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2024年10月の読書メーターまとめ

れお
読んだ本
16
読んだページ
5648ページ
感想・レビュー
16
ナイス
200ナイス

2024年10月に読んだ本
16

2024年10月のお気に入り登録
3

  • saki
  • 風眠
  • Sakura

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • saki
  • Sakura

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

れお
ネタバレ事前情報はなく、読み始めてからJasracの話をベースにしているのだと気づいた。「講師と生徒のあいだには、信頼があり、絆があり、固定された関係がある。それらは決して代替のきくものではない」まさにこの言葉の通りの関係性が素敵だった。自分にベクトルを向け続ける彼が外向きになったときに少しでも人生は明るくなるんだと思わせてくれる。闇を抱えた主人公が新しい一歩を踏み出す内容で賞を取りそうな正統派な感じがあるけれど、もう少しパンチがあっても良かったかなという印象。かすみちゃんとの関係はどうなったのかな…気になる
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
16

れお
ネタバレ国際養子の問題を題材とする社会派ミステリー。辻堂さんの描く世界観は、見えてるものがすべてじゃなく背景にはどんな世界があるんだろうって考えるきっかけを与えてくれる。心理描写が秀逸で、はじめは登場人物に対してなんだこの人は…と嫌いになりかけるが、物語が進んでいくとそういうことだったのか…となった。殺人が起きているので明るい話ではないけれど、終わり方がよく、最後は少し報われた気持ちになれる。「人間ってのは、自分ではどうしようもないことで悪者になっちまうもんだな」というジェイクのセリフが切ない。
が「ナイス!」と言っています。
れお
ネタバレ夢と現実が錯綜して…。物語としてはこういうパターンもなくはないけど、なんというか辻堂さんらしさがあふれていたと感じた。その仲の良い人誰なの?という疑問点から、点と点が繋がる気がして、ああそういうことか…となりました。変わった形の謎解きでよく作り込まれていた。
が「ナイス!」と言っています。
れお
ネタバレ『十の輪をくぐる』のような世代を越えた生き様を描いた物語であった。「毎日が絶望的につらいわけではない。かといって、純度百パーセントの幸福感に包まれているわけでもない。灰色の日々を、灰色であることを是としたまま、進んでいかなければならないだけ。」というフレーズが印象的であった。日常の中にある、もどかしさの中には引き目や申し訳無さもあるのだろう。働くことの意味や生きることの意味を考える上でこの本はメッセージを与えてくれる。
が「ナイス!」と言っています。
れお
青春ミステリー。心地よい読後感。最後はそうやって終わるのかぁ。辻堂さんらしく、愛に溢れた物語であった。その後が気になる2人の関係性についてはどうなることやら…。伊藤先生のその後も気になるなぁ。なぜ、その場所なのか、そのシチュエーションなのか、徐々に点と点が重なっていく手法にいつも踊らされてしまう。
が「ナイス!」と言っています。
れお
ネタバレはじめのうちはなんだこの設定はよくわからんなと思ったけど、話が進んでいくうちにこの空間で何が起きるのかワクワクしてしまった。同じクローズドサークルでも、過去出てきた故意に作られたものや偶発的なものではなく、自身が留まることで選ばざるを得ない第三のクローズドサークルという新しい舞台設定が面白い。回想のシーン描く割にコウタっぽいひと出てこないし、何度も名前確認してたら…まさかの…完全にやられた。進み方、謎解き、二人の関係性、シリーズものならでは良さが出ている。そして、最後には続編を匂わす嬉しい一文。ん?誰?笑
が「ナイス!」と言っています。
れお
ネタバレ特殊能力?なんだ?というところからはじまり、一気に読み進めた。孤独とは社会との共存の中で巡り合わせるものであるのだなと。物語の最後に出てくる「この世界、近くにいるのは叫びだしたくなるくらい煩わしくて、でもー、、、 一人でいるのは耐えられないくらい寂しい」というのが印象的である。単にミステリーとか謎解きだけじゃなく、哲学チックなところも含めて世の中に対してのアンチテーゼが含まれてる面白い作品。学生の時に読みたかった。
が「ナイス!」と言っています。
れお
ネタバレ十の輪というのはそういうことなんですね。2つの五輪を通じた家族の物語。不器用だけどがむしゃらに生きる様を描くのが美しい。古き良きものも新しいものも、良い悪いだけでなく、その中でどう生きていくのかということを考えさせられる。本質的なストーリーとはずれるが「この世の中には、普通の人もいないし、異常な人もいない。どんな脳の特性も、人間社会にとって必要なものだからこそ、今の今までDNAが残ってるんだよ」のいうフレーズがとても印象的である。どの作品もそうだが辻堂さんの作品は読み始めたら途中でやめられない。一気読み。
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れお
嫉妬×嫉妬×嫉妬。辻堂さんにしては珍しい作風で爽やかなイヤミスと表現するのが適切かな。悪女ではあるんだけれど悪女も悪女なりに生きる様が垣間見える。対照的な2人のように見えて本質な部分は同じであり、仲間だと思うけど実は対照的な2人だったり、不思議な関係性がどこが現実味もあって面白い。最後はなんだかスッキリした。
が「ナイス!」と言っています。
れお
一言で表すなら「光」。 嘘、それは時には相手を思いやるためのものであり、その嘘をどう捉えるのかその人次第。点と点が重なった時にわかる真実があまりにも切なく感じた。一方で、辻堂さんが描く手法というのは読む人を引き込ませ、その手があったかとうなされるほどよく作り込まれていると感じる。チョーカーってそういうことか。単なる謎解きでも恋愛でもファンタジーでもなく、辻堂さんならではの心地よいミステリー感を味わえる。不器用な主人公がもがきながらも自分と葛藤していく様は涙なしには語れない。
が「ナイス!」と言っています。
れお
こんなにも爽やかなミステリーはあるのだろうか。辻堂さんの描く音楽×青春×ミステリー。青春の影にある僕と彼女の秘密。ヴィトゲンシュタインのピアノが聴きたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
れお
ネタバレ事前情報はなく、読み始めてからJasracの話をベースにしているのだと気づいた。「講師と生徒のあいだには、信頼があり、絆があり、固定された関係がある。それらは決して代替のきくものではない」まさにこの言葉の通りの関係性が素敵だった。自分にベクトルを向け続ける彼が外向きになったときに少しでも人生は明るくなるんだと思わせてくれる。闇を抱えた主人公が新しい一歩を踏み出す内容で賞を取りそうな正統派な感じがあるけれど、もう少しパンチがあっても良かったかなという印象。かすみちゃんとの関係はどうなったのかな…気になる
が「ナイス!」と言っています。
れお
デビュー作というのもあり、辻堂さんの描く世界観が存分に感じられる。読みやすい文章で物語の世界へとどんどん引き込まれていく。ミステリーとしての面白さと青春を感じさられるようなファンタジー感もあり、最後には家族愛も想起させられる素敵な作品。自分の感情に嘘をつかない上条梨乃の歌が聴きたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
れお
ネタバレけして、イヤミスにはならない辻堂さんらしいミステリー。どこで手のひらを返されるとかと待ち受けていたら、ああそこで繋がるのかとなった。複数のストーリーを経て、暗い方向にでも明るい方向にでも展開することはできるけれど、終わり方は心地よく辻堂さんらしさが出ていた。ミステリーであり、人が亡くなることはあるため明るい話ではないが、どことなく感じる柔からな文体が不思議な世界観を醸し出してくれる至極の一冊。
が「ナイス!」と言っています。
れお
面白いですね。コロナ禍の世の中の難しさを題材とした物語。どのエピソードも描かれた世界の裏にどんな事があるのか、一見信じたことはそうではなかったり、物事の裏に見え隠れした事がわかったときになるほどなと感じる。
が「ナイス!」と言っています。
れお
ネタバレサクラサク、サクラチルってそういうことかー。やはり辻堂さんの描く世界観は素晴らしい。世の中、綺麗ごとだけじゃないよって教えてくれる1冊。物語の展開が気になって一気に読んでしまった。明るい話ではないけれど、一人の若者が自分のために自分で新しい一歩を踏み出すのは読んでて微笑ましくもあり羨ましくも感じた。最後は仲間からそれ以上の関係に結ばれるのだろうとは思ってたけど、計画が終わってもワンクッション挟むあたりがいい味出してるなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
れお
ネタバレいやー、これは凄いな。どうなっていくんだろうと思いきやそういうことか!っとなった。こんな展開になるんかよ…。ある意味衝撃である。自分が見えている世界や当たり前の価値観っていうのはたとえ家族であっても決めつけてはいけない。初生馬と泰介のコントラストが物語のいいアクセントになっていますね。今の状況を作ったのは他人だけど、大した努力もしてないのに社会や会社に対して不満を持つ若者世代と最近の若者は〇〇だからと決めつけて頭ごなしに叱るおじさん達世代のどちらにもこの本を読んで今一度考えてほしい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/19(4696日経過)
記録初日
2012/02/13(4671日経過)
読んだ本
305冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
96222ページ(1日平均20ページ)
感想・レビュー
134件(投稿率43.9%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

基本的に女性作家さんの本を読む方が多い。
文体の柔らかさと独特な言い回しが好き。

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