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2023年8月の読書メーターまとめ

ぱせり
読んだ本
9
読んだページ
1977ページ
感想・レビュー
9
ナイス
147ナイス

2023年8月に読んだ本
9

2023年8月のお気に入られ登録
1

  • 轟直人

2023年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぱせり
事件解決を決意する湿地三人組の目の前で町に現れた政府機関の二人組が事件を丸ごと浚っていってしまう。フォーチュンを追う武器商人の影もちらほら。さらに、この町の町長選挙の行方が気になる。二つの婦人会による勢力争いでもあるから。どんどんよい感じになっていくお似合いの二人がますます気になる。偽りの身分が心配。
が「ナイス!」と言っています。

2023年8月の感想・レビュー一覧
9

ぱせり
繰り返される差別に対しては、泣き言や恨みごとをほとんど書かない。心に残るのは、アイヌとして生まれ、アイヌとして生きた人の誇りと矜持だ。「アイヌはどこから来たのでもない、もともとこの日本の国、ポイヤコタン(小さい島の国)に住んでいたほんとうの日本人なのです。」
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
『トラウマ・プレート』というのは防弾チョッキのこと。この本を読んでいると読書にも防弾チョッキが必要な気がしてくる。そう思いながら、ちょっと気がついている。そんなものはまったく役に立たないこと。本当は物語の中の世界と同じくらい私の住むこの世界も奇妙だ。ここでも防弾チョッキなんか役に立たないだろう。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
七つの私小説が収められている。胡散臭いような、ハミダシ者と言われそうな人たちが多く登場するが、彼らが、身の内に思いがけない魅力を隠していることは、知る人ぞ知る。しょぼくれた景色に垣間見える明るさ、おかしみの欠片。一見地味な場面が、読む人にとって、かけがえのない場面になっていく感じが好きだ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
第一次大戦の気が滅入るような町の描写、人びとの描写。スペイン風邪の流行期でもある。この既視感。物語の初めでミランダは夢を見ている。早朝、厩から愛馬を引き出して駆けていく夢。清澄な朝の空気。そこでなぜ馬を止めたのか。横を駆け抜けていく人は誰なのか。読みながらずっと気になっていたが。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
おはなしなら、最初から、嘘か本当かなんて野暮なことは誰も聞かない。おもしろかったら「こころ はずんだよ。いいもの聞いたよ」と思って終わるだろうけれど、本当のことだと思って聞いたなら……。あ、でも、いちぢくは、これがほんとうのお話、とは一言もいっていない、のだ。だとしたら、お客さんたちの論争は何なのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
収録されているのは七つの物語に幽霊や精霊たちが闊歩するような話はなかった。それなのに不思議な物語を読んだと感じる。幽霊より生きた人間が不気味なのは、ないものを人は想像でつくりだしてしまうから。あるものを想像でゆがめてしまうから。不思議なものなどないはずなのに何かあるような気配。何かが聞き耳をたてているよう。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
アクナーテンが目指すエジプトは美しい。国民たちにこうあってほしいとの願いも。 だけど、それだけでは、のっぺりとした単なる絵にすぎないのだ、ということを思い知らされる。失脚する王のまわりには長い時間をかけて周到に奸計がめぐらされていく。 物語が、ずんずん悲劇に向かって進んでいくのを、じりじりしながら見守っていた。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
「渓流の岩かげから泡立つ淵を目がけて釣竿を振る。もうそれだけで充分である。自分は谷川の一部分になっている。もうそれだけで結構である」気持ちがいいな。そんな風に感じられる時間を持てるって幸せじゃないか。暑い日、涼をとろうと本の中の渓流に逃げ込んだ。本のなかではせせらぎの音は心地よく、風が涼しかった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱせり
事件解決を決意する湿地三人組の目の前で町に現れた政府機関の二人組が事件を丸ごと浚っていってしまう。フォーチュンを追う武器商人の影もちらほら。さらに、この町の町長選挙の行方が気になる。二つの婦人会による勢力争いでもあるから。どんどんよい感じになっていくお似合いの二人がますます気になる。偽りの身分が心配。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/03/01(5556日経過)
記録初日
2008/01/05(5977日経過)
読んだ本
2785冊(1日平均0.47冊)
読んだページ
697097ページ(1日平均116ページ)
感想・レビュー
2758件(投稿率99.0%)
本棚
92棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
http://d.hatena.ne.jp/kohitujipatapon/
自己紹介

読みたい本・読んだ本の記録として、読書メーターを使っています。いまは、いただいたナイス(ありがとうございます)のチェック・お返し等、一切しておりません。申し訳ありませんが、どうぞご了承ください。



積読本は、ほんとは積読本ではありません。
大好きな本の表紙が見えるところにあると嬉しいな、と思って並べています。



-わたしの宝本- 
「にぐるまひいて」 ホール/クーニー
「リトル・シューベルト」 ゴフスタイン
「ジョー アンド ミー」 プロセック
「こうちゃん」 須賀敦子/酒井駒子
「少女ソフィアの夏」 トーベ・ヤンソン
「たんぽぽのお酒」 レイ・ブラッドベリ
「プラテーロとわたし」 J・R・ヒメネス
「夜と薔薇」 森雅之

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