読書メーター KADOKAWA Group

読書グラフ

4/44/74/104/134/164/194/224505145052450534505445055ページ数166167168169170冊数読書ページ数読書冊数
著者グラフ上位10名
もっと見る

最近の感想・レビュー

データの取得中にエラーが発生しました

最近の感想・レビューはありません

gamatyan
新着
1人の作家とその妻、その愛人。作家のモデルとなった井上光晴のドキュメンタリー全身小説家を見てからこの本を読むとイメージが全く違うのが面白い。作家の娘は期間を区切りながら愛人と妻の両方に交互に語らせてバランスを保っている。わかりやすい嘘をつき茶目っ気があり社会や人間の理想を語る男。妻がいて愛人がいても他の女を平気で口説く男。二人の女は男の正体を見抜いているが、互いに連絡もしないのに気持ちが通じてくる。妻の諦め、愛人の純粋も長い時間をかけて変化していく。不倫が断罪される現代の男女関係ももっと鷹揚であっていい。
0255文字
gamatyan
新着
父か母かいずれにせよ私より先に死ぬ。が、それまでは生きている。今はコロナで会うことができないが、二人がどう過ごしているかはやはり気になっている。比呂美さんは仕事を抱えながらカリフォルニアと熊本を往復、熊本滞在時には父と過ごしカリフォルニアからは毎日電話をかける。父の生きるは亡くなる前三年間の父の発言、不機嫌、体調の変化を記録したものだ。父娘のとぼけたやり取りにほっとするところもあるが、ここには書かれていない二人の葛藤も沢山あったと思う。日がな時代劇を見て過ごし退屈だと繰り返されても、ただ横に居るしかない。
gamatyan

最後の詩「独居する八十四歳の男」が実に静かで、それまでのエッセイとはトーンが変わる。「生きる力が体内に残っている限り生きなければ致し方ない」「いつ寝てもそのまま起きなくても遠くの娘が泣くだけで支障はない」

12/26 05:12
gamatyan

この言葉を聞くと不思議と安心感を覚える。人の死が静かに迎えられるものであってほしい。

12/26 05:24
0255文字
gamatyan
新着
自伝のなかで和嶋さんはよく泣くのだが、3章「美しく生きたい」では私も泣いた。イカ天ブーム終焉後のアルバイト生活、鼠の出るアパート暮らし、それでも音楽創作への渇望は止まなかった。人間椅子の「無情のスキャット」の歌詞はその苦しみとシャバダバディアが交差するマジ名曲。海外でのライブを見ると、かつてのメタル少年達が笑顔になっていてこちらも何だかうれしい。
0255文字
gamatyan
新着
「徳田秋声の周囲」稀代の悪女?山田順子に振り回される徳田秋声とその家族、弟子の川崎長太郎の悲喜交々が綴られている。川崎の作品では女性の描写に容赦が無いが、美人の山田順子は例外らしい。川崎を含む全ての登場人物が俯瞰により描かれ、どこかコミカルな仕上がりになっている。川崎長太郎の片恋モノ、もう一冊読んでみたい。
0255文字
gamatyan
新着
生産性の有無や能力主義で人を判断すれば、その人は自分を守るために引きこもらざるを得ない。一億総活躍社会よりも引きこもることができる社会の方が豊かなのではないかと思う。あと、家族以外の誰かとどうでもいい話ができること。これは結構大事だね。
0255文字
gamatyan
新着
「人間とのセックスが嫌なのは、いつも裏になにか別の意味があるところだ。人間とのセックスは単純じゃないだろう。人間は思っていることを隠すし、フィルターに通すから」婚姻関係の継続の為、子孫を残す為、支配と被支配、ロールプレイ…人間同士の性交は様々な意味付けがされてきたが、実はその意味付けに人間自身が絡め取られていると気付いた。自分がやってきた事は何だったのかと問われているようで、その意味でも衝撃的な一冊。
0255文字
gamatyan
新着
私はガロの良い読者ではなく青林堂とガロ休刊の顛末についてもあまり関心を持たなかった。だがガロに掲載されていた漫画は面白かったし、今も本屋に行くとガロっぽい本棚を探してしまう。この本は伝説的編集長長井勝一亡き後、漫画出版社が販路を拡大するためにどのような展開を遂げたかが、元編集者によって(巻末に元経営者によって)描かれている。ある会社の栄枯盛衰の物語と片付けてしまうのが勿体ないのは、三部構成のうち一つを筆者の妻やまだ紫との物語、最後の一つを筆者が劇画狼にガロ魂を伝授するという構成になっているからだ。
gamatyan

「三条友美の単行本が出したい。こんなに素晴らしい作品があるのに、どこも出さない。このままだと埋もれてしまう。なら俺が出す」劇画狼の熱意が病身の筆者を動かし、出版や編集の基礎を劇画おおかみにひとつひとつ教え込む。ここに感動した。これがガロ魂。

09/18 04:01
gamatyan

劇画狼さん、頑張って面白い本を作って下さい。応援しています。

09/18 04:15
0255文字
gamatyan
新着
積ん読を整理していたら喜国本が!片付けもそこそこに没入。新しい趣味のマラソンと古書店巡りを組み合わせた「マラ本マン」、イギリスの古本フェスティバル旅行、電車の中の読書を極める只見線の旅になんと銀河鉄道のあの人がトイレから現れて…本読んで久しぶりに大笑い。読書とはアクティブのことである。
0255文字

読んだ本
168

読んでる本
30

読みたい本
420

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/23(4839日経過)
記録初日
2012/01/23(4839日経過)
読んだ本
168冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
45053ページ(1日平均9ページ)
感想・レビュー
139件(投稿率82.7%)
本棚
0棚
性別
血液型
B型
職業
主婦
現住所
東京都
自己紹介

昼夜逆転主婦、更新は遅めです。
音楽関連の本が好きでよく読んでいます。皆さんのレビューを読むのを楽しみにしています。

参加コミュニティ1

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう