ネタバレ意思を共有するようになった植物から「駆除」の対象になった、子連れの女性研究員。植物に操られる人間、動物、昆虫からの波状攻撃、手に汗握るサバイバルバトルが中盤から延々と続きますが、幼児を護りつつ命懸けで闘う母という設定が、種を護ろうとする植物たちとの合せ鏡となっているような。荒唐無稽と思える植物の反乱譚が、本作では植物がコミュニケーションを取るという最新の科学的知見の裏付けでリアルに迫ってきました。昨今の熊騒ぎも森の樹木が結実を減らし、熊を里に追いやることで人間に復讐してるのではと勘繰りたくなります。