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2025年11月の読書メーターまとめ

柿沢
読んだ本
8
読んだページ
2515ページ
感想・レビュー
8
ナイス
42ナイス
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2025年11月に読んだ本
8

2025年11月のお気に入り登録
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  • あしぶえ

2025年11月のお気に入られ登録
2

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2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

柿沢
科学・医学の発展を信じ、哲学の第一原理をもとに(心身)二元論、神といった価値観を全面に押し出す。完全な主体たる神が与えた理性。まるで人間の理性だけを世界から浮き上がらせ吟味するようなその方法で、人間の知が見事な発展を遂げたのは言うまでもないが、それがいかに現代社会と環境の軋轢を生んでいるか。大地に戻れ、神は死んだ。デカルトを批判すること、それが新たな社会を切り開くことなんでしょう。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

柿沢

本当は論文のために読まなきゃいけない本が3冊くらいあるのにスピノザとかドゥルーズ読みたすぎる

が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
8

柿沢
デカルト由来の強烈な演繹論者。真なるものから始める、という理論のもとに知性や真なる観性を掴み取ろうとするものの、未完に終わる。 自然を正しく捉えぬことには知性を探究できないという考えに汎神論の息吹を感じる。
が「ナイス!」と言っています。
柿沢
ありえない本。気合の入った設定によってあらゆるフィクションの文献やら思想に血と熱が駆け巡っている。山椒魚は人間の作り出した技術のメタファーなのは間違いない。いつか人間が人間によって滅ぼされる。自滅の残酷たる図式。それをたくさんのブラックなユーモアで彩っている。最後の方に行くにつれて鳥肌が立つような展開に踊らされ続けた。正真正銘の名作。
が「ナイス!」と言っています。
柿沢
科学・医学の発展を信じ、哲学の第一原理をもとに(心身)二元論、神といった価値観を全面に押し出す。完全な主体たる神が与えた理性。まるで人間の理性だけを世界から浮き上がらせ吟味するようなその方法で、人間の知が見事な発展を遂げたのは言うまでもないが、それがいかに現代社会と環境の軋轢を生んでいるか。大地に戻れ、神は死んだ。デカルトを批判すること、それが新たな社会を切り開くことなんでしょう。
が「ナイス!」と言っています。
柿沢
これまでデカルト以前の哲学者についての知識がほぼ無かったので非常に面白かった。アウグスティヌスの考え方があまりにもデカルトの元ネタすぎること、懐疑とか神の絶対性への固執とか、、、一度哲学史を知り始めると最後まで読みたくなってしまう、続編も読むかもしれない 古代哲学者を読むことでポストモダンさえもクリアに読めるようになる気がしてきたので、さっそくプラトンとかを読み進めていきたい
が「ナイス!」と言っています。
柿沢
自分の作った芸術、好きだった芸術、路上観察とそれぞれを回顧して、最終的にデュシャンと千利休の話に行き着く独特の世界観。重要なのは侘び寂びの感覚だということ。ある種スローダウンとも取れるような、周りのものをよく見つめる感覚が、言葉にできないような感覚を呼び起こす。それが彼にとっての芸術の最小要素だったのか。 そんなふうに世界を見つめると、全体主義に抗するような面白い感覚が生まれてきそうである。
が「ナイス!」と言っています。
柿沢
デリダの煩雑で難解な脱構築への招待本。かなり後期ウィトゲンシュタインに類似した言語論も面白かったけれど、何より正義についてのデリダの主張に感動した。 「要するに、すべての他者にその特異性において同時に応えることは不可能なのだから、どんな決定も、またどんな人も、どんな制度も、どんな法=権利も、十全に正しい、正義であるということはあり得ないのだ。」 特異な来るべき「メシア的なもの」への責任。予測できない未来への強い意志の思想に胸打たれた。素晴らしいデリダ入門。
が「ナイス!」と言っています。
柿沢
素晴らしい。本当に変な人たちが本当に変なことを大真面目にやっている。重要なのは学術への皮肉混じりの傾倒と、アートを超えた活動そのもの。俺も標識の折れ曲がり具合とか観察しようかな。2025年の今でも街の観察は重要なパースペクティブだ。タモリの真似でもかまわぬ。重要なのはウケを気にしないmy wayを突き通すこと。資本主義の路上観察吸収に負けるな!俺たちが見つけるんや
が「ナイス!」と言っています。
柿沢
分解という概念を徹底的に捉え直すことによって見えてくる生態における生成と破壊の両義的なプロセスや直線的時間概念の超越、資本主義という名の「装置」の本質。 この本はただ生態学的な知見にとどまらない方法によって我々に新しい世界を見せてくれる。それは積み木だったりクズ拾いだったりするが、生産・消費にとらわれた私たちが忘れてしまった「冷徹」で「液状」の世界がそこに隠れていた。いわゆる耽美系の思考を超え、さらに生態学の分類学的な手法すらも超え、ようやく分解がもたらす新たな視点が生まれた。傑作かも。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2025/08/06(130日経過)
記録初日
2025/07/15(152日経過)
読んだ本
33冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
10262ページ(1日平均67ページ)
感想・レビュー
33件(投稿率100.0%)
本棚
3棚
性別
年齢
23歳
職業
大学生
現住所
埼玉県
外部サイト
URL/ブログ
https://x.com/takashi_gokiz
自己紹介

現代アート(エコロジック・アート)と、個人的に音楽

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