハルヒから独創的な要素だけ抜いた感じ。

最初から最後までハラハラした。ミステリーのオチとしては破れかぶれというか、サイコパスとの格闘戦が始まったときだけ突然ジャンル変わったなと思ったけど全体通してダレる部分もなくとても面白かった。 地下アイドルの業界事情ぐっちゃぐちゃだけどどれくらいリアリティがあるんだろうな…知りたくないな……。 読了した後に表紙を見ると、なるほど確かにどれが誰だかわかるくらいイメージ通りの顔の造形をしていてすごいと思った。