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2024年10月の読書メーターまとめ

みんな本や雑誌が大好き!?
読んだ本
73
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感想・レビュー
73
ナイス
61ナイス

2024年10月に読んだ本
73

2024年10月のお気に入られ登録
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  • 杜のカラス

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

みんな本や雑誌が大好き!?
大蔵省時代から続く財務省のカルト的教義といえば、「財政均衡主義」。赤字国債発行などトンデモないという考え。財政均衡実現のためには、消費税など増税をしなくてはダメ、若いこれからの世代に借金のツケを回すなという「おふれ」をありがたく拝聴する国民も少なくないようです。森永氏は大学を出て就職したのが日本専売公社。1980年のこと。まぁ、当時としては親方日の丸「企業(公社)」。そこで大蔵省の尊大な対応に四苦八苦。そうした恨みも少しはあるかもしれませんが、財務省の神がかり的な財政健全化論の嘘などを強調しています。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
73

みんな本や雑誌が大好き!?
この本の中で、増元るみ子さんの父、増元正一さんが亡くなる直前、病床で「わしは日本を信じる。おまえも日本を信じろ」と家族に言い残したことが綴られています。その最後の遺言ともいうべき言葉を語る映像をテレビで見ました。酸素吸入器を口に挿入し、そこからかろうじて聞こえてくる言葉でした。 「日本を信じる。おまえも日本を信じろ」 なんという言葉でしょうか。テレビを見つめる我が眼から涙がこぼれました。いま、この言葉をパソコンに打ち込んでいて、また涙が出てきました。
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みんな本や雑誌が大好き!?
「このように私は、新型コロナウイルスが人工であり、中国に責任があるという話を不快に思っていたのです。ところが今では、新型コロナウイルスが人工である可能性は極めて高いと思っています。なぜ、このような考えに至ったのかについて、これから説明したいと思います」 その「説明」ですが、いささか専門的すぎるきらいがあります。私のような文系人間にはちょっと理解しきれないところがありました。が、真剣に真実を追究する姿勢には共鳴しました。
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みんな本や雑誌が大好き!?
(映画が出てこないのでここにて)晩年、すこし惚け気味になったサッチャーを描きつつ、過去にさかのぼり、結婚、子育て、オックスフォード進学、政治家に出馬、落選、当選、大臣、野党時代の保守党の党首になり、1979年に英国初の女性首相に就任。労働党政権下で先鋭化していた労組との対決、フォークランド戦争での決断、晩年の党内の反乱……それぞれの修羅場で彼女がどう動いたかを再現する形で展開される映画。時々、実際の当時の映像(ストのためにゴミだらけの道路)も映画の中に挿入あり。「英国病」と言われた当時の惨状も思い出した。
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みんな本や雑誌が大好き!?
大江さんは統一教会にあっては、良心的な方(?)のようです。文鮮明を心から熱愛していたようですが、その方針に基づく霊感商法などの間違いは率直に懺悔もしています。桜田淳子さんなどで話題になった集団結婚…。ご自身の3人の娘さんも集団結婚しているそうです。日韓トンネル、韓国への送金問題、赤報隊事件…。率直な発言をされています。それにしても、統一教会系の銃砲店が全国各地にあって、国際勝共連合の武闘派グループは散弾銃などを所持し、クレー射撃訓練もしていたといいます。左翼政権が出来た時に抵抗するための準備だったと。
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みんな本や雑誌が大好き!?
本書の特色は、原著(講談社版・偕行社版)の旧字は新字に、旧仮名遣いは新仮名遣いに、漢字片仮名交じり文は漢字平仮名交じり文に改めた点です。 また、膨大な遺書から85篇を抽出しダイジェスト版として刊行したものです。それによって若い人も手に取りやすくなったのではないでしょうか。 講談社版(&偕行社版)の本文は三段組でした。その分、活字も小さくなります。ハート出版の本文は二段組です。その分、文字も大きくなり読みやすくなっています。
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みんな本や雑誌が大好き!?
原発廃止、石炭火力も廃止に突き進み、風力や太陽光で電力需要はまかなえず、電力輸入に頼る現状。工場移転など、国内産業の基盤は弱体化。環境全体主義やLGBTや外国人移民のための「人権」や「福祉」にばかり関心を寄せ、自国民を蔑ろにしているとの指摘。なるほどです。 とりわけ明日の日本として「他山の石」「反面教師」とすべき点は、外国人労働者や不法移民対策でしょう。その点で「ドイツの失敗に学べ」とならなかったら、日本もおわりです。でも、そんなドイツにGDPで負けそうな日本。どうなることやら?
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みんな本や雑誌が大好き!?
著者は、『東京いい店うまい店』(文春)の編集長などを務めたことのある人です。この人、「文藝春秋」(雑誌)の「社中日記」で編集部の夜食を作っていたなどと出ていたのを記憶しています。肩書としては、ほかにガストロノミープロデューサー。「一般社団法人日本ガストロノミー協会」会長、「食の熱中小学校」校長。食べログのグルメ著名人です。『東京いい店うまい店』は時々参照していましたが、1990年代以降になっても、各店の「禁煙」「分煙」情報が明記されず、これでグルメ店紹介とは……。ちょっと役立たないと思った記憶があります。
みんな本や雑誌が大好き!?
著者の実家は大阪堂島の大衆食堂「丸万」。町中華というか、メニューに寿司や天ぷらもうどんも蕎麦もあったとのこと。一階が店舗で、二階、三階が店員や住居スペース。一時はトイレが一階にしかなく四苦八苦することも。母親は接客係で料理は父親が。「おふくろの味」の考察やら、自宅での食事はメニューから選び、ハンバーグ定食はなかったので、外食で初めて知る、あこがれの味だったとか……。 そんな子供時代から今日までの「外食」の思い出などを綴った、ある種、ユニークなグルメ(?)探訪記です。
みんな本や雑誌が大好き!?
高知県の東部の山中にある人口一万足らずの「馬路村」。土地柄、営林で栄えた田舎ですが、徐々に衰退。そこで生まれ育った東谷さん。地元故郷の衰弱を目にして一念発起。ゆず作りに励み、ヒット商品「ごっくん馬路村」(はちみつ入りゆず飲料)を開発。全国展開するまでの四苦八苦の苦労話も出てきます。高知新聞に連載されていたので、文中には「土佐弁」がぎょうさん出てきます。英語ができない人が英語の本を読むと苦労するように、「土佐弁」に慣れていない人が本書を読むと、ちょっと苦労するかもしれません。でも、なんとか読解できるのでは?
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主に別荘的な扱いでつくられた「小屋」の紹介本です。おおむね、都会の日常を離れて、週末を過ごすような森の中の小屋といったものが多く見られました。 庭が広ければ、庭にポツンと置けそうな小屋もありました。そんな田舎の自分の土地の中につくられた小屋もありました。非常時のことを考え、核シェルター的な「小屋」もあったらいいかもしれません。丸太小屋や木造では核シェルターにはなれないでしょうが。
みんな本や雑誌が大好き!?
本書のカバー写真は、「特急こだま」の食堂車の写真。食堂車導入から廃止にいたるまでの百年近くの歴史を辿っています。専門書といえるかもしれませんが、テーマが「食」ですから、そんなに小難しい本ではありません。カバー写真は「特急こだま」の食堂車。このころのように始発駅から終点駅まで6時間とか7時間かかる時代でしたら、食堂車で食事をする必要もあったかもしれません。いまでは東京から博多まで乗ってもそんなにかからず、東京~大阪なら3時間もかかりません。駅弁やらいろいろとあり、食堂車を利用する必然性もなくなりました。
みんな本や雑誌が大好き!?
大学に入学したころにこんな本があれば……と、溜息をつきました。この本は政治学の「古典」から「現代」までの名著80冊近くを見開き2頁で一冊をコンパクトに紹介してくれているからです。 <本書は、これを読んだことで、名著を読むことの代わりとしてもらうことを目的としているのではない。あえて見開き2ページで構成しているのは、本書をいわば踏み台として、少しでも多くの政治学の優れた本に興味をもってもらうため>とのことですが、還暦すぎた元政治学科卒業のオジサンは、「読了代わり」にしてもいいかなと思いました。
みんな本や雑誌が大好き!?
ここに出てくる音楽雑誌というのは、「ニューミュージック・マガジン」です。私は読んだ記憶がありません。「積ん読」したこともないと思います。 ということで……。ざっと読んだのですが、さほどの感銘を覚えることはありませんでした(これは著者の責任ではなく、こちらの「音楽雑誌」への知識不足故のことです)。 反戦歌や歌声喫茶に見る「容共リベラル」的な音楽の歴史的変遷については、まだ面白く読むことができました。レジスタンスとしての音楽というのも世の中にはあったのでしょう。反体制ロックとか?
みんな本や雑誌が大好き!?
帯には「学び舎で出会ったあの娘も、今はもう、はしたない人妻」とあります。眼鏡をかけた同級生、塾の年上事務員さん、教育実習の女子大生――。昔は真面目で目立たなかったのに、こんなに淫らになるなんて!といううたい文句……。 母校(中学校)が統廃合で無くなるという知らせを受け、開校して70年目になる閉校式にあわせて、在学中に埋めた「タイムカプセル」を掘り出そうという式典があるというので、久しぶりに故郷新潟に帰省した高沢道夫さんが主人公です。やっばりふるさとはいいなというメルヘンの世界を描いた佳作でした?
みんな本や雑誌が大好き!?
本書の「日本被団協の結成」の5章のタイトルは「日本被団協、機能不全に」となっています。なかなか正直で、自虐的なところもあるようです。この点は評価もできますね。 この本を読むまで、私も実は知らなかったのですが、原水協の分裂が被団協にも大きな影響を与えていたようです。詳細は本書を読まれるといいと思いますが、お膝元の「広島県被団協」も日本共産党系とそうでないのと二分されたのです。幸い、あらゆる核実験に反対すると表明した主流派のほうが優勢でノーベル賞を受賞。分裂した共産系は少数派のようでしたが……。
みんな本や雑誌が大好き!?
「あとがきに代えて」と題して「本書制作中の2024年1月1日、著者・山崎元さんが逝去されました。2022年に癌の告知を受けてからも、精力的に活動を続けられ、本書の編集に当たっても亡くなる3日前まで叱咤激励のメールが届いておりました」との編集部のひとことがありました。 働き盛りから定年をまもなく迎えるような会社員からの「質問」に対して「答える」形のエッセイ本です。貯蓄やら生きがいやら転職など、さまざまな「悩み」に対して、自分自身の体験などを振り返りながらの助言を語った感じの一冊でした。
みんな本や雑誌が大好き!?
本書に出てくる作家は、昭和6年に小学校を卒業。当時12歳。その東京から遠く離れた地元の田舎の小学校の創立百周年記念式典(昭和58年)に、その小学校を卒業した作家が招待されるところから話が始まります。還暦を過ぎ60代半ば。これまた、いまの私とほぼ同じ年齢です。昭和58年当時のの60代は戦争を知っていた世代だったのです。彼は、50年前に恩師と級友と共に埋めた思い出の品が詰まった「タイムカプセル」を掘り起こして、開封し、式典の壇上で半世紀前の自分と級友の戦争体験を語り始める……。涙なくして読めない戦争小説。
みんな本や雑誌が大好き!?
エロアレルギーを持つ青年が、地元の声援を受けて、上京し、アダルト業界廻りを開始し、さまざまな関係者と出会い、徐々に、そのアレルギーを克服し、さらには、己の持つ肉体的破壊力が世に知られることになり、急に知る人ぞ知る存在に。さらには、かつての同級生(女性)がアダルト女優になっていたことを知って……。ラストは尻切れトンボというのか、余韻を残して終わっていますが、田舎出の医者の息子で跡も継げない(兄が継いでいる)おぼっちゃんが、成長(性長)していき、「町興し」を実現させようとする物語でした。結構面白くよめました。
みんな本や雑誌が大好き!?
大蔵省時代から続く財務省のカルト的教義といえば、「財政均衡主義」。赤字国債発行などトンデモないという考え。財政均衡実現のためには、消費税など増税をしなくてはダメ、若いこれからの世代に借金のツケを回すなという「おふれ」をありがたく拝聴する国民も少なくないようです。森永氏は大学を出て就職したのが日本専売公社。1980年のこと。まぁ、当時としては親方日の丸「企業(公社)」。そこで大蔵省の尊大な対応に四苦八苦。そうした恨みも少しはあるかもしれませんが、財務省の神がかり的な財政健全化論の嘘などを強調しています。
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みんな本や雑誌が大好き!?
本書で出てくるビジネスホテルは、私も泊まったことのあるアパホテルやドーミーインなどのほかに、さまざまなビジホが出てきます。ビジホであっても、浴場があったり、豪華な朝食があったりで、結構楽しめるようです。私などは、たまに泊まっても、朝早く出発するために朝食をホテルで食べる暇がないので、朝食ナシプランで泊まるし、旅先ではシャワーで十分ということで、浴場があっても出かけることはほぼというか、まずというか絶対ありません。本書を読んで、ずいぶん、「損」していたなと感じました。
みんな本や雑誌が大好き!?
本書では、日大スキャンダルをまず振り返り、そして、常務理事になり、日大の闇に接し、医学部を中心に改革をと思って自分なりにさまざまな提案などをしてきた軌跡を綴ったのが本書です。 「地位」は人を卑しくもするものなのか? そんな趣旨の指摘も和田さんはしていました。林さんのおかげで改善された点もあったとの指摘もありました。可能な限り、客観的に自分が属した日大での闘争の日々を綴っているとの印象を持ちました。
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みんな本や雑誌が大好き!?
ある病院で雇われ院長みたいだった時、事務長からは超音波診断をもう少し増やしてくれと言われたりしたことがあったそうです。増やせと言われてもする必要のない人にするわけにはいかないと「正論」を述べても、そのリース代を考えると、一定程度の利用がないと赤字になると説明されて……。薬も使用期限前に使い切らないと病院の損失になり……。 そうなると病院経営は赤字になり、あげくのはてに潰れたら医者や看護師は資格があるからまだしも、資格のない看護助手や事務職員は失業してしまう……。それを防ぐには、過剰医療も時には……と。
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みんな本や雑誌が大好き!?
著者は、中国に関する本を何冊も出している中国通の方。日本国内の「ガチ中華」(ガチンコ中華料理店)を食べ歩いてきた体験も豊富。ということで、日本国内の「ガチ中華」の店を紹介した本でした。 美味しそうな料理もカラー写真で紹介されています。「ガチ中華」に入れていいのかどうかはちょっと疑問ですが、台湾料理やウイグル料理の店も出てきます。麻布十番にある台湾料理の「福琳」(フーリン)にはちょっと行ってみたくなりましたが、それ以外の店は、読むだけで十分でした。
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これはとても知的刺激に富んだ本でした。木村さんというと弁護士ということは知っていました。テレビで見かけたこともあります。椎名誠さんの友人?  この本の版元の「本の雑誌社」といえば「本の雑誌」を刊行している出版社。そこから、こんな「硬派」の本が出るとは驚きです。 中身は木村さんと憲法の勉強をしている若い女性との対談形式です。「オーソリティー」の「ターゲット」(標的)は、憲法学界の重鎮ともいうべき長谷部恭男東大名誉教授です。朝日新聞などでは「平和憲法の味方」という感じでよく登場されている方を批判しています。
みんな本や雑誌が大好き!?
著者は「地方チェーン店」を食べ歩いています。「長崎ちゃんぽんリンガーハット」などが出てきます。これは東京周辺でもよく見かける「チェーン店」です。「ぎょうざの満洲」は埼玉県がメインだそうですが、東京でも見かけたことがあり、一度か二度ぐらい入って食べたことがあります。その近くには「餃子の王将」などもありました。 北海道の回転寿司のチェーン店に「トリトン」というのがあるそうです。もちろん、知りません。そんな地方チェーン店が北海道から沖縄まで五十数軒出てきます。
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みんな本や雑誌が大好き!?
「体力格差」「運動(神経)格差」もある程度存在し、その改善は部分的に不可能な面もあることを認識するなら、「学力格差」や「体験格差」も「経済力格差」同様にある程度容認するしかないと思います。 その格差が、あまりにも拡大し、義務教育も受けられないとか、修学旅行にも行けないとか、給食代も払えないとかになれば問題でしょうが……(給食代無料の公立学校も増えているとか。子供の食事代ぐらい親が責任を持てと言いたくなる人もいるでしょうが?)。
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みんな本や雑誌が大好き!?
いろいろと考えさせられる本で、部分的に、そうかなと思わないところもありますが、多くの点で最大多数の最大幸福を考えるべき政治の中で、考慮されるべきものがあると感じました。ただ、それなりにやってこられた生活が大きく下降線を辿ることになった原因の多くは、コロナ禍だったようです。証言する方々の中にも、コロナのために、仕事先を失ってしまった、収入が減ってしまったと嘆く人が多くいました。ならば、その発生元の中国共産党に対して、この本の著者は、もう少し怒りを表してもいいのではないでしょうか。
が「ナイス!」と言っています。
みんな本や雑誌が大好き!?
中共の統治にかなり批判的な立場の人です。同じく中共に批判的な芥川賞作家の楊逸氏さんと対談した本『「言葉が殺される国」で起きている残酷な真実』(ビジネス社)を以前、読んだことがあります。 『不死の亡命者』では、1989年の天安門事件以降、政治的弾圧を受けて国外に逃亡した亡命者、国内で幽閉されている国内亡命者などを扱っています。日本でも知られている劉賓雁、方励之、鄭義、廖亦武などの国外亡命者。劉暁波やツェリン・オーセルなどの国内にとどまりながら抵抗を続けている国内亡命者たち。その置かれた状況はさまざまです。
みんな本や雑誌が大好き!?
著者は、元豪州大使。外交官です。いまは退官し、外交評論家として活躍中です。 豪州大使の時の体験は、前著『中国「戦狼外交」と闘う』(文春新書)で詳述されていました。日本国の名誉のためにも、日本を中傷する豪州の中国大使と現地でやりあったりした武勇伝なども綴られていました。 『日本外交の劣化』では、入省した時から退官までに体験した外務省での生々しいやりとりが詳述されています。批判する相手は匿名のことも多いのですが、時に実名も出てきます。
みんな本や雑誌が大好き!?
著者は元朝日記者。新聞労連の委員長を務めたこともあり、まだ40代なのに、昨年、朝日を退社(脱藩)して琉球新報の記者になった人です。その経緯については「週刊文春」でも退職当時報道されていて、記憶に残っていました(本書の冒頭も、週刊文春とのやりとりから始まっています)。新聞労連の委員長にもなっていて、朝日にあっても左派系の人といえるでしょう。ご自身の新聞記者体験が綴られていて、そういう立場からの反安倍的視点からのジャーナリズム論(産経批判など)が綴られていて、共感はしなくても個性的視点もあり面白く読みました。
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みんな本や雑誌が大好き!?
本書は、鈴木さんへの追悼本ともいえるでしょうか。筑紫哲也さんとの「朝日ジャーナル」での対談なども収録されています。機関紙「レコンキスタ」への賛辞(長谷川三千子氏・呉智英氏ほか)も収録されています。 本書の中で鈴木さんのエッセイがいくつか再録されていますが、「民族派運動の武器としての機関紙--80年代思想戦争の課題」(レコンキスタ第54号・昭和55年4月1日)は、『行動派のための読書術』に触れつつ、さまざまな本を介在しながらの「レコンキスタ」購読のお願い文です。熱いメッセージを感じました。
みんな本や雑誌が大好き!?
文献や新聞雑誌報道などで取り上げられたマナー、エチケット論争など、さまざまな事例をあげています。要は、老若男女を問わず、あらゆる世代の人々の中にマナーの悪い人が一定の比率でいるということでしょう。 ただ、本でも指摘されていましたが、混雑している車内で、新聞を拡げて読んだりするマナーの悪さはめっきり減りました。そもそも新聞を読んでいる人をさほど見かけません。タブロイド版夕刊紙はまだ見かけますが、これは一般新聞に比べるとサイズが小型ですから、車内での迷惑度はかなり低くなりました。
が「ナイス!」と言っています。
みんな本や雑誌が大好き!?
前著『調べる技術  国会図書館秘伝のレファレンス・チップス』も面白く読んだのですが、新著では、自分の「祖父」を調べてみたり、親が営んでいた模型店「ピンバイス」を調べてみたり…と。商売をやっている商店の「電話帳」といえば「タウンページ」というのが各地域というか各県というか、各市町ごとにあったかと。 本書でもそのあたりの資料が出てくるのですが、先日も我が家のポストに「タウンページ」が入っていました。以前だと分厚くて、ポストに入らず玄関に「置き配」していたかと思いますが、すっかりスリムになっていました。
みんな本や雑誌が大好き!?
原口さんは、ステージⅡの悪性リンパ腫から起死回生されたとのこと。その治癒に関して的確に助言してくれたのが吉野さんだったという。そしてお二人は、コロナワクチン接種によって、容体が悪化したりガンが拡大したりした事例があるとして、ワクチン批判を展開中。そうした背景には製薬会社(ビッグファーマ)の陰謀などがあり、「ディープステート」なる存在への言及もしばしば出てきます。「第5章」のタイトルは「ディープステートの傀儡国家、日本は独立出来るのか?」となっています。
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石川さんは、登山家というか写真家。本書でもエベレスト界隈の写真が沢山収録されています。本書は2021年9月の刊行。現地もコロナでいろいろと規制もあって大変だったころ。そのときの入山料は「一万ドル」(およそ百万円強)だったといいます。「一万ドル」はいまも不変としても、あれから進行した円安だから、テレビが報じたように、いまだと日本円では160万円~170万円になるのでしょう。3年前、一ドル(一ユーロ)は100円ちょっとだったでしょうか(記憶にありません?)。
が「ナイス!」と言っています。
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「リバタリアン」が高度化するテクノロジーと結びついて「テクノ・リバタリアン」となって、これからの世界をリードしていくのは必至なのに、日本の偏った言論空間では、その事実やそれが意味するところのものをまったく理解していないと橘氏は批判し、「この極端な不均衡を正したい」と思って、本書を書いたということです。 「イスラム過激派」や「ディープステート」や「ネオコン」や「中共習近平一派」より、「テクノ・リバタリアン」のほうが恐ろしいということでしょうか。
が「ナイス!」と言っています。
みんな本や雑誌が大好き!?
お金持ちは散財、浪費などせずに、経済合理性にのっとって、節約しながらお金持ちになっているとのことです。でも、インドでは、あるお金持ちが結婚式に何十億だか何百億使ったとの報道もありました。これって、散財、浪費? 御祝儀をもらって儲けるのでしょうか? それはさておきまして、この本が刊行されたころ、私はまだ40代でした。そのころ読んでいればまだしも、いまさら……ですが、クレジットカードのポイント活用とか、「不正」スレスレの金券活用ノウハウとか、いろいろと「経済合理性」について論じた本でした。
みんな本や雑誌が大好き!?
文中写真などを見るにつけ、とくに太りもせず、食生活にも注意万端の日々を過ごして「毎日楽しい」とのこと。美しい老女になるための化粧論などもかなりあり、そのあたりは男性読者にはちょっと退屈かもしれません。還暦前後に思いがけず配偶者を亡くし、「老後」を「ひとりぐらし」することを余儀なくされることもあるでしょう。自分自身が生きている限りは、幸せだと思って生きていくしかありません。いやなことがあってもクヨクヨせず、最後には風呂に入ってスッキリして一日を終える……。そんな日々が写真などと共にまとめられた一冊でした。
みんな本や雑誌が大好き!?
定年後の老後は、現役時代のようにがむしゃらに働く必要もなく、せっぱつまった気持ち、いつも前向きにというか、人間、辛抱、ガマンだといった闘争心を持つこともなく、平常心でゆったりとした気持ちで生きていくべしといった趣旨のことを綴った本でした。 古稀になると還暦のころより体力は減退。それでも元気な人も多い。散歩や旅行も出無精にならずにこなせる歳という指摘もあります。遠いスーパーにも「特売」があればでかけるのもいいのかもしれませんね。「リセット」は都合のいい言葉ですが、気分転換として試してみるのもよろしいかと。
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藤原さんは、60歳は、「第二の成人」であると指摘。人生100年時代だと、60歳からの自由時間は8万時間をラクに超えるとのことです。それをどう使うかは読者しだいということで、ご自身の会社員生活(リクルート)や退社後の足跡(民間校長など)を辿りながらの還暦前、還暦後の人生をどう構築していくべきかを論じたエッセイ本でした。還暦前後の我々が、こういう本を読むと、ちょっと出遅れたことになるのかもしれませんが、おおせの通りというか、自分が歩んできた道と重なるところもあり、なんとかなるようになってやってきたかな……と。
みんな本や雑誌が大好き!?
著者は、元財務省(大蔵省)の人です。天下り先確保のために、嘘八百(財政破綻がやってくる!増税しなくてはいけない!)を言いふらしている財務省の「定説」をことごとく批判し論破している論客として知られています。 本書もそうした主張で満ちていました。グラフもしばしば出てきて、本活的な「経済学」をちょっと講義もしています。さらには民間の保険もずさんなものだという指摘もありました。なるほどと思いながら読み終えました。
みんな本や雑誌が大好き!?
「ネオ日本食」とは、海外から持ち込まれたはずなのに日本で独自の進化を遂げ、わたしたちの食文化にすっかり溶け込んでいる食べ物&飲み物のことだそうです。 そんな「ネオ日本食」を提供している店を訪ねて、作っている人、店内、実物商品などをカラー写真で紹介している本です。著者の顔写真が掲載されていますが、茶髪を超えた金髪ガール? 見てくれは、そんな感じですが、文章はしっかりしているし、料理の分析もちゃんとしています。一読の価値ありの本です。
が「ナイス!」と言っています。
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本書の圧巻はやはり沼正三氏(こと倉田卓次)の『家畜人ヤプー』の解析です。 私がこの沼さんの本の存在を知ったのは、森下小太郎氏の論文『「家畜人ヤプー」の覆面作家は東京高裁・倉田卓次判事--三島由紀夫が舌端した戦後の一大奇書』)「諸君!」1982年11月号)を拝見した時だったと記憶しています。もう40年も前のこと。『家畜人ヤプー』も角川文庫で読んだ記憶があります。今は幻冬舎アウトロー文庫に入っているようです。是非、一度手にしてお読みください。電車の中で読む時は、カバーをつけてお読みください。
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第十章の「回転ドア・学者と国家安全部」によると、バリーという大学院生が「アメリカ政府の一員になる可能性があると見て」北京の会議に招待したいという名目で何度か打ち合わせをするのですが、その場所が「酒の出るカラオケ」だったり、「ほぼ裸のウイグル人女性たちによる『ファッションショー』に引きずり込まれた」りするのです。「なんなら彼女たちと一緒に二階に行こうか」と提案もされたり。そのあと、北京に行くと、同様の桃色工作もまたあったといいます。バリーは持ちこたえたようですが、その誘惑に嵌まった研究者もいたことでしょう。
みんな本や雑誌が大好き!?
若い人相手に「アベック」とか「トランジスタ・グラマー」云々と話したりすると、みんなにポカンとされたそうです。「トランジスタ・グラマー」が通じないのはまだしも「アベック」も意味不明にとられるとは驚きでした。 北朝鮮に拉致された可能性を示唆したサンケイ新聞のスクープ記事(1980年1月7日)も、いまの若い人は理解できなくなっているのかもしれません。 その記事の一面トップの大見出しは「アベック3組 ナゾの蒸発」でしたから。
みんな本や雑誌が大好き!?
高校3年の担任の教師からは「わが校から、君が文学部に行かずに誰が行くのかね?」と文学部進学を勧められたのに、法学部に進学しすぐに中退。後に「図書」にエッセイを書いたら、その恩師から「岩波書店の『図書』にエッセーを書くということは『大偉業』だぞ」という励ましの電話を受けたとか。 そのあたりの価値観はちょっと「?」ですが、世間的にはそういう解釈も「多様な価値観のひとつ」としてありうるのでしょう。そんな青春時代から社会人時代にかけてのハプニング的な思い出などが綴られていて、退屈せずに読むことができました。
が「ナイス!」と言っています。
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“人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた”みうらじゅん 三浦さんならではのいわゆる「いやらしい」グッズというか、「いやら蒐集品」が100点出てきます。思い出の品々、青春時代のマイ宝などが出てきて、中には墓場というか棺桶に入れてほしいというものまで出てきます。 大人になってからの「いやら蒐集品」として、私も持っている「本」としては、ジョン・カセールの『画集KACERE カセール』なども出てきました。私もこの本は大事に保存しています。
が「ナイス!」と言っています。
みんな本や雑誌が大好き!?
中国不動産をめぐる「悲喜劇的」状況が活写されています。日本でいうところの「定期借地権」を中国にも導入して、その使用権(借地権)を売ることによって得た収入をお役所が好き勝手に使ったりマンションを乱造したり、賄賂に使ったりして栄華を過ごしたりしたものの、そのツケが襲ってきているようです。自業自得でしょう。民主国家ではない中国で、そんなバブルが発生しても、共産党独裁体制のもとで、それを揺るがせないための対応しかとれないようです。そんなディレンマや中国人の経済観、金銭感覚等々、日本と比較しながら綴られています。
が「ナイス!」と言っています。
みんな本や雑誌が大好き!?
ドイツがユダヤ虐殺等々の「人道に対する罪」をいかにして謝罪補償してきたかが綴られ、それに比べて日本は…といった視点も出てきます。 ただ、熊谷さんの指摘するところを普通に読みこなすと、要は、ドイツのやったことは、日本がやったこと(捕虜虐待等々)とは比較にならない残虐なことであり、日本の「戦争犯罪」とは次元が異なる野蛮(悲劇)なことをやったのであり、それ故に、ユダヤ人などの被害者への謝罪やドイツ官憲関係者への法的追及が過酷になるのは当然ということに……なるのではないでしょうか。
みんな本や雑誌が大好き!?
過去から今日まで「世界を変えた」小説を書いた古今東西の作家百人の作品(百冊)を紹介した本です。一人(一冊)につき、3~4頁の紹介をしています。図版(著者顔写真・書影など)も大きく文中に入っていますから、活字量はさほどではありません。 嬉しいことに、紫式部の『源氏物語』から上巻は始まります。さらに嬉しいことに、村上春樹さんの作品は入っていません。上下巻、それぞれ索引に「村上春樹」が一カ所出てきますが、それは『大いなる眠り』『グレート・ギャツビー』などの「訳者名」として出てくるだけです。
が「ナイス!」と言っています。
みんな本や雑誌が大好き!?
小・中・高校時代の回想から始まります。ホームズやルパンシリーズを小学校の図書館で借りてむさぼり読んだり、物理で赤点を取った話など……。1955年生まれですから、私よりちょっと年上のオンチャンですが、似たような青春時代を過ごしているだけに、親近感も湧いてきます。 地元出身の野呂邦暢氏の『諌早菖蒲日記』に感銘を受けてファンレターを出したら返事をもらった逸話など……。作家となっていく佐藤さんの旅立ちの日々が綴られてもいました。
が「ナイス!」と言っています。
みんな本や雑誌が大好き!?
者も障害者の子供を抱え、その面倒をみたりしていて、そのスキルを活かそうとしてヘルパーの仕事を始めたとのことです。介護福祉士の資格も後日取得しています。その介護の仕事を還暦前から励む日々。先輩同僚の手抜き介護の仕事に呆れたり、使い捨てパンツを後生大事にタンスなどに入れたままにしている戦前生まれの老女に驚いたり……。 また著者は女性ですか、介護先では80代男性でも「セクハラ」まがいのことをする人もいるそうです。古希過ぎの介護ヘルパーに対して「ババアいやだ、チェンジ」と豪語する老人がいるそうです。
が「ナイス!」と言っています。
みんな本や雑誌が大好き!?
24歳の童貞青年の板崎翼さんが主人公です。家事代行会社でアルバイトをしつつ、社員昇格を狙っています。ある日偶然、家政夫として仕事をする中でその家の美人妻・藍子さんの庭に落ちていた下着(ショーツ)を見つけて興奮してしまい、ポケットに入れたりするのですが、それを見咎められてしまい窮地に追い込まれます。でも、案ずるより…といったストーリー展開です。 「家政婦」ではなく「家政夫」と思いきや、「家政夫」でもなく「家性夫」というのがミソの作品でした。逆にこの手の小説では「家性婦」というのもあるのでしょう。
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著者は、菅義偉首相は「保守右派」ではなく「保守リベラル派」だったとしていますが、菅さんと安倍さんは拉致問題で、新潟などに北朝鮮の船(万景峰号)が堂々とやってくるのを規制すべきだということで意見が一致して協力する関係になったのが、二人が親しくなるきっかけだったといいます。 日本の国益、日本国民の安全確保のために何が必要かと考えれば協調できる所で協調しあうのは当然のことです。ああいった事態になっても、北朝鮮の船の寄港などを無原則に容認するといった姿勢は、「リベラル」とも無関係の対応というしかありませんから。
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佐世保に住んでいて、そのころ「水飢饉」が発生し、四苦八苦したことがあったようですが、そうした状況下で「考えたこと」などが綴られているわけです。抱腹絶倒とまではいかないまでも、昭和世代だと、クスクスと笑えるユーモアタッチではあります。読んで退屈することはありません。 ミニ小説なども収録されていました。三無主義の回想もありました。無気力、無感動、無関心。 さらに、四無主義もあって、さらに無思想とかも。五無主義も? 追加項目は「無責任」?云々と我々の世代は言われていたことを思い出しました。
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ある日の日記にはこう記しています。 「朝、通信所(郵便局)に立ち寄り日本宛ての絵葉書を投函。切手はUS五十セント。いつ届くかはさておき、途中で検閲はないのかが心配になった。なぜなら文面に『最貧国にある別天地に到着した』とか、『自由と家庭がない点を除いて何不自由なく生活している』などと書いてあるからだ」 ご無事で何よりでした。在日朝鮮人で、帰国してからそんなことを書いたら収容所行きになっていたかもしれません。「日本国」という国家があってこそ、海外でも言論の自由も行使できるのでしょうか。
が「ナイス!」と言っています。
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著者は「東洋経済新報社」の「週刊東洋経済」の編集長などを務めた方です。 サブタイトルというわけではありませんが、「一生、月5万円以上の配当を手に入れる!」という、うたい文句がカバーに刷られています。 60歳というか65歳以降の定年生活者・シニアは、それ以降、「生活費を切り詰めるか、再就職で働き続けるか、資産運用で稼ぐか」という事態に直面しますが、「資産運用で稼ぐ」べきだと著者は説いています。
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「アファーマティブ・アクション」の日本語訳は、「積極的差別是正措置」。アメリカ発の制度・概念ですが、それがなぜアメリカで生まれ普及し、そして最高裁で否定・廃止されることになっていったかを概説している本でした。 ところどころに出てくる著者の考えに、「そうだろうか?」という疑問が浮かぶところもありましたが、要はインディアンを殺戮して成立した米国ならではの必然的な制度だったかと思いました。
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「私にとって、清水幾太郎はただの研究対象ではない。清水の著作を読み、清水が読んでいた本を読み、清水の論敵の本を読み、清水がいた時代をめぐる資料を探索することを通じて、私は清水という人物を理解するのみならず、清水を通じて社会学という学問が何であるかを考えてきた。いわばひとりの先生なのである」 というふうにあくまでも「社会学」がキーワードとなった評伝です。晩年の日本よ、国家たれ…などへの考察はあまりないのはものたりない?
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「自称保守勢力」にせよ「自称リベラル勢力」にせよ、原発を守るためには警察のみならず陸上自衛隊の警護、地対空ミサイルの設置などを真剣に考慮するなり、そんな自衛力増強なくして原発稼働は無理だと反対するのが論理的必然だと思いますが、どちらの陣営もそうした主張をあまりなさっていないようです。ちょっとヘンですね。その点、樋口さんは堂々とその点を指摘しています。論理的です。 ただ、その樋口さんにしても、具体的な「国名」を入れると、尚説得力が増すのに、この本では、そうした国名(北朝鮮?)までは明記していないのは残念。
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近藤誠さんの信奉者というわけではなかったものの、その医学的見識は尊重していたとのことです。 山崎さんは喉の調子が悪いということで2022年夏に診察を受けたら食道ガンの末期という事実が判明。毎日のようにウィスキーなどをストレートで愛飲していたのが原因だったかもしれないと述懐しています。 「健康診断による内視鏡検査などの癌検診に私は消極的だった」と書いています。 また、がん保険なども入る必要はなしと指摘しています(ご本人も入っていなかったとのこと)。
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著者は不動産コンサルタントです。タワマンに住んだこともあり、いまは一戸建てにお住まいのようです。住むなら(買うなら)マンションか一軒家か、マンションでもタワマンか、低中層マンションか等々、「住まい選び」についてのウンチクが綴られています。 通勤に便利か、転売に有利かなどの視点はむろんのこと、自分自身が満足できる住宅環境にそった「住まい選び」が大事だということを力説していました。
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著者は、元バス営業所職員。後に鉄道会社に転職しています。前著『怒鳴られ駅員のメンタル非常ボタン』は転職した鉄道会社でのトラブル体験記でした。今回は、鉄道会社に入る前に勤めていたバス会社でのトラブル体験記といった感じの一冊でした。 運転手の確保がなかなか出来ずに、翌日のシフトが出来なくて四苦八苦することも。そんなバス会社の内実も綴られています。
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適切な「軍拡」を推進した点で、二人は岸田政権を高く評価。木原防衛大臣の起用も支持。ただ、この本は10月初めに出たばかりですから、石破茂政権や中谷元防衛大臣起用の是非に関しては論じられていません。総選挙の結果次第で、さらに「混乱」(?)することも予想されます。 本書でお名前の出てくる長島昭久さん。かつては民主党にいて、民主党の防衛政策を現実的な多様なものにする上で貢献されたと指摘もされていますが、今は自民党に「移籍」されていますから、民主党(立憲)に、そういう「多様」な軍事知識を持った人がいるのでしょうか。
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東大(乃至京大)法学部を出て外交官になるというパターンが多いようですが、藤木さんは慶応大学のご出身(外交官試験に3年次で合格したので中退入省)。私大出身ならではの、ざっくばらんな回想録と感じました。 巷間言われる決まり文句(「外国に行く前に、まず日本のことを知らないと恥ずかしい」「英語は道具にすぎない。中身のほうが大事だ」「いまや英語だけじゃ不十分だ。第二語学もしっかりやれ」「若いうちは先のことなんか考えず、自分が夢中になれることにのめりこめ」等々)に疑問を持てとも。若い人向けの人生論といった感じです。
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『お金の減らし方』という書名ですが、本書の中にはなぜか「お金を増やす方法」という章もあります。どちらにせよ、この本の読後感としては、自分自身が生きていく上で、ほしいもの、関心のあるもの、好奇心をゆさぶられるものなどにお金を「投資」していけば、それでいいのだということを主張しているのかなと思いました。 著者はプラモや広い敷地に鉄道を走らせたりすることに喜びを抱いていたようです。そういう「趣味」や「生きがい」は人それぞれ。
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著者は安倍さんが新米政治家だったころから親しく付き合っていた産経記者です。思想的にも似通ったものがあったようです。だから、安倍さんもホンネを阿比留さんにしばしば語っていたようです。当時は、オフレコもあったかもしれませんが、そうしたホンネをしばしば取材メモから引用しながら紹介しつつ、安倍政治とは何だったのかを綴っています。 いわゆる「リベラル」な政治家や財務省への批判など、『安倍晋三回顧録』でも述べられていますが、こちらでも詳しく紹介されていて、改めて安倍晋三氏の政治信条等々を再認識することができました。
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巣からヒナが落ちて死んでいたり、孵化に失敗したり、年によっていろんなパターンがありますが、二羽程度のヒナが無事巣立ちすることもあります。生き物の世界ですから仕方ありません。 オオタカがヒナに餌として与えるのも、スズメやムクドリなどだったようですが、それも親鳥が子育てをしているのを無理やり横取りしてきたのでしょうから(親鳥も食べられる?)。ひなも巣立ちするころには、カラスをやっつけるまで成長するそうです。さすがはオオタカです。
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「文学に熱心になるのは反比例する具合に、20歳以降は漫画から遠くなった」「文学が自分にとって第一義と決めていたから、漫画まで手を広げるとにっちもさっちもいかなくなると本能的に警戒したのかもしれない。さいきんよく話題になる『鬼滅の刃』も『キャプテン翼』も読んだことがない」 そんな読書体験を持つ人の生真面目一本槍の「書評本」といった感じの一冊でした。ここに出てくる本、ほとんど読んだことがない我が身。「積ん読」も稀です。
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この方は、1967年生まれの図書館司書の資格の持ち主。さまざまな図書館に勤務した体験があり、現在は益子町地域プロジェクトマネージャーとして図書館開館を目指しているそうです。 図書館や読書などにまつわる「本」がいろいろと紹介されています。出てくる本はカジュアルな感じのものが多く、私も読んだり「積ん読」している本もそこそこありました。「ROCK司書」ですから、当然、音楽の紹介も出てきます。
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アナベルさんの本は、最後に経済的に不遇になりがちな女性に向けて、投資信託や株式など資産を増やすためのノウハウについても「一章」を設けています。このあたりは、フェミニストの類書にはない特色だと思います。 英国でも銀行定期の利息は低いようで、「女性には投資ファンドがいい」とのことです。男性はもっとハイリスクハイリターンの株式投資がいいのでしょうか? このあたりの著者の「男女格差」認識が資産増加の方法であるのかないのかも気になるところでした。
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著者は、あの檀一雄さんの長男。檀ふみさんは異母妹。 もうすぐ還暦になるころに、都内の家が道路拡張のための区画整理の対象になり、父が住んでいた福岡の能古島(のこのしま)にある古家に引っ越すことを決意。古家はボロボロ状態で、解体して新築。2009年晩秋以降、そこに移住。爾来十数年の離れ小島(と言っても、福岡の高層ビルが家から眺望できる程度の距離。福岡市から船で十分の距離)の生活を綴ったエッセイ本でした。 産経新聞(九州・山口版)に連載されていたそうです。
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この本を読み、豪州へのワーキングホリディ礼讃論の愚かしさを感じました。「世界はバラバラ、人類は騙しあい」「人を見たら泥棒と思え」と思ったほうがいいのかもしれません。「外国人労働者」は日本でも豪州でもほかの国でも「搾取」しようとする輩が多々いる? そういう国際社会の厳しさを若いうちから教えることも大事かもしれません。 日本では、日本人だけがこんなにいけないことを昔も今もしている、でも、外国の人はいい人ばかりといったような誤解を与えかねないような「民主教育」をやっているような気がしないでもありませんから。

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2お気に入られ10月の読書メーターまとめ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/10/15(39日経過)
記録初日
2024/10/15(39日経過)
読んだ本
100冊(1日平均2.56冊)
読んだページ
24905ページ(1日平均638ページ)
感想・レビュー
100件(投稿率100.0%)
本棚
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