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2025年11月の読書メーターまとめ

ぽんきち
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18
読んだページ
5457ページ
感想・レビュー
18
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2025年11月に読んだ本
18

2025年11月のお気に入り登録
10

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  • タイ子
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  • ひまわり*
  • 風眠

2025年11月のお気に入られ登録
5

  • ひまわり*
  • タイ子
  • 果物大好き
  • ふかやま
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2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぽんきち
ネタバレまず本の分厚さに「これ読めきれるのか?」。その心配は杞憂に。手が痺れながらもグイグイ読めて面白かった!SNSやYouTuberの仕掛け、特殊詐欺、ビッグモーター事件、生活保護法、投資、NISA、マルチ商法、闇バイトなど現代社会で起きている闇や歪みを一台のブレイクショット(車種名)の軌跡ともに多面的に繋がってノンフィクションエンタメに仕上がってるのはお見事!登場する人たちの多岐に渡る人間ドラマも「善良さ」が流れていて、安心して読めて心揺さぶられる。物語の中に散りばめられた仕掛けも面白く、ラストの大団円も👍
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

ぽんきち

2025年10月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:4690ページ ナイス数:1323ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1570110/summary/monthly/2025/10 ベストオブ3冊をあげるとすれば… 「探偵小石は恋しない」森バジル 「イン・ザ・メガチャーチ」朝井リョウ 「今日未明」辻堂ゆめ 次点→「流星と吐き気」金子玲介 じゃあベスト4にすればって話ですよね😅

が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
18

ぽんきち
ネタバレ『保険調査員』保険会社から依頼を受け損害賠償の過失割合や保険金の支給が妥当かどうかを判断するための調査を行う。父の行方不明をきっかけに叔父の響介に出会いこの仕事を始める麻海。聞き込み、張り込み、挙句は盗撮と、探偵ばりの仕事。小さな事件、事故の真相を追っていくうちに、見えてくる真実に遺族が救われたり、詐欺を暴いたり。麻海は周りの人たちに温かく見守られ、父の死という現実を乗り越えていく。短編がゆるりと繋がって最後の落とし所は、なるほど!保険金詐欺の現実が知れるのも興味深い。読み易く楽しく読了。続編希望🖐️
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ぽんきち
ネタバレ濃密で湿り気を帯びた「汝、…」とは対照的に軽やかで光を帯びた本作。暁海のその後の人生を視点を違えて3遍。血の繋がりで逃れられない「家族」という枷を背負った櫂と暁海。櫂亡き後、血の繋がりのない「擬似家族」で自由で自立した人生を歩んで行く暁海。家族・社会・結婚など決まった形に囚われなくてもいい。北原先生視点の編が特に良く人間味溢れる北原先生最高やないですか!可愛い部分もちらっと見えて笑。北原先生と暁海の愛の形が素敵。この物語は「汝…」「星を…」を読むまでがセット。出会えて良かった本今年No. 1(早ないか)笑
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ぽんきち
ネタバレシリーズ第2弾。安楽椅子ハートフルミステリー。相変わらずおじいちゃんの名探偵ぶりは健在。一緒に推理にチャレンジするも、おじいちゃんには到底敵わない。楓を巡る四季くんと岩田先生との仲良しコンビも微笑ましい。 「人生はままならない。それでも前を向きハッピーエンドを目指すべき。いや、目指さなければならない。」というおじいさんの言葉が好き。「おじいちゃん。名探偵じゃなくていい。何があったって尊敬してる。何があったって大好き。」少しずつ進む認知症…。楓とおじいちゃんの関係が愛おしく謎解きも楽しいこのシリーズ大好き。
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ぽんきち
ネタバレ「人間って凄い!」に尽きる。33才の夏、交通事故で頚椎損傷し重度四肢障害となる朝宮ひまり。その後リハビリを頑張りロースクールに通い司法試験に挑み合格して弁護士になる。ひまりの元へ訪れた同じ障害で苦しむ18才の少年翔太に宛てた長い手記。あとがきで、実在の人の取材が下敷きになっているとある。なのでとてもリアルで残酷であまりの壮絶さと理不尽さに驚く。色々な人との出会いがあり共に進んで行く姿は逞しい。幼馴染のレオとヘルパーのヒカルがいい奴すぎて涙腺を刺激された。障害者も同じように生きていける社会になりますように。
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ぽんきち
ネタバレまず本の分厚さに「これ読めきれるのか?」。その心配は杞憂に。手が痺れながらもグイグイ読めて面白かった!SNSやYouTuberの仕掛け、特殊詐欺、ビッグモーター事件、生活保護法、投資、NISA、マルチ商法、闇バイトなど現代社会で起きている闇や歪みを一台のブレイクショット(車種名)の軌跡ともに多面的に繋がってノンフィクションエンタメに仕上がってるのはお見事!登場する人たちの多岐に渡る人間ドラマも「善良さ」が流れていて、安心して読めて心揺さぶられる。物語の中に散りばめられた仕掛けも面白く、ラストの大団円も👍
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ぽんきち
ネタバレこれは反則!まんまとやられました。 元プロレス界のスター戸部栄純。最愛の妻の急逝後、残された二人の子どものためにプロレス界をすっぱり引退して居酒屋を始める。家族四人の各章で構成。その順番が憎い。まず父の章でたっぷり栄純の人間としての魅力を滲ませて、娘の章、息子の章で亡き母への想いや父と母のエピソードで家族全員の魅力が溢れる。最後に母の章。母と父の出会いからプロポーズまで。あかん。泣ける。 最後の一文。母、美鶴の言葉が胸にストンと落ちる気持ち良さが、余計に切なさを増し増しにしてまた泣いた。良作にも程がある!
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ぽんきち
ネタバレ代々この家に生まれた女は不思議な力を持つという扇谷家。大学2年生の立夏は100才の曽祖母が自分に宛てた手紙に「私は人を殺して庭に埋めた」「私は100才の11月に死ぬ」と書いてある。立夏はなぜこの手紙を自分に託したのか?曽祖母は誰をなぜ殺したのか?曽祖母は予言者の力、大叔母は千里眼、立夏は見えないものの声が聞こえる。物語は色々な過去を行ったり来たりしながら少しずつ真実が見えてくる。終始明るくくすっと笑えるのであっという間に読み進む。謎の真相を知って表紙絵を見ると👀ほっこりした読後感。また読みたい作家さん。
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ぽんきち
中高生の悩み、質問、雑談などに図書館員がお答えします!北海道斜里町立図書館が中高生の来館が減少していることに危惧し行なった取り組み。ここで伝えたいことは二つ。「世の中にはいろんな考えがある」ということ。「今いる世界が全てではない」ということ。図書館の中の掲示板に貼り出されるQ&A集。まず、図書館員さんの回答に「愛」を感じずにいられない。目から鱗なものからユーモア溢れる爆笑ものまで。流石の豊富な知識量と語彙力とコミュ力に脱帽。これは大人も質問したくなる。が、あくまでも中高生限定。近くなら行きたくなる図書館。
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ぽんきち
ネタバレ以下の文章を読んで、家族の幸せの形を40字以内で答えなさい。十和はこの模試の問題の答えがわからない。十和の家族は母と母の再婚相手である父とその父の娘の4人暮らし。優しすぎる、心配しすぎる、甘すぎる父を好きになれない、唐突に母から提案された中学受験にも頑張れない自分も好きになれない。大好きな祖母宅である考えを思いつく。父との二人三脚で受験を乗り越える。その先に見えたものは自分の想像を超えていた。この物語と同じ世界線に「店長がバカすぎて」が出てきてびっくり!父も母も妹も祖母も皆とても魅力的。十和の答えに共感!
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ぽんきち
ネタバレ幼い頃から将棋を指して、プロを目指し将棋奨励会で切磋琢磨してきた芝と大島の物語。前半の芝パートは純文学色強めの文体。後半の大島パートはエンタメ色の文体で展開。このギャップがじわじわと物語が進むにつれ効いてくる。プロになった芝のギリギリの精神状態が、息継ぎも出来ない危機迫る文章で襲いかかってくるのは圧巻。過酷で残酷な将棋奨励会。プロになる人生を回避して東大卒の弁護士になる大島。描かれる二人のお互いへの想い、入り乱れる感情。羨望、裏切り、憧れ、嫉妬…。この物語の複雑な味わいがぎゅっと詰まった最後の一行が秀逸!
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ぽんきち
2024年横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作。強盗殺人を追った刑事松野。その末に交通事故になってしまい犯人含め五名の死者を出してしまう。責任はないと周囲から言われるが…。 苦しみから逃れられない日々。事故から12年経った命日のお墓の前で犯人の父と出会い「出来ることならもう一度調べて欲しいと懇願され贖罪のために応じる。新たに分かってくる驚きの真実。二転三転する怒涛の展開。「責任」の意味が示すものは。リアルで重厚な人間ドラマ。現実的で考えさせられる。著者の浅野さんは23才現役大学生。これからが楽しみな作家さん。
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ぽんきち
未読ジャンルのホラーミステリー。矢樹さん初読みでしたが見事にハマりました。結局最初から最後まであっという間に読まされる本が最強だって朝井リョウさんも言ってましたが、この本は最強でした。横溝正史っぽい雰囲気を漂わせながら、最近のモキュメンタリーホラー風味もありミステリー要素強めなので、張り巡らされた伏線が後半鮮やかに回収されていく気持ち良さを堪能。終始怖い仕掛けに導かれながら物語が進むので、先が気になって止まらない。表紙の写真が物語の象徴で最後にわかるタイトルの意味に鳥肌。ホラーミステリー🔰さんにお勧め。
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ぽんきち
ネタバレ「優しい人」って色々なタイプがあると思うけど私は岸田奈美さんの「優しさ」が最高峰に好きだ。理不尽な日々を笑い飛ばして、悲劇はいつか喜劇になると信じて明るい自分を見失わないようもがきながら進む。認知症の祖母をタイムスリップと言い、ダウン症の弟をこよなく愛して時には頼って、絶望しそうな母を笑わせて必死に支える。「もうあかんわ」と言い切って諦めた時、暗い穴の中から見えるちょっとだけ明るいもの、見過ごしてた面白いものを見つけて文章にして読んでもらって救われたと。もうこれを書いていても涙が溢れて困るくらい愛おしい。
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ぽんきち
ネタバレ「瑕疵借り」の続編。今回は奇妙な戸建てが絡む長編事故物件ミステリー。SNSで瑕疵物件サイトや動画まである現代。厄介になっている瑕疵物件。近隣住人たちから「あの家に入って行った母娘が出てこない」やら「夜中にトラックで母娘を運んでいた」やら、挙げ句の果てには「あの家の壁に母娘は閉じ込められている」と犯人扱いされる住人である大家。そんな大家から藤崎へ濡れ衣を晴らして欲しいと依頼が。瑕疵解明に乗り出す藤崎。あっと驚く結末。壁から女の声が聞こえてきたりとホラー味も加わってハラハラしながら読む手が止まらず面白く読了。
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ぽんきち
ネタバレ「瑕疵借り」とは不動産業界用語で、次の借主への瑕疵の度合いを軽減させる目的で事故物件に一定期間住む人のこと。「瑕疵」とはキズや欠陥、欠点。事故物件を題材にした四遍の連作短編集。「瑕疵借り」を生業とする藤崎の存在がこの物語の肝。藤崎は様々な事故物件を訪ねては「瑕疵」の解明に尽力する。それぞれの家族や遺族の複雑な問題を和らげたり、解決して未来へ繋げたり。ミステリー要素もあるが、その中にある悲喜交々の人間ドラマが見応えあり。謎多き存在、藤崎がカッコ良すぎて気になるので、次は続編へ。柔らかい気持ちになる読後感◎
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ぽんきち
ネタバレ4遍の変な短編集。話に繋がりはなく共通しているのが「善意」なのかな。「善意」と言えどそこは今村さん。ただのいい話で終わらない。表題作の「とんこつQ &A」がとにかく面白かった。主人公の私が「とんこつ」というラーメン屋で働く。だがこのラーメン屋には豚骨ラーメンはない。ないんかーい!笑。最初は小さな親切でやったことが、段々エスカレートして思いも寄らぬ方へ進んでいき結局…。人間の不思議さ、可笑しさ、不気味さ、危うさなどを感じながら、変な物語に振り回されて、どっぷり浸かって堪能した。意外とほっこりな読後感も良き。
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ぽんきち
ネタバレミステリーの原点の良さをしみじみ味わえる。癖になりそうなシリーズ。 小学校教師の孫娘が謎を持ち込み、元校長の祖父が推理する安楽椅子探偵ものの連作短編集。 ここから一捻りも二捻りもあるのが面白いところ。まず祖父は認知症。世の中のすべての出来事は「物語」が口癖。物語仕立てにして名推理を披露。謎解きもかなり捻りが効いていて、あっと驚く着地。数々の謎を解いていきながらも、ある一つの大きな事件がずーっと不気味な足音を立てて忍び寄る。最後に解決するのか?!謎解きは硬派、ユーモアあふれる会話、読み心地は優しく温かい。
が「ナイス!」と言っています。
ぽんきち
ネタバレ「あなたはどれだけ私のことを知っている?」川のほとりに立つ者は水底に沈む石の数を知り得ない。人の行動の表面的な部分だけ見て判断していると大切なことを見誤るのではないか?清瀬の恋人、圭太が歩道橋から転落して意識不明と連絡を受けた病院で、もう1人の意識不明の男性の恋人から「悪いのは圭太さん」と告げられ困惑する。もう1人の男性は誰?その後、次々と清瀬の知らない圭太が…。違和感や謎に引き込まれ、時々反転する展開に考えさせられ、誤解が招いた悲劇に胸を掻きむしられとても切ない。心を抉られ、刺さり、揺さぶられ涙腺崩壊。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2025/03/10(296日経過)
記録初日
2025/03/01(305日経過)
読んだ本
143冊(1日平均0.47冊)
読んだページ
47579ページ(1日平均155ページ)
感想・レビュー
142件(投稿率99.3%)
本棚
12棚
自己紹介

ミステリー多めの読書好き60代の女です。
自分の読書記録として残したかったのと。
本好きな人たちの感想を色々と見て、今後の読書の参考にしながら、楽しんでいきたいなと思いました。

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