このところ友人の死が相次ぎ、「自分が死んだらどう葬ってほしいのか?」ということをよく考えるようになりました。
何らかの意思表示をしておかないと、ベルトコンベアで処理されてしまいます。葬式と墓そして遺影と仏壇ですか? そんなのマジ勘弁してください。だけど、何も無しっていうのも少しさびしい。
そんなことを考えていたとき、「本棚を墓代わりにできたら最高だな」と思いついてしまったわけです。
生前を知らない人が見たとしても、故人の魂に思いを馳せることができる「本棚」こそ、墓とするのに最適なんじゃないか、と。
「自然に還る」という考え方から樹木葬や海洋葬が生まれたように、読書によって形づくられた魂は本棚に還したい。この一筋の理屈をもとに「死後の自己決定権」を主張するというのが、〈本棚葬〉の意志なのです。
遠いむかし雑司ヶ谷鬼子母神の骨董市で手に入れたお気に入りの小さな本棚に、魂の外骨格となって個としての存在を守ってくれた百冊を並べ、それをもって〈本棚葬〉の墓とします。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます