「グイグイくるヒロインとあたふたする純情少年ラブコメ」は近年の流行りだが、ここまで突き抜けていると感動すら覚える。もはやほとんど谷崎潤一郎の世界、これは令和の『春琴抄』だ！！ ※三重さんは優しい女の子なので、暴力ふるったりはしません。安心してお読みください。

夏休み後半戦。もう読んでいるだけで血糖値が上がりそうになる。木村くんと三重さんは言わずもがな最の高だが、八坂くんとあすかちゃんの進行度合いもますます気になる。

夏休みの水族館デートで丸ごと一冊読ませるとは、いくらなんでも豪奢に過ぎる。アニメ第2期がきて、GoHandsの過剰クオリティでこのエピソードが映像化されたら、画面の前で狂い〇にする自信があるぞ。

アニメ化されたストーリーはここまで。ゆっくり、しかし確実にしっかり距離が詰まっていくのが感じられる。もうこの作品世界に戸籍をうつして住みたい。

白夜が悪の組織に監禁され、拷問……とは名ばかりのミラによる溺愛をうけるなか、未完。御使い（猫）が笑っていいのか迷うほど外道のクズだったり、ベラトリックスのR-18な妄想癖など、ブラック・暴力的・下ネタが加速していくのは楽しい。アニメ版は『まほあこ』（略称が似ててややこしい）並の規制ラッシュになりそう。

やさしい世界で展開するやさしい子たちの話だから、みんな幸せになって欲しくなる。だから八坂くん×あすかちゃんが気になって仕方ない。気になって仕方ないんですよ！

ほわほわした絵とブラックで暴力的なギャグの食い合わせが、この上なく美味しい。作者急逝のため未完なのが悔やまれる（9年越しのアニメ化は、ファンにとって福音であったろうなぁ……）。

木村くんと三重さんは学年がかわっても、かわらぬ日常がつづいてゆく……のかと思いきや、ゆっくり着実に、お互いの気持ちを見つめていくのであった（好き

ラブコメ定番、バレンタインデーとホワイトデーのお話。あまりにもイケメン過ぎて、もはや憎らしくもならない東くんが、要所要所でいい味出してる。

「グイグイくるヒロインとあたふたする純情少年ラブコメ」は近年の流行りだが、ここまで突き抜けていると感動すら覚える。もはやほとんど谷崎潤一郎の世界、これは令和の『春琴抄』だ！！ ※三重さんは優しい女の子なので、暴力ふるったりはしません。安心してお読みください。