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2022年3月の読書メーターまとめ

田中寛一
読んだ本
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5144ページ
感想・レビュー
19
ナイス
367ナイス

2022年3月に読んだ本
19

2022年3月のお気に入り登録
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  • さてさて
  • むらさき
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2022年3月のお気に入られ登録
2

  • むらさき
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2022年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

田中寛一
吸収合併されようとしている老舗映画会社で、地味ではあるが確実に仕事をしている砂原江見の姿に惹かれる。周りの嫉妬やへつらいなどに惑わされず、自分の信じるやり方、そしてともに働く同僚の優れたところを活かしている。「会社のためではなく、自分のために働く」という言葉が力強い。会社や上司の方向と違っても、いま自分の置かれた立場でできる最善の道を探りながら、他の人の良さを活かしながら、仕事を成し遂げていく姿がよかった。
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2022年3月にナイスが最も多かったつぶやき

田中寛一

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2022年3月の感想・レビュー一覧
19

田中寛一
朋鳴高校の救世主の坪口のいう「一生懸命は楽しいぞ」は、どんなことをするにも有効な言葉ですね。準決勝中に隣の会場を偵察に行った花野菫の行動から今後の活躍が期待できそう。
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田中寛一
新入生を何とか入れようとする千早の指導はちょっと強引かな。でも代替要員として部員を増やしたい気持ちはよくわかる。逃げ出した新入生の気持ちを汲みながら、フォローした奏は、見事。
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田中寛一
40冊を超える本のTitleとその一節、そしてエッセー、それにnakabanさんの力強い絵。私が手にしたことのある本は、数冊しかなく、知らない世界は広いものだと感じるばかりだ。作者が「モモ」の章で書いている本屋の中でのお客さんとのふれあいの中で、本を選んでもらえるっていい感じですね。本の一節からイメージを膨らませて絵に仕上げるのすごいものだ。さて私はこれからどんな風景に巡り会えるかな、楽しみにしておこう。
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田中寛一
あいうえお順の目次で長田弘さんの詩集に、いせひでこさんの柔らかい挿し絵。どの年代で読んでも幸せをいっぱい届けてもらえそうだ。「芯と心。似た字だけど、芯は、固くしっかりしているのがいい。心は、柔らかでしなやかなのがいい。」空、雲、雨、風、人や虫などの生き物などに対して、優しくそして鋭く指摘もしている詩集だ。「ぷーとふくれてきまずく」ならず、「梅干し」のように「年をとると、さらにおいしくな」りたいものだ。
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田中寛一
満月珈琲店の猫と占星術の星詠みにより、次々と人の考えや歩みをいい方に導いていて、私も夢の中を過ごせた。占星術について無料サイトで自分のを初めてチェックもしてみた。これをきっかけに心の持ち方を変えて、「悲愴」のようにくじけず歩みたいものです。登場人物たちが皆、猫との関わりがあり、猫の恩返しで幸せになれてよかった。私のところにも満月珈琲店が来て、美味しいドリンクとスイーツを振る舞ってもらいたいな。
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田中寛一
素敵な本にまた出会えた。牧野富太郎の幼少の頃からの花へ寄せる思いの表現がみごと。また多くの書物で知識を吸収しながら、東京に出向いて、憧れの著者たちに接するシーンには、感動して胸が熱くなった。富太郎の植物探索にかける執念には驚く。最初の妻猶、次の壽衞さんもよく支え続けたものだ。収入の数千倍もの借金をしてまでも探求を続け、支えた周囲の人、更には負債を知って援助した資産家などの助力があってこそ、日本の植物体系化を築きえたのだ。学位などの名誉にもこだわらない牧野の凄さ。スエコザサの所では涙した。
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田中寛一
この絵本のハリネズミくん、かわいいね。でも夜になって、こぐまさんちを訪ねるのは心細かったね。はじめのうちはみみずくくんが愛想をしてくれて、楽しそうだったのに、霧が出てくると、ドキドキ。こぐまさんも心配してくれてたし、助けられてたどり着けたからヤレヤレ。
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田中寛一
yuppiさんの紹介で手にする。青色の鳥その他の生き物の絵本。表紙のスミレサギに始まってどのページの生き物たちに本当に細やかな線ときれいな色によって描かれている。1ページいや一つの絵の制作に一体どのくらいの手をかけ時間をかけているのか想像もできない。初めて見かける生き物がほとんどだったが、特にコバルトヤドクガエルとかアオミノウミウシなどに驚いた。鳥の絵の繊細さには感嘆しかない。最後に分布図もあってよかった。
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田中寛一
高校大学と就活を戦い抜こうとした蜂矢徹郎には、大誤算だった。だが本当の勝利?を得ることができたようだ。ゼミなどでの様子を見てると、実力はありそうだけど、てっちゃん大丈夫かなと思ってた。よくわからないおじさんの出現は衝撃的で、一方魅惑的だった。徹郎は大いに歯車を狂わせてしまったようだが、井端教授の「逸脱文化史」ゼミの仲間たちは、徹郎が気づかない徹郎の良さに気づいていた。他の者と違っていることを評価し認めあうことによって気づき、進路を開いていく。就活だけでなく人生の羅針盤的な小説。
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田中寛一
「英雄たちの選択」で「初陣から連戦連敗も、不屈の精神発揮 “戦国最弱”小田氏治の乱世サバイバル人生に迫る」を見た。その武将の本を探すと、「令和版わたしの好きな戦国武将」で安藤祐介さんが、戦国最弱の小田氏治をあげていた。彼が描く小説を読んでみたくなっての最初の本。本作の中では会社の中で真面目に働いていたのに、上司によって「リストラ部屋」なる「社史編纂室」に送り込まれた玉木敏晴を描く。そこで出逢った人達との繋がりの中で、家庭や会社での真の生き甲斐を見つけていく。最後は感動。妻・恵のマジックには脅かされた。
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田中寛一
試合には圧倒的に勝つかと思ったのに。「モメユミ」め!どちらが先に触れたかは、対戦者だけでの判定なんだろうか?後の場面のテレビではリプレイもあるようだが、ビデオ判定は?負けながら強くなっていくんだね。
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田中寛一
図書館を主人公にした小説を書きたいという喜和子さんを描きつつ、現在の国立国会図書館の明治以降の生い立ちが描かれていく。戦中戦後を生きた喜和子さんの人生も紆余曲折だったが、図書館の方も多くの文学者や一般の人に多くの夢を与えながら度重なる国内外の戦争、地震、空襲を乗り越えて歩んできた。戦争で予算が削減される中、蔵書を増やそう、蔵書を守ろうとしてきた職員の努力も伺えた。上野動物園の象の花子に絵本に描かれてない話があったとは。数字の暗号を考えるなど楽しみながら生きようとした喜和子さんがいいね。
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田中寛一
得意、長所の「速く取る」を封印して別の戦い方を身につけていく。頂点に立つためには幅広い能力がいるということだったのか。気を抜かずに最後まで全力を尽くす千早が注目を浴びていく!
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田中寛一
「早く取るのをやめなさい」ってどういうことなのだろう。大会での空札とか、まだ読まれていない札とか、そこまで考えながら対戦しぃていく姿が凄すぎる。千早さん、勝てなくて残念。
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田中寛一
最後まで面白かった。詐欺師にはこんなふうにかかってしまうんだと、他人事なら理解できるものの、自分もあっさり引っかかりそうだ。ヤミ金、取立て、資金回収業者と今でもうごめいていそうな感じがするが、追い込まれた側は恐怖以外にないのだろう。詐欺師が詐欺に引っかかって、あっぱれっとおもっていたら、そこからの展開も目が離せなかった。最後の最後まで、登場人物だけでなく、読者側まで詐欺に見事に引っ掛けられました。喝采!
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田中寛一
21年第67回江戸川乱歩賞ということで読む。選評では色々あったようだが、中国南宋時代、武人の達人とその弟子を中心としたミステリー。忍者のような技術を磨いている師弟の様子や、後半の死を巡る謎解きにも興味を惹かれた。中国の武芸もすごいものだ。人名などの読みにくさはあるものの、物語として読みやすくてよかった。武術を学ぶ者の掟、目指す目的、何を守り、何を打ち破ろうとするのか。いまロシアがウクライナ侵攻している中で、中国とキエフの繋がりにハッとなる。
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田中寛一
吸収合併されようとしている老舗映画会社で、地味ではあるが確実に仕事をしている砂原江見の姿に惹かれる。周りの嫉妬やへつらいなどに惑わされず、自分の信じるやり方、そしてともに働く同僚の優れたところを活かしている。「会社のためではなく、自分のために働く」という言葉が力強い。会社や上司の方向と違っても、いま自分の置かれた立場でできる最善の道を探りながら、他の人の良さを活かしながら、仕事を成し遂げていく姿がよかった。
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田中寛一
本屋大賞ノミネート10作の最後として読む。3篇が収められている。「そして月がふりかえる」は思いがけない展開で面白かった。もし自分の身にそんな状況が訪れたらと思うとぞっとする。「残月記」は感染症「月昂」に感染した未来の日本。満月の日に闘技場での決闘、月の砂漠を泳ぐ月鯨など、読みきれなかった。が、独裁者への仕打ちはよくやったものだと喝采。やはり長期政権は悪害だ。宇野冬芽の瑠香への一途な思いは最後まで貫かれていてよかった。鏡の裏の世界、月の裏の世界に戸惑う。
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田中寛一
図書館で、こんな変わった探偵がいるのかと、思わず手に取る。卒塔婆くんが各話大活躍。お寺やお墓についての歴史的なことも描かれていて、なかなか楽しく読むことができた。その中でも本書の半分を占めていた「いまだ冬を見ず」は、戦争から戻ってきてからの男の成功を卒塔婆くんが、読み解くという、何とも読み応えのある作品だった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/19(4497日経過)
記録初日
2012/01/22(4494日経過)
読んだ本
1309冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
362119ページ(1日平均80ページ)
感想・レビュー
1309件(投稿率100.0%)
本棚
36棚
性別
現住所
岡山県
外部サイト
URL/ブログ
http://www.can-chan.com/
自己紹介

 「和顔愛語」(なごやかに、やさしい言葉を)をモットーに日々の生活を過ごしたいものと願っています。本に触れながら、そんな気持ちを持ち続けたいものです。
 ちょっとした感動ですぐ涙が出てきます。

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