え、これミステリーなのか？地震で地下施設に取り残された障害を抱える女性を救助する、という緊迫した設定なのに、全く緊迫感を得られず残念

自分の頭では描けないので、青山くんの習作と湖山先生引退の画を見たい

どの章から読んでもよくて、読み方は全部で720通り。どこから読んでもいいと言われると悩ましく、しばらく手元に置いてた。暗そうな話から読むようにし、順番は死→犬→鳥→星→花→嘘で。話が繋がっているわけではなく、ある章での主要人物が別の章で微かに姿を現すといった関係がある程度。ただ、その人物の過去と未来を知る順番が読む順番で変わり、それにより話の印象が変わるので、道尾さんの試みは成功しているなと思った

「○人にこのメールを送らないと死ぬ」メールとか懐かしい。中年所轄の小暮と若い女性警部補の名島が良いコンビ。レインマンの正体は分かりやすくて、犯人当てよりもコンビの捜査を楽しむサスペンスかと思いきや、ラスト一行驚愕。女子高生って恐ろしい…

「家守綺譚」の続編。家を中心に日常の自然に感じ入る前作とは異なり、今作は帰って来なくなったゴローを探しに鈴鹿へ。出会う人や自然、不思議なものに身を任せての旅は心が洗われる。ゴローは見つかって本当に良かった

オチがわかりやすくて軽く、期待してた程では無かった。リモート飲み会で探り合う「三角奸計」と、YouTuberに憧れる島の小学生たちが主人公の「#拡散希望」は異常性が強かったんで、オチがわかってても他より読後感は良かった

シリーズ2作目。鮫の水槽で行われた殺人。容疑者は多く、気付けた解決の糸口が少なくて、前回の事件よりも難しく感じた。その分天馬の理詰め推理ショーは爽快。天馬と柚乃のコンビも良い関係に