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2025年12月の読書メーターまとめ

神無氷雨
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6
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1966ページ
感想・レビュー
6
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137ナイス
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2025年12月に読んだ本
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2025年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

神無氷雨
ネタバレ成瀬三部作の最終章。児童文学のような読みやすさと、大人が読んでも響く文章力があり、自然に息づくキャラクター造形や日常描写が魅力。過去二作で描かれた成瀬の人となりや出会いのシナジーに続き、本作では彼女を中心に広がる人の輪と、人との繋がりから生まれる成長がテーマとして強く感じられる。前作ほどの派手な展開はないものの、じんわりと心を温める読後感があり、適度な緊張感と無理のないストーリー運びで最後まで心地よく読ませる。シリーズ登場人物が集い、大団円を迎える完結編として相応しい一冊だった。
が「ナイス!」と言っています。

2025年12月の感想・レビュー一覧
6

神無氷雨
ネタバレ古典怪談と現代文化を融合させる最東作品らしいモキュメンタリー。『遠野物語』の迷い家を題材に、民間伝承を現代的な恐怖譚へと巧みに再構築している。昔話的な因習を下敷きにしつつ、恐怖が伝染し不可解な死が連鎖する構図は、人の怨念を核とした純度の高い怪談として成立。意味不明な出来事を積み重ね、終盤で回収し有機的につなげる構成力も秀逸で、単なる怖さにとどまらず、読後に考察の余地を残す一作となっている。
が「ナイス!」と言っています。
神無氷雨
ネタバレ文庫で500頁超の大作ながら、重厚で引きの強い展開により冗長さは感じない。人物の内面を鮮烈に描く表現力と、心情や情景に呼応する料理描写が物語を支え、とりわけ“バター”は重要な象徴として機能する。獄中の容疑者との対話を通じて価値観が揺さぶられ、自己を見つめ直し再構築していく過程が丁寧に描かれ、前向きな余韻を残す。女性の生きづらさや「自由に生きる」ことを静かに問い、性と食を通して〈生きる〉実感を深めさせる社会派小説。
が「ナイス!」と言っています。
神無氷雨
ネタバレ書店で目立つ存在感に惹かれて手に取ったが、「本屋大賞らしい」王道恋愛小説という印象。瀬戸内の島を舞台にした設定や文章力、情景描写には惹きつけられる部分もあり、ヤングケアラー問題の描写は生々しく評価できる。一方で、展開は結末ありきで先が読め、人物造形も即物的。浮気や不倫を肯定的に描く価値観が受け入れ難く、感情移入を妨げた。後半の駆け足やご都合主義的なすれ違い、過剰な社会問題の盛り込みも窮屈に感じる。印象的な表現はあるものの、求めていた物語のテイストとは合わず、総じて相性の問題だと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
神無氷雨
ネタバレ冒頭で事件の事実を提示し、複数の視点から真相に迫る湊かなえ作品の定型を踏まえつつ、本作は二人の著書という形式で描かれる点が文学的で、文章だからこそ伝わる想いの力を強く感じさせる。実在の事件を扱うため社会性や話題性が際立つが、核心は圧倒的な心理描写と、事件を起点に物語へ昇華する筆力にある。二つの物語が重なり合う過程にはミステリー性があり、運命に翻弄される二人の人生と届かぬ想いが切実に胸を打つ。イヤミス作家のイメージを超え、静かな余韻を残す人物描写の到達点として、著者渾身の一作と言える。
が「ナイス!」と言っています。
神無氷雨
ネタバレ成瀬三部作の最終章。児童文学のような読みやすさと、大人が読んでも響く文章力があり、自然に息づくキャラクター造形や日常描写が魅力。過去二作で描かれた成瀬の人となりや出会いのシナジーに続き、本作では彼女を中心に広がる人の輪と、人との繋がりから生まれる成長がテーマとして強く感じられる。前作ほどの派手な展開はないものの、じんわりと心を温める読後感があり、適度な緊張感と無理のないストーリー運びで最後まで心地よく読ませる。シリーズ登場人物が集い、大団円を迎える完結編として相応しい一冊だった。
が「ナイス!」と言っています。
神無氷雨
崖っぷちの恐怖生活をユーモラスに描く日常系ホラーの続編。怪異に加え新・旧入居者が登場し、主人公の仕事の意味や他者との関係性が浮き彫りになる構成で、怪談と解説、挿話が重なり世界観に深みを与える。一方で主人公の元同僚の存在が強烈すぎて他キャラが霞み、現代社会へのアンチテーゼのようにも読め、疲労感を覚える展開に。淡白な筆致ゆえ強いエピソードとの相性も悪く、怪異の描写が映像化しにくく記憶に残りづらい点が難点だが、独特の読後感とクセになる世界が魅力。主人公の父の謎が持ち越され、続編に期待を抱かせる結末となっている。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2025/06/07(225日経過)
記録初日
2025/04/03(290日経過)
読んだ本
98冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
32517ページ(1日平均112ページ)
感想・レビュー
98件(投稿率100.0%)
本棚
1棚
性別
職業
役員・管理職
現住所
兵庫県
URL/ブログ
https://note.com/hisame09
自己紹介

ミステリー、ホラー、人間ドラマ…
大体何でも読みます。
マイブームは中山七里、湊かなえ、平野啓一郎、櫛木理宇、平山夢明など

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