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2026年3月の読書メーターまとめ

KM
読んだ本
11
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感想・レビュー
11
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2026年3月に読んだ本
11

2026年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

KM
徳とは何かをテーマにした対話である。本書は徳は知識ではないため、人に教えることでもなく、人間に備わった特性(魂に内在するもの)でもなく、良い思わくであることが述べられていた。 その通りであろうと感じるとともに文化的な思想であるなと感じた。文化も文化が内在する行為を教えることはできても文化そのものは何かを教えることはできない。その集合体が持つ価値観を共有することに文化を共有できることから、文化を受け継ぐことができる。
KM
2026/03/08 14:49

内容的には魂のあり方、知識とは、イデア論のさわり等、プラトン入門として良い本だと思いました。

が「ナイス!」と言っています。

2026年3月の感想・レビュー一覧
11

KM
上巻の八割は筆者がフランスから南米の現地に移動するまでの道中の旅を記載しており、第二次大戦前のユダヤ人の移動がいかに大変かを肌身に感じるくらいリアルで情緒的な記載でした。エッセイのような描写のなかに教養的知識を入れながら、現象から導かれる構造をよく解説されていた。 西洋やインドとの対比、先住民と西洋文化の対比で構造的な風習を見出し、詳しく規格化もされていた。全体的に卓越した文書構成能力・表現力でふわふわした感情をいだきながら、なんとなく理解しているような気になれる本でした。
が「ナイス!」と言っています。
KM
新大陸発見時代にいわゆるコロンブスの交換によってヨーロッパおよびアメリカに対し、どのような効果があったかを考察した本。 特にインディアンが在来植物をどのように処理し、食料に変えていたが記されており、勉強になった。疫病はあったが、当時はインディアンの方が豊かな生活をしており、ヨーロッパの方が利益が大きい取引だったと感じました。 そのような経緯を含めて、現代社会がどのような構造になっているかを考えるきっかけになりました。
が「ナイス!」と言っています。
KM
レヴィンの論文集第2巻、場の雰囲気に関する研究がメインテーマであった。本書では場の理論を研究する手法やそれを研究するうえで、科学的な手法が形而上の理論となにが違うかの解説に重きを置いて議論がされていた。第二次大戦前後で形而上の研究が嫌気されていたとの話を別の本で読んでいたので、それが論文の中で語られていて面白かった。
KM
2026/03/23 22:21

メインの論述は引き続きトロポジーを使用して語られていたが、ツァイガルニク効果の説明や学習種類(認知構造(知識)の変化、好嫌の学習、イデオロギーの変化)後退、リビドーの体制、集団の効果、集団におけるイデオロギーの効果等様々論じられており、勉強になった。

KM
悲しき熱帯と相互補完的な写真集であることが本を読み進めながらわかったので、悲しき熱帯積読していた私としては先に読んでおけばよかったというのが一番の感想であるが、写真集からは当時の西洋諸国の先住民とのコミュニケーションのあり方やそれぞれの民族が抱いている複雑性が読み取ることができた。少し言及があったが、人類学者と研究対象者の関係性って難しいところがあるなと思う。
が「ナイス!」と言っています。
KM
企業文化にかかる論文を流し読みしていたときに目についた参考文献という流れから読んだ一冊。とても良い図書した。まず、トロポジーを使った人間社会の場の解説が分かりやすかった。なお、本書は大戦前に書かれたものである。 民主的集団、専制的集団に言及されており、専制的集団では指導者(会社でいう上司に当たる)が集団に対して、指示命令を出すことによって集団を駆動していくのに対し、民主的集団はリーダーがその価値観を共有することによってその目標に向かって集団が駆動する。
KM
2026/03/17 23:41

現在においての価値観としては後者が優位であると考えられるが、実際は前者の会社が多いのではないかなと思う。これは現在社会においても教育と実社会が整合していない証左ではないかなと感じた。また、本書でも民主主義は放っておいてはできず、努力する必要があると言及されている。(一方で専制主義は押し付けられることによって萌芽すると述べられている。)

KM
2026/03/17 23:42

また、結婚・少数集団・幼児教育等にも言及されており、第二次世界大戦前後で特に課題認識の強かったユダヤ人問題に対しては特に深く考察されていた。これは著者のクルト・レヴィン氏がドイツ出身のユダヤ人であったためであると考えられるが、それ以上にユダヤ人問題を解決可能な問題として、著者が解決策を模索していた点が大きいと考えられれる。 全体的に現代のリベラル思想に通じるものがあるなと思いながら読みました。

KM
とても面白い本だった。特に贈与と賄賂をどのように区別すべきかを著者が明確に述べており、その論で展開される論述がとても読みやすかった。 確かに文化としての贈与と個人の利益の追求としての賄賂では目的が違うが、互いにモノ・カネを第三者に渡し、対価を得る行為(ちょっと語弊があるが)であるので、その対価がだれのため何のためのものであるかが重要であるかは目から鱗であった。
KM
2026/03/11 22:36

また、古代ギリシアにおいて贈収賄がどのような意味があるかが歴史及び至近の人類学に基づき解説されており、アテネにおいてレベルの高い民主制が構築されていたことがうかがえた。 最後のほうにある現代の賄賂についての言は納得ができるものであった。

KM
最初に読んだのが、アポロドーロスのギリシア神話だったため、本書はすごく読みやすかった。読み終わって気が付いたのだが、章が細かく区切られており、読み聞かせしやすい構成になっていた。わかっていなかったことも多かったし、忘れていたことも多かったのが復習できてよかった。話も時系列・事象を意識して配列されており、神話の流れ、体系を理解するのによい本であった。
が「ナイス!」と言っています。
KM
プラトンとアリストテレスを中心にギリシア哲学をだいぶ読んだので、まとめの図書を一冊読んでみた。やはり専門家はすごいなと思った。プラトンは国家、アリストテレスは形而上学とニコマコス倫理学が主に取り上げられており、要点を抑えて読むことができた部分と見逃した箇所があって勉強になった。また、ギリシア哲学の始まりとしてタレスの自然学が紹介されていたり、懐疑派・ストア派(エピクロスは一冊読みました)等これから読んだほうがよい書の示唆があってよかった。また、少し訳書を読んでから同じような本を読んでみようと思う。
が「ナイス!」と言っています。
KM
徳とは何かをテーマにした対話である。本書は徳は知識ではないため、人に教えることでもなく、人間に備わった特性(魂に内在するもの)でもなく、良い思わくであることが述べられていた。 その通りであろうと感じるとともに文化的な思想であるなと感じた。文化も文化が内在する行為を教えることはできても文化そのものは何かを教えることはできない。その集合体が持つ価値観を共有することに文化を共有できることから、文化を受け継ぐことができる。
KM
2026/03/08 14:49

内容的には魂のあり方、知識とは、イデア論のさわり等、プラトン入門として良い本だと思いました。

が「ナイス!」と言っています。
KM
原子論的唯物論とよばれるようにデモクリトスが提唱した原子の考え方を発展させた自然学感がベースとなっていることは分かった。ある程度現代人にはロジック的と感じられるように気象に関する表現や原子の質量に対する表現など面白い仮設を立てているなと感じた。快楽主義という文字列とは裏腹に本人の哲学は死生観を含めて理性的な表現がされており、その現象理解の正しさよりも現代に通じる冷静さを感じる一冊だった。
KM
2026/03/06 22:06

プラトンやアリストテレスとは違い、天文に神性を排除している感じがしたが、やはり地が中心となり、天が動いている世界観を表現されていた。

が「ナイス!」と言っています。
KM
下巻は上巻よりもスケールが大きくなって、快楽や愛を語りながら、国制との類比であるとか、尊敬・名誉の公共性等について論じていた。 国制については至近で読んだプラトンの国家との連続性を感じた。 幸福について論じており、その中で幸福が状態であるなら、生涯眠っているのが幸福になってしまうフレーズがとても心に響いた。 最後の一文がとても哲学者っぽくてよかった。
KM
2026/03/04 22:29

全体として、倫理観のある一定の普遍性を感じる本だった。現代においても同じ倫理観を持っているor日本人と感性が合うのではないかなと思う。それが、比較的戦争が少ない、同じ言語を共有している、多神教であるといった我々日本人との類似性がそうさせている可能性はあるが。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/11/19(525日経過)
記録初日
2024/12/06(508日経過)
読んだ本
104冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
36993ページ(1日平均72ページ)
感想・レビュー
104件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
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