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2026年7月の読書メーターまとめ

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2026年7月に読んだ本
9

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2026年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

sas_star
白人は黒人を差別する。裕福な黒人は貧しい黒人を差別する。この地獄のような社会構造における加担者としての黒人を描いている点にこの作品の凄さがあると思った。この本の主題は"自己卑下の呪い"だ。かわいそうなピコーラも単なる被害者ではなく、黒人としての美しさを自分の中に見いだせなかった加担者なのだ。この悲惨な結末も彼女が犯した罪への罰という解釈ができるかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。

2026年7月の感想・レビュー一覧
9

sas_star
白人は黒人を差別する。裕福な黒人は貧しい黒人を差別する。この地獄のような社会構造における加担者としての黒人を描いている点にこの作品の凄さがあると思った。この本の主題は"自己卑下の呪い"だ。かわいそうなピコーラも単なる被害者ではなく、黒人としての美しさを自分の中に見いだせなかった加担者なのだ。この悲惨な結末も彼女が犯した罪への罰という解釈ができるかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
sas_star
私のベルクホーフでの"水平生活"が終わった。伸びたり縮んだりあっという間に無くなったりする時間の魔法を身をもって体感。ラストシーンはもちろん圧倒されたけど、それよりもその直前の章が不気味。一見本筋とは関係ない療養所内でのオカルトブームや喧嘩騒ぎなども戦争に向かっていく世界の変化と見ると納得できる。人々は新しい娯楽に夢中になり世間に対して無関心・無知になっていく。溜まり溜まった民族間の鬱憤が人種差別的な雰囲気となって人々の心を飲み込んでいく。大戦前の空気感。ゾッとした。
が「ナイス!」と言っています。
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大好きな映画"風立ちぬ"で知った名著にようやく挑戦。上巻読了時点で"風立ちぬ"と類似点が多くて驚く。内容はまさに総合小説。生物学、西洋啓蒙主義、死や時間や愛についての哲学的思想など様々な要素が入り乱れ一筋縄では行きそうもない。しかし一見バラバラなこれらの要素が最後のショーシャ夫人への口説き文句に集約されていくのが本当に美しいなと。まだ半分残しているのに呆然となってしまった。余韻に浸りながら下巻へ。
が「ナイス!」と言っています。
sas_star
カチッとハマった起承転結の様式美。19世紀文学の面白さが120ページという短い中に凝縮されている。結構、主人公が学んだことは何だったのだろうか?私は「恋とは互いに傷つけあう関係である」と言っているように聞こえた。最後の祈りは、恋愛という甘美な誘惑に狂わされ苦しみ悶えて死んでいく哀れな人類へ向けられたものではないだろうか。
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sas_star
ヴォネガットを時系列順で読んできた私にとってはご褒美でした。作者本人の壮絶な体験に基づいているためか、これまでの作品に比べても真に迫るものがあります。過去も未来も全て知った上でどう生きていくかというテーマは、2016年公開のあのSF映画や日本の某青年漫画にも影響を与えていそうですね(ネタバレ防止のために作品名は伏せます)。
が「ナイス!」と言っています。
sas_star
現代日本を生きる我々にもグサグサ来る内容。それにしても坂口安吾のいう"正しく堕ちること"がどれだけ難しいことか。日本人はいまだに昭和的な農民根性で仕事をしているし、技術の進歩で"堕落"よりも怠惰な人間になっていると感じる。後半の歴史探訪ものは読むのがしんどかったけど、これも「日本書紀ですら過去の権力者が作った物語でしかない。天皇制を奪われても日本人は日本人のままなのだから元気を出しなさい」と言いたいのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
sas_star
凄まじく読みにくい!地の文、独白、会話が継ぎ目なく繋がったまくしたてるような文体。エロ・グロ・露悪的な小エピソードが土石流のようにものすごい密度で押し寄せてくる。流れに身を任せ最後まで辿り着けた自分を褒めたいです。そして意外にも百年の孤独より楽しめたかもしれない。フォークナーやウルフなどのモダニズム以降の作家を読むようになったからかな〜。読解力の成長を感じた一冊でした。
が「ナイス!」と言っています。
sas_star
最後の200ページは一気に読んでしまった。通読ゆえの感動というか、雑学パートも含めて"白鯨"なんだなぁと思う。特にエイハブ船長とスターバックの関係が良き。スターバックの静止を振り切り、怪物に戦いを挑むエイハブ。男には負けると分かっていても戦わなければならない時があるってやつです。そしてクライマックス、崩壊のカタルシスと話者イシュメール生還→冒頭につながるという美しい円観構造。終わり方も一瞬で潔い。
が「ナイス!」と言っています。
sas_star
メルヴィル(イシュメール)の長広舌が止まらない。この人はどれだけ鯨が好きなんだろうか。この中巻はいわゆる鯨雑学パートがかなりの分量を占めているけれど、一見論文のようで「なぜならマッコウクジラは最も崇高な生き物だからである」というゴリ押しで読者を納得させようとしてくるのが笑える。実際、鯨の分類の章なんかは素人の私からしても、テキトーすぎるだろ(唖然)となってしまう箇所が何個もあった。それでも退屈しなかったのは、シリアスとギャグが絶妙なバランスで共存しているからだろうか。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2026/03/13(159日経過)
記録初日
2019/07/25(2582日経過)
読んだ本
152冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
56478ページ(1日平均21ページ)
感想・レビュー
55件(投稿率36.2%)
本棚
0棚
性別
年齢
28歳
現住所
北海道
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