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6月の読書メーターまとめ

こなやぎ
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  • 古川

6月のトップ感想・レビュー!

こなやぎ
「あいまいで不完全な想像を超えられない…略…それこそが、文字による物語が愛される究極の理由ではないだろうか。つまり、時に我々は見たくないのだ」読書というこの迂遠な営みのさなかに我々が何をしている/していないかの解明を現象学から試みた、(バズワードぽくて普段はこの言葉を濫用しないよう心がけているのだが)刺激的な本。映画を観るように読むのではなく、そのように思い出しているに過ぎない、など、言われると確かにそうだが今まで真面目に考えなかったことを言語化/図像化していて面白い。シニフィエの項のある画像を見た途端→
こなやぎ
2018/06/29 07:41

こうしている今も私が使っているこの文字にすでに多少の視覚イメージが宿っていて、他方そうではないほとんど純然たる記号で本を読んでいる人もいる(私とてそうする時もある)という事実を突きつけられて、ひえー!と思った。(著者は「象形文字を読む人はそれが習慣化している」というような譲歩はしているけれども)ひょっとすると私たち漢字文化圏の読者は「完全に挿し絵のない本」を母語で読むことができないのではないだろうか、などと考え込んでしまった。あとがきで著者の本業が装丁家と知って大いに納得した。

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6月のトップつぶやき!

こなやぎ

これもKindleの語学書フェアで安かったから買っていたのだった。伊藤和夫のを買う前にまずはこれをやろう。

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6月の感想・レビュー一覧
9

こなやぎ
「あいまいで不完全な想像を超えられない…略…それこそが、文字による物語が愛される究極の理由ではないだろうか。つまり、時に我々は見たくないのだ」読書というこの迂遠な営みのさなかに我々が何をしている/していないかの解明を現象学から試みた、(バズワードぽくて普段はこの言葉を濫用しないよう心がけているのだが)刺激的な本。映画を観るように読むのではなく、そのように思い出しているに過ぎない、など、言われると確かにそうだが今まで真面目に考えなかったことを言語化/図像化していて面白い。シニフィエの項のある画像を見た途端→
こなやぎ
2018/06/29 07:41

こうしている今も私が使っているこの文字にすでに多少の視覚イメージが宿っていて、他方そうではないほとんど純然たる記号で本を読んでいる人もいる(私とてそうする時もある)という事実を突きつけられて、ひえー!と思った。(著者は「象形文字を読む人はそれが習慣化している」というような譲歩はしているけれども)ひょっとすると私たち漢字文化圏の読者は「完全に挿し絵のない本」を母語で読むことができないのではないだろうか、などと考え込んでしまった。あとがきで著者の本業が装丁家と知って大いに納得した。

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こなやぎ
原書Paddington Helps Out https://bookmeter.com/books/1808927 の読後、二、三自信のない箇所があったためこちらを手に取ったのだが、あまり面白いので通読してしまった。I think it seems..のような婉曲の口語を、自分のことなのに敢えて「…らしい」とすることで「ぼくまた何かやらかしたらしい」「ぼく、帽子なくしちゃったらしい」と、パディントンの愛くるしさが倍加してしまい、プロはすごいなーと圧倒。子どもの頃このシリーズに出会ってたらどうだったろう。
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こなやぎ
シリーズ3作目。河畔へのピクニックから始まり、友人で古道具屋店主のGruber氏に連れられてオークションへ参加したり、(うっかり)競り落とした大工道具でDIYに挑戦したり、家事を手伝ったり。2作目を読んだあと別の大人向けの本に寄り道していたからか、1、2冊目よりずっと楽に読めるように。ドジでも真心を評価されたり棚ぼたで何とかなるパディントンと対照的に、前作から登場の隣人Curry氏は非常に徳のない人物で何かと被害を受ける役回りなのだが、今回は彼にも怪我の功名的なラッキーが起こったのは良かったなと思った。
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こなやぎ
『菜食主義者』『ギリシャ語の時間』に続き彼女の本を読むのは3冊目。この春ソン・ガンホ主演の映画『タクシー運転手』を観た流れから、光州事件繋がりで読むのを決めた。辛く重い読書ではあったけれど、もし私が彼女の立場であっても、きっと向き合わねばならないテーマだと思ったであろう。事件で命を落とした一人の少年を軸に、彼を近く遠く取り巻く複数の「声」をそっと重ねていく手法。そう、ルポ風の小説で陥りがちな、殊更に暴きたてる筆致ではなく、逆に一枚一枚重ねていくような印象を受け、これが鎮魂の書であるということを思わされる。
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こなやぎ
シリーズ1冊目『日本人の英語』は真面目にメモ取りつつ読み通せたが、こちらは途中で挫折。1冊目では、前置詞や関係代名詞の使い分けなど納得いく説明が十分だと感じたしすんなり腑に落ちたのだが、本書は最初から「ネイティブ感覚だとそういうものなので頑張って覚えましょう」感が強くて、もういいやと投げ出してしまった。とりあえず軌道修正としては1冊目の内容をじっくり頭に入れて、『表現のための実践ロイヤル英文法』へ進むつもり。
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こなやぎ
いわゆる「ビジネス新書」らしいテーマや見出しに、一抹の不安を覚えつつ読み始めたが、南條先生らしい料理の仕方で楽しく読めた。「英語、英語とうるさく言われなくなって初めて英語の魅力に気付きはじめるのでは(要約)」というくだりなど、昨今のトレンドと真っ向から反していて痛快ですらある。氏は語り口こそ派手さはないけれども、こうして読むと博覧強記の人だなあと思う。それとも色々な言語を「かい撫でて」いる人に、私がそのような印象を抱くのかもしれないが。少なくとも氏の小説『酒仙』や他の著書を楽しく読んだ向きにはおすすめ。
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こなやぎ
「プロには自分の『図書館』が不可欠」というのを読んで、チャペックが「手のひらほどの大きさでも自分の庭を持つべきだ」と書いていたのをふと連想した(『園芸家12ヵ月』)。「十年かけて自分の蔵書をつくる」という作業は、まさにそうした、庭仕事のごときものだとおもう。本書は英語教師向けに書かれたものではあるが、日本語や他の語学教師にとっても恐らく有用で、また教わると同時に教える立場でもある私のような自学自習の徒にも少なからず発見があった。何しろこちらはこの飽き性の怠けたがりを一生ノセていかねばならないのだから。
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こなやぎ
複式簿記の発明に端を発する会計の発展にスポットを当て、中世から現代までの歴史を講義した本。本質的に金儲けは罪であり貸借の概念の根底に道徳観があったフィレンツェ、当世気質の蔓延が杜撰な勘定を招いたスペイン帝国、交易国として簿記を庶民レベルまで根付かせたオランダ、産業革命が工業簿記を生み、会計が議会政治の成熟をも促したイギリスと、中世~近代までの章が特に読ませる。こうして俯瞰するに、ポピュリズムの波は断続的に世界を襲っているので、じっと耐えていればそのうちまた教養主義の時代が訪れるのかもしれない。
こなやぎ
2018/06/06 12:36

ウェッジウッド創業者とダーウィンが血縁関係にあるということは、この本を読むまで知らなかった。本書の影響で、ずっとやってみたかった「複式簿記による家計管理」を今月から始めてしまった。ちょうど良いスマホのアプリも見つけたし、最初こそ大変だけど一度始めると面白い。長続きしますように。

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こなやぎ
2016年度で終了した同名のNHKラジオ講座のファンだったが、当時はただ聴くだけで、本書へは放送終了後に取り組み始めた。2週間~1ヶ月に1課と、コンスタントなペースとはいえないが、今日やっと最後の18課まで達したので一応読了とする。各課のテーマも語句解説も魅力的で楽しくて、がっつり音声変化ありのナチュラルスピードというハードな教材へも頑張って取り組める。本書の使い方として特に示してはいないものの、番組ではテキスト見ながら音読→look-upで見ずに音読、も勧めていたので暫くはそれで復習することにしよう。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/03/23(3403日経過)
記録初日
2006/01/21(4560日経過)
読んだ本
414冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
100854ページ(1日平均22ページ)
感想・レビュー
384件(投稿率92.8%)
本棚
27棚
URL/ブログ
http://kn.hatenablog.jp/
自己紹介

There is nothing noble in being superior to your fellow man;True nobility is being superior to your former self.

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