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2025年10月の読書メーターまとめ

こけしま
読んだ本
7
読んだページ
2208ページ
感想・レビュー
7
ナイス
191ナイス
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2025年10月に読んだ本
7

2025年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

こけしま
ネタバレさすがの本屋大賞作品、とても読みやすくまとっていて、なおかつ感動した。 読む前は美味しい食べ物にまつわる物語と漠然と思っていたが、それだけではなく不妊や性的マイノリティや味覚障害やネグレクトなど出てくる要素は割と多め。個人的にはそれらは作品に深みを与えていると思うが、人によっては少しうるさいかもしれない。 終章のパートナーシップや養子縁組の話は、良くも悪くも普通の終わり方ではないと感じた。薫子はとことんの性格なのでそれを上手く表していると思うが、一般的にはやりすぎである。良い意味で作中一の奇妙なシーン。
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2025年10月にナイスが最も多かったつぶやき

こけしま

2025年9月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:2910ページ ナイス数:217ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1570771/summary/monthly/2025/9

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2025年10月の感想・レビュー一覧
7

こけしま
YouTuberのきすけ劇場さんがレビューしていてとても面白そうだったので購入。 前半は淡々と右園死児という怪異現象に関する報告が書かれている。一つ一つは短く、存在洗浄などという不穏な単語も出てくる。だが徐々にそれぞれの報告が繋がっていき、思いもしない結末に向かっていく。 個人的には、きすけ劇場さんのレビューはかなり魅力的だったが、この本自体はあまり面白いとは感じなかった。後半にかけて盛り上がっている感はあるが、置いていかれてる感が強い。誰にも感情移入できず、ただ終わりまで見届けた感じ。
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こけしま
ネタバレとても面白く読めた。 九子が母親を殺害すると決めるのが華蓮に唆されてというのがとても違和感に感じていたが、それすらも九子が作り出した妄言であり九子自身の気持ちだったことには驚いたと同時に納得ができた。 ただ途中のひたすらにリシンを精製する取り組みは少し長く感じた。ストーリーや心理的な動きが少ないのに結構な文量がある。 ラストは九子の魅力に取り憑かれた里実による自白。これにはとても驚いた。 ただそのあたりでは教師や西野は空気と化していて、そこらのキャラも更に絡んでくると良かった。 続編も読みたいと思う。
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こけしま
以前十角館を読み、順番は逆だが読んでみた。 海外文学だからなのか翻訳というステップを経ているからなのかはわからないが、非常に淡々と物語が進むと感じた。ただ解説にもある通り描写が足りてないということでは全くなく、必要なことのみが書かれているという印象。結末に向かって最短経路で進んでいく。 カタカナ名を覚えるのがとても苦手な私は特に序盤苦労した。カバーに書いてある人物名と簡単な説明はとてもありがたかった。 結末がタイトルで示されていても楽しめるのは流石すぎた。個人的には十角館での壜の由来がわかって良かった。
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こけしま
タイトルの音の良さに惹かれて。 言葉の一つ一つを深掘りする、もしくは言い換えることで、言葉の持つそもそもの意味だけでなくなんとなく伝わる言外の意みたいなものを扱っており、そういう「ニュアンス」を浴びることができる作品。 シンパシータワートーキョーと東京都同情塔。完全に直訳なのに日本人はかなり違うニュアンスで受け取る。カタカナを使うと角が立たず、なんとなく曖昧になる。確かにこれでごまかされることは多そうだと感じた。 ザハ・ハディド氏の国立競技場案が採用されていたらという世界線は程良いパラレル感があって好み。
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こけしま
ネタバレさすがの本屋大賞作品、とても読みやすくまとっていて、なおかつ感動した。 読む前は美味しい食べ物にまつわる物語と漠然と思っていたが、それだけではなく不妊や性的マイノリティや味覚障害やネグレクトなど出てくる要素は割と多め。個人的にはそれらは作品に深みを与えていると思うが、人によっては少しうるさいかもしれない。 終章のパートナーシップや養子縁組の話は、良くも悪くも普通の終わり方ではないと感じた。薫子はとことんの性格なのでそれを上手く表していると思うが、一般的にはやりすぎである。良い意味で作中一の奇妙なシーン。
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こけしま
タイトルと装丁に惹かれ購入。ただ内容は暗喩が多く私が理解できない部分もあり、正面から面白いという作品ではなかった。文章を句点で区切ってからその後に目的語などを持ってくるという表現が多く、正直あまり好きではなかった。 ただ読み応えは純文学という感じで、好きな文章もいくつかあった。 四月の街は健康だけが取り柄みたいな顔をして、いつものようにそこにあった。(38) 思いもしない要素を組み合わせた表現があるのが純文学の面白いところだと思っているので、そういう意味では良い作品だった。綺麗に纏まってるのも良いと思う。
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こけしま
ネタバレクローズドサークルはミステリではよくある設定である。ただ現代においてはスマホが普及しており外界と物理的に情報的に隔絶された状況というのはなかなかない。また警察がすべき捜査をなぜ一般人がするのかという腑に落ちない感じがつきまとう。 しかし本作はそれらを全てクリアしている。むしろ自分達で犯人を探さなければいけない状況であり、現代のクローズドサークルとしてはこれ以上ないほど違和感のない舞台設定だと思う。 そしてエピローグでの反転。決してやりすぎておらず、かつそれまでのやりとりがひっくり返される。評判通りの名作。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2025/03/11(277日経過)
記録初日
2025/03/14(274日経過)
読んだ本
59冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
20580ページ(1日平均75ページ)
感想・レビュー
42件(投稿率71.2%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

読書再開。

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