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2024年11月の読書メーターまとめ

かずえ
読んだ本
5
読んだページ
1504ページ
感想・レビュー
5
ナイス
44ナイス

2024年11月に読んだ本
5

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

かずえ
認知症が進んだ老婆と彼女の友人たち、仲良し三人組で最後の旅に出る。途中途中で挿入される戦後の満州での苛烈な日々と、帰国後の壮絶な人生とが真に迫っていて凄かった。別れた友人ってもしかして、とかはわりと想像がつきやすくて、ガチガチのミステリーという感じではなかったけれど、老齢の彼女達が憐れまれる存在ではなく次第に逞しく頼もしくなっていくところが良かった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
5

かずえ
小池真理子の小説を読むのはこれが初。骨太な私小説という感じの物凄い本だった。子供の頃に両親が離婚したために離れて暮らす父親との関係性や距離感というものがよくわからないけど、自分を棄てていった人なのに、こんなにも近しいものなのか。それは彼がパーキンソン病になり、老人ホームに入ったからこそ近しくなったのか。というようなことをずっと考えている。自分の父が亡くなった時のことと重ね合わせて興味深く読んだ。
が「ナイス!」と言っています。
かずえ
認知症が進んだ老婆と彼女の友人たち、仲良し三人組で最後の旅に出る。途中途中で挿入される戦後の満州での苛烈な日々と、帰国後の壮絶な人生とが真に迫っていて凄かった。別れた友人ってもしかして、とかはわりと想像がつきやすくて、ガチガチのミステリーという感じではなかったけれど、老齢の彼女達が憐れまれる存在ではなく次第に逞しく頼もしくなっていくところが良かった。
が「ナイス!」と言っています。
かずえ
メンタルが弱っていた時に、こういう時はショック療法的な物語が効きそうと思い、赤江瀑と悩んでこちらの本を読むことに。のっけから男性同士の濃い性行為の描写があってびっくりするけど、物語としてはセンチメンタルとも言えるSFだった。塞ぎ込んでいた気持ちはどこかに行ってしまったので、とても効いたとは言える。
が「ナイス!」と言っています。
かずえ
密度の濃い文章というのか、さらさらと流れるように読める短編集なのに、一編一編がきりっと引き締まっていて、読んでいてとにかく圧倒される。凄かった。他の本も読まねばという気持ちになった。
が「ナイス!」と言っています。
かずえ
さわりの部分を試し読みしたら面白そうだったので購入。文章はとても良かったけど、主人公の設定年齢が若いのか、ずいぶん身勝手すぎない??と気になった。平日休みの日に、保育園に行く子と出社する妻を見送ってから着替えて登山に行って、妻子が帰る前に帰宅して朝と同じ格好で出迎えるとか、気遣ってるつもりかもしれないけど何なのと思う。バリ山行に連れて行ってくれた人に突っかかっていたけど、本気でそう思ってはいないよね、という感じ。全体的にうまい小説だとは思うけど、主人公はちょっとイヤだった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/03/01(5773日経過)
記録初日
2009/02/27(5775日経過)
読んだ本
1131冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
365514ページ(1日平均63ページ)
感想・レビュー
413件(投稿率36.5%)
本棚
12棚
性別
血液型
AB型
職業
IT関係
外部サイト
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