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2025年12月の読書メーターまとめ

ポテト
読んだ本
4
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885ページ
感想・レビュー
4
ナイス
68ナイス
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2025年12月に読んだ本
4

2025年12月のお気に入られ登録
2

  • 轟直人
  • テル35

2025年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ポテト
太宰治の作品の面白さは、そのユーモアが、女性に対する感情の異様なまでの解像度から生まれている点にあると感じた。『人間失格』の主人公・葉蔵は、女性を男性以上に難解な存在として描き、関係の中で受ける傷を「内出血」のようだと表現する。一方で、女性の身の上噺に興味を示さない男尊女卑的態度も隠さない。葉蔵は女性との経験を重ね、堕落の末に人間失格へ至るが、本作は彼を反面教師としてではなく、失格した人間からこそ学べる生の在り方を示す。理解した気になれないからこそ、青年期に触れる価値のある作品だと思う
ポテト
2026/01/04 02:01

yuriさん、コメントありがとうございます。!人間失格に限らず、太宰治の作品は、個人的に男性中心的で、女性の描き方には強い偏りがあると思っています。ただ、その偏りも含めてこそ、青年期に触れる価値がある作品だと結論感じています。 というのも、太宰作品は痛みや自己嫌悪と共に提示されている点に、太宰の誠実さとユーモアを感じるからです。 青年期にこの作品を読むことは、共感するためというより、違和感や距離感を含めて、批判的にも肯定的にも読み返され続ける余地があること自体が、太宰治を学ぶ理由なのだと思います。

ポテト
2026/01/15 01:03

雨の日様、そのように感じていただけて光栄です。 『人間失格』と近しい空気を持ちながらも、別の切なさが際立つ作品として、『若きウェルテルの悩み』もぜひおすすめしたい一冊です。

が「ナイス!」と言っています。

2025年12月の感想・レビュー一覧
4

ポテト
太宰治の作品の面白さは、そのユーモアが、女性に対する感情の異様なまでの解像度から生まれている点にあると感じた。『人間失格』の主人公・葉蔵は、女性を男性以上に難解な存在として描き、関係の中で受ける傷を「内出血」のようだと表現する。一方で、女性の身の上噺に興味を示さない男尊女卑的態度も隠さない。葉蔵は女性との経験を重ね、堕落の末に人間失格へ至るが、本作は彼を反面教師としてではなく、失格した人間からこそ学べる生の在り方を示す。理解した気になれないからこそ、青年期に触れる価値のある作品だと思う
ポテト
2026/01/04 02:01

yuriさん、コメントありがとうございます。!人間失格に限らず、太宰治の作品は、個人的に男性中心的で、女性の描き方には強い偏りがあると思っています。ただ、その偏りも含めてこそ、青年期に触れる価値がある作品だと結論感じています。 というのも、太宰作品は痛みや自己嫌悪と共に提示されている点に、太宰の誠実さとユーモアを感じるからです。 青年期にこの作品を読むことは、共感するためというより、違和感や距離感を含めて、批判的にも肯定的にも読み返され続ける余地があること自体が、太宰治を学ぶ理由なのだと思います。

ポテト
2026/01/15 01:03

雨の日様、そのように感じていただけて光栄です。 『人間失格』と近しい空気を持ちながらも、別の切なさが際立つ作品として、『若きウェルテルの悩み』もぜひおすすめしたい一冊です。

が「ナイス!」と言っています。
ポテト
『若きウェルテルの悩み』を読んで、自分の好きな小説の傾向がはっきりした。それは、恋に真っ直ぐすぎるがゆえに日常が崩れていく物語だ。主人公にいわゆる「童貞臭」が漂うほど、魅力を感じる。ウェルテルは既婚者に恋し、身勝手に破滅していくが、その言動には徹底した哲学がある。感情に忠実であることを是とする姿勢は、1700年代の作品とは思えないほど現代的で、恋愛、人生、自死までを考えさせる一冊だった。
が「ナイス!」と言っています。
ポテト
江戸川乱歩賞受賞作『殺し屋の営業術』。凄腕営業マン鳥井が、命を人質に殺人請負会社でノルマ2億円を達成する物語。設定だけで惹き込まれ、2日で一気読みした。映像化しやすく、シリーズ化してもおかしくない作品だ。メラビアンの法則やドア・イン・ザ・フェイスなど、営業現場の心理学的手法が『殺人の契約』という非日常と結びつき、異様でリアルな世界を作り出す。営業を極めると詐欺に似てくる皮肉。この作者を追いかけたいと思える名作だった。
が「ナイス!」と言っています。
ポテト
飲み会で空回りした経験から始まる本書は、小説における『読者視点』の重要性を説く。作品の価値を決めるのは他者であり、小説は読者とのコミュニケーションだ。小説家に必要な想像力とは「顔の見えない読者を想定するためのもの」だと小川哲先生は語る。面白い小説の明確な定義が無いからこそ、AIは小説家を超えられない。創作者として、読者を想定することの重要性を実感した一冊だった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2025/04/07(290日経過)
記録初日
2023/09/13(862日経過)
読んだ本
63冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
17857ページ(1日平均20ページ)
感想・レビュー
40件(投稿率63.5%)
本棚
1棚
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