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2023年1月の読書メーターまとめ

ぱせり
読んだ本
6
読んだページ
1684ページ
感想・レビュー
6
ナイス
94ナイス

2023年1月に読んだ本
6

2023年1月のお気に入られ登録
1

  • Jane

2023年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぱせり
短編集だけれど、(ルシア・ベルリンのもう一分冊『掃除婦のための手引き書』とともに)全部まとめて、一つの長い物語を読んだような気持になる。惨憺たる有り様と思うが、あっけにとられるほどの、さばさばと突き抜けるような、この人の人生(の一瞬)。いま、わたし、何を見ているのだろう。
が「ナイス!」と言っています。

2023年1月の感想・レビュー一覧
6

ぱせり
茫然とするような暗闇が目のまえに広がる、暗闇の底に落ちていくような思いを味わうのだけれど、これは、一つの、姿を変えた希望なのだろう。希望、といっていいならば。……ほんとは泣きたい。一方、希望など持ちようもない袋小路で、ただひたすらに生きていくしかない者たちの、深い諦感、究極の孤独が、心に迫る。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
『おばあちゃんの小さかったとき』に改定された。嘗てのお母さん(わたしたち)は、いまやおばあちゃんの歳なのだ。パソコンがあり、スマホがある現在、変わったものはたくさんだけれど、そんなに変わらないものもたくさんある。読みながら確認するあれこれが楽しい。小さな共感の積み重ねがたのしい。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
山口いずみさん(昭和27年生)と妹のわかばさん(昭和29年生)姉妹が子どものころに大切にしていた玩具や日記などが写真と文章で紹介される。玩具たちを眺めていると、のびやかに遊ぶ子どもたちのまわりの、あたたかい大人たちの目配りを感じる。この本が楽しいのは、それだからだと思う。幸福な玩具たちだ、と思う。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
事件後、現地を離れ、再び東洋を訪れることはなかった登場人物の回想を通して、最後の最後に、オリエントの香りがふわっと立ち昇るのを感じている。そして事件後、ポアロはシリアに戻り、「その一週間後にオリエント急行に乗り、そこで別の殺人事件に出くわした」そうだ。郷愁に満ちた過去の回想の後の既視感ある未来(?)が楽しい。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
「わたしたち」は、四人の女性たちのことではない。「わたしたち」は、私たちのことだ。言いたいことをあけすけに言い合っているようにみえて、そうではない。相手の生き方に対する敬意が見え隠れする。無言の信頼だろうか。私の前でも後ろでもない、隣を歩くって、そういうことなのだろう。老いていく2021年の海は気持ちがいい。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
短編集だけれど、(ルシア・ベルリンのもう一分冊『掃除婦のための手引き書』とともに)全部まとめて、一つの長い物語を読んだような気持になる。惨憺たる有り様と思うが、あっけにとられるほどの、さばさばと突き抜けるような、この人の人生(の一瞬)。いま、わたし、何を見ているのだろう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/03/01(5773日経過)
記録初日
2008/01/05(6194日経過)
読んだ本
2826冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
706909ページ(1日平均114ページ)
感想・レビュー
2799件(投稿率99.0%)
本棚
92棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
http://d.hatena.ne.jp/kohitujipatapon/
自己紹介

読みたい本・読んだ本の記録として、読書メーターを使っています。いまは、いただいたナイス(ありがとうございます)のチェック・お返し等、一切しておりません。申し訳ありませんが、どうぞご了承ください。



積読本は、ほんとは積読本ではありません。
大好きな本の表紙が見えるところにあると嬉しいな、と思って並べています。



-わたしの宝本- 
「にぐるまひいて」 ホール/クーニー
「リトル・シューベルト」 ゴフスタイン
「ジョー アンド ミー」 プロセック
「こうちゃん」 須賀敦子/酒井駒子
「少女ソフィアの夏」 トーベ・ヤンソン
「たんぽぽのお酒」 レイ・ブラッドベリ
「プラテーロとわたし」 J・R・ヒメネス
「夜と薔薇」 森雅之

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