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2026年1月の読書メーターまとめ

もっさ
読んだ本
18
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感想・レビュー
16
ナイス
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2026年1月に読んだ本
18

2026年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

もっさ
今回著者は、毒親、ネグレクトを発生軸として、血縁関係のストレスと葛藤、逆に他人とは相手の立場に立って気持ちを整理し、深い共鳴を起こす心の触れ合いを描いている。個人的には胸が締めつけらた「2児餓死事件」がある。近隣だったうえ、警官の数も様子も異様であったため何事かと思えば、全貌が分かるにつれ衝撃を受け落胆した。事実、このようなことが起こるのは貧困だけでなく、生の尊厳という根源的な問いを改めて著した一冊。
が「ナイス!」と言っています。

2026年1月の感想・レビュー一覧
16

もっさ
怪談を発端にアクションと思念伝達を融合させたエンタメ。期待したより面白かった。子供だましなサイコキネシスのようなものもなく、意外にアナログに身体も結構使うし、小道具の伏線もしっかり描いて分かりやすく、怪異の価値や立ち位置を丁寧に解説していたのでイッキ読み。
が「ナイス!」と言っています。
もっさ
旅行フォトブック。美味そうな料理と著者の意欲的な活動と食事風景の報告写真がダイナミックに飾られる。エンディングは少し難しいワイン談義になるが、イタリア、料理、ワインが好きな人は夜に本書を読まないほうがいいだろう。腹は減るし飲みたくなること保証書付き。
が「ナイス!」と言っています。
もっさ
乱歩賞&直木賞W受賞作。派手なアクションシーンは序盤のテロの描写一度きりだが、その後の主人公の葛藤と諦観とが相まり、登場人物同士の駆け引きが積み重なる肉厚なハードボイルド作品だった。わざとらしい取り繕った伏線や仕掛けもなく、挿入話のような一息つく脱線もほぼなく、ド直球な展開で圧倒された。こういう小説もいいもんだなあとしみじみ感じた一冊。
が「ナイス!」と言っています。
もっさ
子の中学受験を通して家族の絆を問うお話。伴走する父母兄弟の立ち位置や距離感、友達らとの関係はそれぞれ異なれど、微妙に子に影響を与え、モチベの高低が現れる様をリアルに描かれていると思う。ただし現実は、小説のようなご都合は少なく、親子共々神経と体力をすり減らすのが一般的な姿である。もはやこれが小学6年の沙汰かと思うこと自体が錯誤か?という懐疑を抱え続ける親もいるだろう。また、本書はあえて家庭の経済事情に一切触れていない。この段階から強烈な格差があることを忘れてはならない。
が「ナイス!」と言っています。
もっさ
あの口調でQA形式で丁寧に解説する。現在のアフリカの歴史的な背景を知る必要があったのは、以前読んだルワンダ中央銀行総裁であった日本人が活躍した書籍に描かれた民族意識や習慣がピンと来ない記述があったのがキッカケ。本書は中東にも少し触れているので俯瞰して理解することができた。ターゲット層の高校生にオススメ。
が「ナイス!」と言っています。
もっさ
自身の人格を思い込んでいる今で言うAI、ロボット医師。初っ端からその説明はなく物語は進むが、位相空間論を伴っているが故に、舞台の急な移転にイメージが着いていかない。結局、AIさんの学んだ非現実世界で展開されているだけなんだが。9割ほど進んで、人間ではないと気づくまで読者も付き合うが、こんな世界観もいずれは現実問題になる人間への戒めをタイムリーな時代に読めた。
が「ナイス!」と言っています。
もっさ
今回著者は、毒親、ネグレクトを発生軸として、血縁関係のストレスと葛藤、逆に他人とは相手の立場に立って気持ちを整理し、深い共鳴を起こす心の触れ合いを描いている。個人的には胸が締めつけらた「2児餓死事件」がある。近隣だったうえ、警官の数も様子も異様であったため何事かと思えば、全貌が分かるにつれ衝撃を受け落胆した。事実、このようなことが起こるのは貧困だけでなく、生の尊厳という根源的な問いを改めて著した一冊。
が「ナイス!」と言っています。
もっさ
オンナとしての生き方の諦観と観念が交差する。結婚、出産、仕事と社会的要請が高いのは相変わらずだが、男の教育過程の些末さや家庭や社会での責任意識が軽薄になっているのも要因。そんな中で女として言われぬ覚悟は維持できないし、ましてや自身の葛藤もある。そして、行き着く先の可能性は? という回答を本書は説いているように感じた。
もっさ
戦中からバブル衰退期にかけての人々の偶然の交錯を描いた長編。日本人が時の情勢に流され易い傾向を、あえてこの時期に準え警鐘している。反戦は非国民、不動産投資しないヤツはアホ、最近ではコロナワクチン接種、当たり前のAI導入と、その風潮に応じて大挙する国民性には、物語として良い提起しているのではないか。同時に、それに抗う個人の強い意思やメンタリティの不可欠性を、主な登場人物たちが持ち合わせて強調しているのが印象的。
が「ナイス!」と言っています。
もっさ
それほど難しい言葉使わず、読者に怒涛の一気読みさせるエンターテイナーか。単に伏線ではなく、重層的に人物描写を配置していく手練れに引きずり込まれる。時間軸も過去現在を行ったり来たりはほとんどなく、初読者にも丁寧で優しい表現で、それに甘えて弄ばされている自分。濃密な一冊に酔えた。
が「ナイス!」と言っています。
もっさ
読了後、そうなりますわなと呆れ返るくらい充実した取材記録を綴る。企業版ふるさと納税(寄付)を、地方創生事業の収益として上手にグループに還流させるコンサルに節操もクソもないが、やっぱり納税者で事業の根幹である住民の意思不在と役所の責任を取らない責任者らの丸投げの結果でもある。しかしながら、この手口は税金を多額に納めつつ、税額控除の恩恵も受けるグループ企業しか絶大な効果がなく、中小零細はほぼ関係ないことから、正規に真摯に地方創生事業へ投資して収益の仕組みを考えるのは結局…と考える。
が「ナイス!」と言っています。
もっさ
様々なコンテンツで披露された本作。向田邦子脚本原作を小説化したものを初読した。四姉妹を取り囲む家族、人々の悲喜交交がじ~んときたり、笑えたりの場面が散りばめられる。舞台は昭和30年代か。まだ家督相続の名残りが残り、男と女、夫婦、恋人の駆け引き、紆余曲折のネタが尽きない。ただ、目下多様性と言われる時代には、単なるお家騒動的なエンタメ昔話になってしまわないか。言い換えると、今の小説家は、過去の硬直した社会背景や慣習を踏まえつつ、広範な見識で対峙しながら作品作りの重圧を感じている気がする。
が「ナイス!」と言っています。
もっさ
キャンピングカーが銃撃され、車内が混乱に陥るアメリカンなミステリー。狭い舞台の長編かつ全く状況がナゾだらけのため、前半は展開が進まず、読むにはかなり苦痛な時間を過ごす。後半は登場人物たちの秘密や経歴が明かされ、その伏線はほぼなく、じわじわヒントや裏事情を後出しジャンケンでキャラが立ってきて、ドキドキが止まらないハリウッドでもよくある王道だった。冷静に俯瞰すると、過剰に自己主張する者は葬られ、信念を曲げず困難に立ち向かう者が救われるというアメリカのミームをまたもや見せつけられた。
が「ナイス!」と言っています。
もっさ
小泉悠節が堪能できる。今回は、憲法について講演での質疑応答スタイルでの著作。ロシア軍事専門家がウクライナ戦争を分析することによって、日本国民が求める平和に対する矜持を、憲法にどのように表わすか提言している。
が「ナイス!」と言っています。
もっさ
そのメカニズムを分析する本書。クーデターの定義から始まり、発生要因、政権奪取、抑止策、決起後の課題、治安改革、歴史、外交支援に至るまで網羅した解説がなされる。特に、独裁政権への世直しクーデターは、長期的には困難なハードルが発生し、民政移管がスムーズにいく例は少ないと言う。民主的な政権、社会を実現するには、自国のことだけでなく、外交要素も色濃く反映されるため、政権転覆を抑止できる政治が必要なのは言うまでもない。
が「ナイス!」と言っています。
もっさ
久しぶりの松本清張。舞台は、戦後20年あたりで、時代モノの発想がやや古臭いが許容範囲。文庫上下巻950ページの長編に思えるが、先が気になる没入と登場人物の掛け合いが多い紙幅の贅沢な使い方のため、イッキ読みも可能かもしれない。物語は、伏線というよりも多めにばら撒いたヒントを繋げていく、ジグソーパズルをやっていく進め方。途中強引な解釈もあるが、終わりよければすべて良し。とにかく、人は知られたくない過去にどうケジメをつけるか、受容するかの判断に迫られた時を問う物語。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2025/05/06(291日経過)
記録初日
2025/05/03(294日経過)
読んだ本
200冊(1日平均0.68冊)
読んだページ
61814ページ(1日平均210ページ)
感想・レビュー
187件(投稿率93.5%)
本棚
3棚
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