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2026年6月の読書メーターまとめ

こんたけ
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13
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感想・レビュー
12
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2026年6月に読んだ本
13

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2026年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

こんたけ
25年ぶりくらいの再読。本筋のミステリー(ミステリィか)としてももちろん面白いけど、改めて、散りばめられた個性的な登場人物たちのエピソードが目を引く。たとえばラスト付近で犀川の語る西之園教授(萌絵の父)の講義風景など、質問がなければすぐに帰ってしまうのに、適切な質問が出れば4週間かけて答えるという西之園教授のキャラクターを見せるとともに、それをおそらくは好ましい思い出として語る犀川のキャラクターの紹介にもなっている。「キャラクターが魅力的だからシリーズ物にしたい」と著者が考えたのもよくわかる。
が「ナイス!」と言っています。

2026年6月の感想・レビュー一覧
12

こんたけ
ネタバレ25年ぶりの再読だが、内容をほとんど覚えてなかったので新鮮に読めた。当初からミスリードの連続で、萌絵や警察が結城稔を疑っているときには読者は篠崎を怪しいと思い、次に読者が杉東千佳を怪しんでいると間もなく彼女が殺されてしまい、犀川が謎解きを始める頃には(メタ読み的に)犯人だけが残っていた。この流れは見事だが、この作品では犯人の動機というか心理が理解しがたかったため、ミステリィとしてはともかく小説としての満足度がいまいち高くない。だから覚えてなかったのかな。
こんたけ
ネタバレ”日常の謎”を描く米澤穂信の〈小市民〉シリーズ最新作。コミカルなやりとりの中にも、きちんと人間として真っ当な感情の流れがあるのがよい。第1話、いち早く盗作の可能性に気づいたことを喜んでしまい、それをこそ悔やんでいる堂島健吾、第2話で、ご馳走してもらったジェラートがまずいとは言い出せない小佐内さん、そして第4話のラストの会話…。キャラクターがきちんと人間として描かれているからこそ、些細な「なぜそんなことをしたのか」という"日常の謎"に説得力が与えられる。面白い。
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こんたけ
森見登美彦らしく、どんな物語が始まったのかわからないままに話術で読者を引き込んでいく。京都が舞台で、ひねくれた京大生が主人公で、しかも冒頭では3回生の時に付き合っていた水尾さんという女性とクリスマスの日に破局したことが明かされているので、その主人公の懊悩がひたすら続くのだろうという目星はつく。冒頭から『キャッチャー・イン・ザ・ライ』のパロディで始まっており、キャッチャーと同じくクリスマス近辺に外を彷徨いながら予想どおり懊悩する。最後水尾さんとはどうなったのだろう。
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こんたけ
ネタバレ約25年ぶりの再読。消えたオリオン像の謎は、初読から当たりがついていた記憶。現実であれば確かに想像しがたいが、物語の中に登場すると陳腐なトリックなので、それで500頁の小説を引っぱるのもなあ…と思う。とはいえ、三ツ星館の「内と外の逆転」というモチーフはとても面白い。ミステリィのトリックより何より、同じものを見てもそれをどう"定義"("解釈"よりも積極的な行為として)するかで見え方がガラッと変わってしまう、そういう視点を教えてくれる点に本作の真髄があると思う。
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こんたけ
日本人を切り分ける三つの固定的要素、①生年、②性別、③学歴をピックアップして八類型に分けた上で、「若年男性非大卒」のカテゴリーに入る人たちがどのような立場に立たされているかを詳述した本。レッグス(LEGs)とは、lightly educated guys(軽学歴者)の略で、このカテゴリーを意識し、積極的に意味付けするために著者があえて名づけたもの。2015年実施の国勢調査(10年毎)を分析して2018年に刊行した本なので少し情報は古いものの、現代日本のシビアな現実を描いている。
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こんたけ
石坂ケンタのマンガ『ざつ旅 -That's Journey-』のスピンオフ小説。新人マンガ家である主人公が面識のない作家から謎を与えられて謎解きの旅をするというもので、原作マンガを知らなくてもほとんど問題なく楽しめた(いまさら原作マンガも読み始めたところ)。現地で足を使って謎解きの旅路をたどれるという触れ込みになっており、関東に住んでたら実際に行ってみたいと思った。新宿駅、埼玉古墳群、鎌倉、皇居周辺にお住まいの方に特にオススメ。
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こんたけ
『すべてがFになる』と同じく、こちらも25年ぶりの再読。犯行時の状況が複雑で、登場人物も多く、どこで何が起きているのかが直感的にわかりにくい。そのため、事件の真相を聞けば何が起きたのかわかるが、最初の段階ではそもそも「誰がどこにいた時点で、ここには何があって…」という情報整理が追いつかない(25年前も同じことを思ったので、自分の読解力は成長していないのだろう)。ラスト、真相解明から犯人の動機を想像する場面にはドラマがあるものの、ミステリィとしては自分は著者の想定する読者の水準に達していないようだ…。
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こんたけ
『ケーキが切れない非行少年たち』の続編。能力不足や自信の無さからどうしてもがんばれない人たちがいることを前提に、彼らの支援について書かれている。ただ、個別の「こういうケースがあった」「これは良くない」というエピソードの羅列になっていて、体系的な手法が提示されているわけではないので、心的姿勢の参考程度かなと思う。「安易に現状肯定するな」というメッセージはなるほどと思った。本人だって今がいいと思っているわけでもないし、現状では社会適応できないという厳しい現実もあるので、基本は頑張る方向で支援するほかない。
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こんたけ
25年ぶりくらいの再読。本筋のミステリー(ミステリィか)としてももちろん面白いけど、改めて、散りばめられた個性的な登場人物たちのエピソードが目を引く。たとえばラスト付近で犀川の語る西之園教授(萌絵の父)の講義風景など、質問がなければすぐに帰ってしまうのに、適切な質問が出れば4週間かけて答えるという西之園教授のキャラクターを見せるとともに、それをおそらくは好ましい思い出として語る犀川のキャラクターの紹介にもなっている。「キャラクターが魅力的だからシリーズ物にしたい」と著者が考えたのもよくわかる。
が「ナイス!」と言っています。
こんたけ
世界各国の女性政治家について著者が書いたコラムをまとめた本。2020年頃までのものなので、日本だとたとえば高市首相のことは書かれておらず、小池百合子や稲田朋美あたりが女性初の首相候補として挙げられている(稲田さんは最近、再審決定に対する検察官抗告否定派として久しぶりに見たね)。しかし、世界にこれだけの女性政治家がいて、しかも「女性らしさ」の象徴としてではなく右から左まで多様な政治活動をしているのを見ると、ようやくまともな時代が近づきつつあるんだなあと実感するね。
が「ナイス!」と言っています。
こんたけ
ネタバレMMORPG〈セルフ・クラフト〉というゲーム世界でプレイヤーとNPC(AI)との恋愛をからめながら、ゲーム世界の魅力を楽しませる作品。…なのだけど、舞台となるゲーム世界の魅力がいまいち伝わりにくかった。ゲーム内生物の名前が多数登場し、研究者である主人公がいちいち細かく解説してくれるけど、挿し絵がないためビジュアル的な理解が追いつかない。(例)ホーンバードとアローバードはどう違うのか…? 物語的にヒロインの魅力描写に全振りしたのだと思うけど、もっと世界自体の魅力を前面に出してほしかった。
こんたけ
多数決というと、「有権者が候補者1人(候補案1つ)を選び1票を投じる」という通常の形式のものしか知らなかった。そうした投票がどれだけ民意を反映しているといえるのか。そもそも民意とは何か。また、多数決の方式を選ぶに当たり、どういった価値観を重視すべきなのか。ペア敗者を選ばないのか、ペア勝者を選ぶのか…。漫然と見過ごしてきた多数決の仕組みをわかりやすく解説した良書。わずか200頁に知的興奮が詰まっていた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2025/09/19(310日経過)
記録初日
2025/09/06(323日経過)
読んだ本
122冊(1日平均0.38冊)
読んだページ
38446ページ(1日平均119ページ)
感想・レビュー
65件(投稿率53.3%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

40代後半、専門職。
移動の最中に、デスクワークの切れ間に、あるいは眠れない布団のなかで本を読んでいます。
若い頃はもっぱら小説と哲学の本を読んでいましたが、ここ20年ほどは実用書、新書などを中心に小説を交えて読んでいます。
小説は古典、SF、一般文芸からミステリやライトノベルまで幅広く読みます。

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