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最後の詩「独居する八十四歳の男」が実に静かで、それまでのエッセイとはトーンが変わる。「生きる力が体内に残っている限り生きなければ致し方ない」「いつ寝てもそのまま起きなくても遠くの娘が泣くだけで支障はない」
この言葉を聞くと不思議と安心感を覚える。人の死が静かに迎えられるものであってほしい。
「三条友美の単行本が出したい。こんなに素晴らしい作品があるのに、どこも出さない。このままだと埋もれてしまう。なら俺が出す」劇画狼の熱意が病身の筆者を動かし、出版や編集の基礎を劇画おおかみにひとつひとつ教え込む。ここに感動した。これがガロ魂。
劇画狼さん、頑張って面白い本を作って下さい。応援しています。
昼夜逆転主婦、更新は遅めです。音楽関連の本が好きでよく読んでいます。皆さんのレビューを読むのを楽しみにしています。
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