スケールの大きい本編と比べると、地について一つの作品として完結しているので単独でも十分楽しめる。むしろ一つの作品として楽しむのもアリ。超サイエンテスフィックなんだけどロマンチックでメランコリック。ハードSFと見せかけて情景も心情も丁寧に著されてる。始まりの情景が繰り返し頭の中をぐるぐる回るところは虐殺器官や構造素子なんかを思わせる読書だった。

市役所も中学校もクレープ屋もコンビニもホテルも徒歩圏内の我が街が舞台の人生小説。あの辺りに貸本屋なんてあったかな？と考えちゃう。私は地元のまつりは外から見ている方なのですが、その熱量は理解しているつもり。その中に人生があるんだな、とあらためて思いました。何通りもの人生が。今年のまつりは少し違った見方ができるかもしれませんね。ただ、いろいろあって「よくがんばりました」って言えない人生もあるんじゃない？という今日この頃。本で伝える、良いね。ちょい出の他の登場人物の人生も知りたいね。

エイリアン2はミリタリーSFとしても大好きな映画。コンビニバイトの後レイトショー観に行った。これはその傑作エイリアン2のラストシーンから何十年もの隔たりを感じさせずに追体験できる稀有な快作。カッコよかったマイケル・ビーンもあの姿のまま。映画と合わせてエイリアン2で良いかな。終盤の人類とエイリアンの関係性の議論も興味深い。ただやはり、ギブスン、キャディガンである必然性はない…でもこの二人じゃなかったら手に取らなかったのでそれはそれでヨシ。

なんだか面白くなかった。ミステリと言えども物語を求めたいので、小賢しい仕掛けだけでそこに物語は感じられない。妖精とサーカスほ好きなんだけど連作短編続きは魅力を感じない作者。まぁ他の長編も今のところ魅力ないが。

スケールの大きい本編と比べると、地について一つの作品として完結しているので単独でも十分楽しめる。むしろ一つの作品として楽しむのもアリ。超サイエンテスフィックなんだけどロマンチックでメランコリック。ハードSFと見せかけて情景も心情も丁寧に著されてる。始まりの情景が繰り返し頭の中をぐるぐる回るところは虐殺器官や構造素子なんかを思わせる読書だった。

折り込みの沼マップが面白い。結構読んでるなぁ。コンセプトとしてこの世界の現実と近い未来とあり得る未来をSF小説から読み解こうという感じ。関連づけることに固執してる印象でガイドとしては全く面白くない。現に未読で読みたくなった本はなかった。既読の振り返り、思い出しには良かったかな。40年近くSF読んでるけど、どちらかというと非日常を味わいたくて、この世から逃れたくて読んでるのでコンセプトは合わなかった。というか、そんな読み方じゃ暗い未来しか見えないよ。

長居の毒展で知り読んでみましたが、真面目な内容でした。普通に見かける蜂や蟻の生態、ライフサイクルについて触れることのない内容が分かりやすくまとめられてる。エイリアンだなぁ。小1の時に洗濯物に隠れてた蜂に刺された時は胸が痛く子どもながらに心臓の病気で死ぬんじゃないかと思った。中高学年の頃に採石場の水たまりでマツモムシに刺された時は激痛だった。マツモムシはシュミット指数でどれくらいだろう？それが分かればリアルに感じられるのだが。