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2025年11月の読書メーターまとめ

とろ
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2025年11月に読んだ本
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2025年11月のお気に入り登録
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  • うたこ
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  • 海
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2025年11月のお気に入られ登録
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2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

とろ
ネタバレ京都舞台の2編。全国駅伝大会で補欠から急遽アンカーで出場することになった坂東。チーム内で色んな人から激励をもらって当日走った沿道には新選組コスプレ集団が並走するが他の人には視えてないって言う不思議な話。新選組の集団をみた他校の選手と意気投合して来年また全国に出ようと友情が出来たのが面白い。表題作は40年に渡る早朝野球大会に出ることになった大学生の話。人数が奇跡的に揃って続くのが凄い、寄せ集めに戦死した幽霊が紛れ込んで微塵も感じさせずほのぼの野球するのが和む。幽霊が楽しみにしてるから毎年続けてるのが優しい。
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2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

とろ

2025年10月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:4125ページ ナイス数:156ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1564905/summary/monthly/2025/10

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2025年11月の感想・レビュー一覧
14

とろ
ネタバレ突然、沈寧国に滅ぼされた弓可留国。歴史学者の慈空は兄のように慕った王太子に宝珠弓の心臓を託され命からがら国外に逃げる。首級の晒し首の中に王や王太子を初めとする親しい人達の死がわかり哀しみの中、沈寧国に奪われた古代文字で書かれたもう一つの宝物羅の書を奪還する為、風天、日樹、瑞雲と協力していく。拷問されても挫けず遺言を果たそうとするのが凄い。混ざり物や杜人と交わり今までの常識が通じなくても柔軟に受け入れて、宝物の正体が何か探求していく。結局なぜ弓可留国に世界の始まりが記された宝があったのか謎で続くらしい。
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とろ
ネタバレ涼介は湖西から本家の石走に修行に来る。本家は城にあり特注の赤学ラン、送り迎えが舟、白馬を飼ってたり、お弁当も豪華なお重で浮世離れの高校生活が始まる。居候の住人の淡十郎と清子姉弟の殿様っぷりが凄くて、涼介は自然とお供ポジ。日出家が個性強烈。心を操る力の日出家と対の体を操る棗家が同じクラスで何かと絡む。棗家は普通の生活に馴染むのに日出家のマイペース振りが凄い。力のある家は他にないはずが新しい校長が強力な力で両家に立ち退きを迫って来て校長に立ち向かうドタバタ騒動。棗と涼介が力を合わせて神水を取りに行く所が好き。
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とろ
ネタバレ世界大戦下のリトアニアで秘密警察に捕まり強制収容所で生き抜こうとする家族と友人達の話。画家を志すリナは反骨心を持ち続けペンや紙をくすねて敬愛するムンクの様に写実的だけでなく心情を切り取った絵を離れた父に渡る様に描き続ける。リナの母エリーナが死んだ後、監視兵のニコライがリナに絵を全部見たと告白した場面は胸が苦しくなった。ニコライ側の心情も苦しかったし離れ離れになったアンドリュスとのクラシーヴァヤの訳を見つける約束も無くなって辛い。少しでも生き残る様に助け合おうとする姿に感動する。父と再会できたのか気になる。
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とろ
ネタバレオランダのデルフトで実家の宿の亭主と画家を兼業するフェルメール。将来顕微鏡を作るレーウ、パン屋のヤーコプ、陶器店の若旦那マルクの4人の友情がいいなと思った。20歳にミューズ、カタリーナと出会い光の表現にのめり込む中、陶工の誘拐事件が発生し祖父が行方不明になったオハナが家に来て、急に刑事ものみたいな話に。中国の陶器の贋物工場が後のデルフト港火薬庫爆発事故に繋がるのが意外だった。真珠の耳飾りの少女の正体はわからず。街の復興や師匠の庶民に必要とされる絵画が必要とされる時代という事もあって故郷で描き続けたのかな。
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とろ
ネタバレ手違いで召喚されてしまった一福。すぐに順応して異世界サイトピアの世情を吸収してアレンジしてく。普通なら文句や絶望する事もないのが凄い。落語を通して知らず知らず人を救ってしまうのを本人は知らず、主人公の落語家の内心は語られる事なく、周りの人から見た話だったが今後は一福視点があるんだろうか。落語に触れることが無かったので異世界人と同じ感覚で話に入り込めた。魔族に滅ぼされそうというのは変わらないのに、一福が来てから酒場が明るく盛り上がっているのがいい。NHKヘビー視聴者ダマヤは反省全然してない。
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とろ
ネタバレ回顧録みたいな形式の物語。随時に注釈が入っててどこまでフィクションか分からなくなる。新田義貞の末裔の一族として庶民達から御守り替りの猫の絵を請われたり、病気にならないように踏んでくれと頼まれたり。親しみのある殿様の俊純。2代続いた借金を返済する為の金策にも走りつつ、日々皆を幸せにする為の猫の絵を描き続ける面白い外様大名だなと思った。幕末に官軍側について戦い、娘が井上馨と夫婦になったことで男爵を拝命してのタイトルに繋がるのが綺麗。江戸の噂話のネタの多さが凄い。江戸城に参勤するのは大変だなと思う。
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とろ
ネタバレ戦後の日本で政界経済の重鎮達の金を握る鬼頭と出会ったホステスの貴美子。襲った米兵を殺した夫清彦の罪を被ったが裏切られ陰のある彼女を占い師にして鬼頭の筋書きに人を動かし裏で暗躍する。清彦も大阪でサラ金事業を立ち上げ成り上がる。2人が知らず近づいていくのも面白いが最後まで貴美子に気づかない清彦に呆れる。鴨上、小早川、清彦はお互いを見下すが貴美子が上から眺めるように転がすのが鬼頭の真の後継者だなと思った。貴美子が自分で動いた動機が生き別れの息子を裏で助けるのがベタだけど背景を知らない男達からは不気味だろう。
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とろ
ネタバレ引き篭もってしまったホテルの支配人の娘を励ますために滞在してる芸術家達が彼女をモデルにした作品を作るのが優しい。仕舞いには物語を朗読する様になって別の話にも朗読会が出てくるのが興味深い。本自体は沢山の数ページだけの短編の集まり。ジャンル不明だが、SFっぽく感じた。読書に飽きて五感で体験するタイピングサービスや、本の挿絵が擬人化して狩猟したり、不思議な話が多い。理性的なゾンビになる薬が流行った世界はカオス。時々、他の短編に出てきた単語や話が出てくるのも繋がりがあって面白い。手の形をした紙がアトラス?
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とろ
ネタバレ世界を渡り歩いて周りから羨望されるギター奏者とジャーナリストの女性の話。公演後の打ち上げで話も意気投合したが洋子は婚約者がいる身。お互い惹かれて洋子も蒔野との結婚に踏み切ろうとしたけど、イラク生活のPTSDや恩師の危篤からの携帯破損と連絡取れなくなってすれ違ってしまう。蒔野が好きでも成りすましてメールは三谷やりすぎ。リチャードは洋子に執着して必死だったが結婚生活すぐ不倫するのは酷い。結ばれなくても互いの存在が蒔野がスランプから立ち直り洋子が生き甲斐を見つけるのに支えになるのが素敵な関係だと思う。ほろ苦い話
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とろ
ネタバレ満員電車で起きた経営者毒殺事件。会社関係者が移動する日で周りは動機がありそうな人達ばかり。刑事に同情する。匿名の手紙が届き顔が潰れた水死体が上がってくる。共同経営のデヴィットのアリバイが不明で怪しい動きだった事から出頭させられる。裁判でせっかく無罪になった次の日に殺されデヴィット本当可哀想。レーンは体格差も違和感なく変装して情報を集めに行くのが凄い。唐突のウルグアイは何事かと思ったが犯人の長年の執念とレーンに負けない扮装の数々に驚く、伏線は確かにあったけど俯瞰的に見れず気づかない。最後まで謎が沢山だった。
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とろ
ネタバレ世間では評価されなかった当時の印象派の画家マティス、ドガ、セザンヌ、モネ今なら個展が開催される人気者達を敬愛して見守ってきた人達の心温まる話。マティスとピカソの友情について取材された家政婦の女性が語るマグノリアの花を介した画商のマダムとマティスの友情が素敵、粋な人達。ドガの踊り子が単なるモチーフでなく、画家とも重ねて脚光を浴びて成功したいという願掛けみたいに描き続けるのが熱い。画家達と後援者の縁を結ぶ画材屋店主とセザンヌの関係が親子みたい。睡蓮に苦悩するモネを支え続けるモネの娘と友人の話もいい。
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とろ
ネタバレ京都舞台の2編。全国駅伝大会で補欠から急遽アンカーで出場することになった坂東。チーム内で色んな人から激励をもらって当日走った沿道には新選組コスプレ集団が並走するが他の人には視えてないって言う不思議な話。新選組の集団をみた他校の選手と意気投合して来年また全国に出ようと友情が出来たのが面白い。表題作は40年に渡る早朝野球大会に出ることになった大学生の話。人数が奇跡的に揃って続くのが凄い、寄せ集めに戦死した幽霊が紛れ込んで微塵も感じさせずほのぼの野球するのが和む。幽霊が楽しみにしてるから毎年続けてるのが優しい。
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とろ
ネタバレ古代日本をベースにしたファンタジー。輝の双子の御子と闇の氏族の戦乱が舞台。村娘だった狭也は大蛇の剣を唯一鎮めることの出来る水の乙女で闇の出身だが前世の時から光に焦がれては死んでしまう運命だと告げられる。輝の宮で檻に閉じ込められている双子の弟ちはやと出会って大蛇の剣と一緒に連れ出す、外に出たちはやの情緒の発達が目覚ましい。不死の光と何度も生まれ変わる闇は相容れない中、歩み寄れるさやとちはやが橋渡しになるんだと思った。高天原と黄泉の国も冒険して平和を取り戻せて二人を王に国を造るきれいな終わりだが三部作らしい。
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とろ
ネタバレ魔道師の月から100年後のイスリル帝国。部族長会議と王が協力していた時代から、謀略や腐敗が進んでボロボロ。奸計に嵌って100年日陰に生きるオーヴことヴュルナイ。とある部族長のハルが処刑されると聞いて自分と重ねて助けようとしたら、ハルが恩師イスランと同じ魔道士を生む力を持っていた。イスランへの誓いが結局原動力で動くオーヴが律儀だなと思う。裏切られても建国に関わってきた矜持があったなと。ただ自己中心的でハルは王に一方的に任命されてエムバス含め周りの人達が振り回される。ハルが戴冠したらあっさり去るのが潔い。
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読書データ

プロフィール

登録日
2025/02/27(307日経過)
記録初日
2025/02/28(306日経過)
読んだ本
121冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
46085ページ(1日平均150ページ)
感想・レビュー
121件(投稿率100.0%)
本棚
9棚
性別
現住所
広島県
自己紹介

読書は図書館の本メイン
ジャンルに拘りなく色んな本を読みたい
名作や話題本以外に
その日の気分でタイトルとジャケの印象も大事に読む本決めます📕

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