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2024年9月の読書メーターまとめ

Our Homeisland
読んだ本
6
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2336ページ
感想・レビュー
6
ナイス
298ナイス

2024年9月に読んだ本
6

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2024年9月のお気に入られ登録
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2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Our Homeisland
2023年本屋大賞5位。この年のノミネート作も残すところ1冊で、これより上位の4位までは全て読み終わっていますが、私としては、本作がダントツの1位です。この作者との相性がとても良いということもあるかもしれませんが、実に素晴らしい連作短編集で、文句なしの大満足です!本当に連作短編の名手だと思います。非常に巧いです。構成もストーリーも良いし、登場人物たちの2度目、3度目の話に登場して関わる様子がたまらないです。それぞれ、悩みや生きづらさもある中で、他の人のことを真剣に慮っている姿に感動させられました。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
6

Our Homeisland
2023年本屋大賞5位。この年のノミネート作も残すところ1冊で、これより上位の4位までは全て読み終わっていますが、私としては、本作がダントツの1位です。この作者との相性がとても良いということもあるかもしれませんが、実に素晴らしい連作短編集で、文句なしの大満足です!本当に連作短編の名手だと思います。非常に巧いです。構成もストーリーも良いし、登場人物たちの2度目、3度目の話に登場して関わる様子がたまらないです。それぞれ、悩みや生きづらさもある中で、他の人のことを真剣に慮っている姿に感動させられました。
が「ナイス!」と言っています。
Our Homeisland
直木賞受賞作。骨太な作品で読み応えはありましたが。新潮社の本書紹介には、「河崎流動物文学の最高到達点」とあります。動物との命をかけたやりとり、だけにしてくれていたら、もっともっと高く評価できたのに、と残念ですが、それが作者の目指したものではなかったのですから、言っても仕方ありません。自然を相手に戦う場面の迫力は非常に素晴らしかったです。人里に出てくる場面があっても良かったなとは思うのですが、終わりの方は面白くなかったです。重要なわき役の良輔の没落についてさらっと流してあった点は良かったです。
が「ナイス!」と言っています。
Our Homeisland
2023年本屋大賞8位。もっと上の順位でも良かったかと感じました。タイトルや装丁、少女が主人公であること等から、「あっという間に読み終われるたやすい小説」だと見くびったら、とんでもないという非常に密度の濃い小説で読み終わるのにそこそこ苦労しました。少女の成長記ではあるのですが、いろいろな生きていく上での環境や条件という話が複雑で考えさせられる内容でした。料理も出てくるのですが、それほど中心ではなかったと思います。良いものを読めたなと満足です。
が「ナイス!」と言っています。
Our Homeisland
骨太で壮大な大河歴史小説でした。すごいものを読んだなという満足感は大きいです。巻末の解説も良かったです。秀吉三成と利久の対立がメインですが、上巻から良い活躍の近衛前久は最後まで大活躍であったのが面白かったです。芸術家を中心にして高みを目指す姿が中心ではあるのですが、それ以上に、当時の政治状況とそれをめぐる人々の複雑な関係などの描写が詳細であった点が強く印象に残りました。これだけのものを書く人ですから、前後の他の小説も読んでみたいです。
が「ナイス!」と言っています。
Our Homeisland
直木賞受賞作。この作者のものは初めて。かなり多作な作家なようでこれからどういう順番で読んでいくと良いのか迷います。直木賞候補になってから受賞までに9年もかかっているようです。骨太で正統派の歴史小説で、文化芸術の部分も十分に吸収できている作品です。能登が多く出てくる小説をこのタイミングで読んでいるということにも縁を感じます。わき役で実に良く描かれているのが近衛前久で前田玄以が重要な役割というあたりも面白く感じます。「日」から始まる僧侶の数が多過ぎ。
が「ナイス!」と言っています。
Our Homeisland
すごいボリューム、村上春樹最新作も真っ青!よくこんなものを書いたものだなと感心させられます。内容は本格的正統派の警察殺人事件小説でした。ぶれ、揺れのない首尾一貫したストーリー。こんなに長いもの書いた作者が燃え尽きを感じた結果で、仕切り直しとして伊良部が復活したのかもしれないと思いました。舞台となった群馬栃木南部には縁があって訪れることが多かった場所です。今年も太田に行く予定があります。かなり早い段階で「真犯人はこれだよ。」風に登場してくるのですが、そこからの展開が長くて、いろいろとあって、最後は、、、。
Our Homeisland
2024/09/03 10:10

khakiさん、コメントありがとうございました。そうなんですよ。こんなに読むほうも肩がこる大長編を書いてしまったものだから、国民的人気のおちゃらけキャラを復活させたくなったのではないかと。私は伊良部のことを大変に優秀な名医であると考えるようになりました。続編を楽しみに待ちたいと思いますし、リバー後日談も気になるといえば気になります。

Our Homeisland
2024/09/03 10:12

私は、横道世之介、伊良部、滝口悠生さんの作品に出てくる窓目君の3人が、現代小説が生み出した3大キャラ(次点が半沢直樹と羊男)だと思っております。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/10(4731日経過)
記録初日
2012/01/10(4731日経過)
読んだ本
1134冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
382679ページ(1日平均80ページ)
感想・レビュー
1134件(投稿率100.0%)
本棚
10棚
性別
血液型
A型
職業
IT関係
現住所
神奈川県
外部サイト
URL/ブログ
http://blog.goo.ne.jp/joe_and_mick
自己紹介

趣味は、TOEICの勉強とランニングです。

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