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2025年5月の読書メーターまとめ

のっち
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2025年5月に読んだ本
8

2025年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

のっち
☆☆☆★ SNSを題材に、承認(ヘーゲル)・時間(ハイデガー)・言葉(ウィトゲンシュタイン)・偶然性(ベルクソン)・政治(アーレント)の概念について哲学する入門書。世の中の動きを見てみると、自分の考えの枠外にあるものに対して攻撃的になりすぎてやしないかと感じることがある。本書巻末のシリーズ創刊のことばにあるように、物事を白か黒かに分断するのではなく、黒っぽい白や白っぽい黒があって当然ではないか。そのあいだに位置するグラデーションを認めていくことが、多様性を認める社会の実現になると信じている。
が「ナイス!」と言っています。

2025年5月にナイスが最も多かったつぶやき

のっち

4月は通信大学のテキストを読むことが多かった。自分で選択した科目だから、ついついあれもこれもとなってしまう。月下旬は広島出張。一期一会の出会いに恵まれました。 のっちさんの2025年4月の読書メーター 読んだ本の数:5冊 読んだページ数:978ページ ナイス数:113ナイス ★のっちさんの2025年4月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/175327/summary/monthly/2025/4

が「ナイス!」と言っています。

2025年5月の感想・レビュー一覧
8

のっち
☆☆☆★ SNSを題材に、承認(ヘーゲル)・時間(ハイデガー)・言葉(ウィトゲンシュタイン)・偶然性(ベルクソン)・政治(アーレント)の概念について哲学する入門書。世の中の動きを見てみると、自分の考えの枠外にあるものに対して攻撃的になりすぎてやしないかと感じることがある。本書巻末のシリーズ創刊のことばにあるように、物事を白か黒かに分断するのではなく、黒っぽい白や白っぽい黒があって当然ではないか。そのあいだに位置するグラデーションを認めていくことが、多様性を認める社会の実現になると信じている。
が「ナイス!」と言っています。
のっち
☆☆☆★ タスクマネジメントについての「先延ばし」と「前倒し」の比較論。重要なことは、両者が対極に位置する訳ではないということ。自分は「先延ばし」タイプ寄りだと思うが、それでもタスクリストを作ってマメに処理してはいるし、また最終期限だけは過ぎないように、極力気をつけてもいる。それから批判的に捉えた部分として、苦手なタスクを抽象化するという内容があったが、ここはいまひとつピンと来なかった。苦手なタスクこそ、具体化ないし細分化した方が自分はクリアしやすいのではないかと感じたのだが、どうでしょう。
のっち
2025/05/21 23:14

「困難は分割せよ」が座右の銘。

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のっち
☆☆☆ こちらは通信大科目「会計思考力」のテキスト。本書にあるように、自社の状況を改善することが会計スキルを身につける目的とするならば、確かに経理部や管理職だけでなく、新入社員から社長までの全社員に必須なスキルだと言える。また年収の金額から0をひとつ消し、単位を円に変えると1分間の給料が判明するということも収穫。損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書の財務三表の見方は要復習。企業研究で例示されていたデータは平成中後期のものでやや古くなっていたので、現在はさらに状況に変動は出ているかもしれない。
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のっち
☆☆☆★ 勝手な趣味で問題集解いてるが、共通テストタイプは回答時間的に厳しくなってしまう。結構長めの文章を、しかも複数のテキストを読み比べないといけないのがその原因か。さらに今年の1月実施分から新しく導入された実用文、試験時間は10分伸びたそうだが、これ10分で読解するのは至難の技。問題パターンとしては、図やグラフの読み取り、レポートとその構成とを一致させること、表現や内容への適切なアドバイス等々。中には常識的範疇で答えられるような問題もあったが、説明書や契約書の読解問題とはこういうことだったのですね。
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のっち
☆☆☆☆★ 親本は1996年刊行ということでかなりのロングセラーであり、内容も問いの発見の面白さや視点を変えた物事の捉え方、またそこから見えてくる新たな発見のスリル等、普遍的なものが多い。特に読書については自分の中でも答えが更に深まった感があるが、やはり著者も書かれているように、読みながら考えることができる点が最も優れた特徴だと思う。だから要約された加工物では、それはもう情報としての意味しか成さない。書かれていることをただ鵜呑みにするのではなく、クリティカルシンキングを行うプロセスにこそ読書の意味がある。
のっち
2025/05/13 07:45

虹は何色ではないが、物事の線引きはハッキリさせたいと感じた。例えば本書ではいじめの問題を具体例として挙げられていたが、単発的な事象もいじめとしてまとめてしまうのは、当事者にとってもよろしくない。

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のっち
☆☆☆★ 「役に立たないロボット」とはまた一見矛盾している言葉のように初めは感じた。例えば「弱いロボット」の提唱者である岡田美智男さんの開発した「ゴミ箱ロボット」は、ゴミを見つけることはできるが、手が付いていないため自力でそれを回収することはできない。するとそれを見た周囲の人々が、ゴミの回収を手伝ってくれるという話の流れである。つまり、ロボットだけでは完結できない部分を人間は読み取りフォローしようとするのである。本書を読んでみて、このような現象は人間関係または組織論にも当てはまるのではないかと感じた。
のっち
2025/05/12 14:46

人の話になりますが、少々仕事上で苦手な部分が大きかったとしても、周囲のムードを良くしたり、触媒のように働きかけることができれば、それはもうチームにとっては非常に価値のある存在なのである。

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のっち
☆☆☆★ 読解力について犬塚先生と、アヤ・マコ・ヨシキの三人の中学生との講義調で進んでいくため、とても読みやすかった。読解力を高めるためには「読むための戦略」=「方略」を意識することが重要。例えば指事語の指す内容を考えることや、あいまいな表現の言い換え等は「明確化」というそれになる。国語の授業では、文章を読むための方略を学んでいる、ということはもっと知られても良いと思う。また大学入試共通テストの現代文では、タイプの異なる文章を読み比べて回答させる問題が出されるが、これも読解力を深く問われている結果である。
のっち
2025/05/07 15:17

本書「外科医」の問題にもあったが、いわゆるスキーマの裏をつく手法により、名作ミステリが生まれたりもしている。

が「ナイス!」と言っています。
のっち
☆☆☆★ 150周年を迎えた立教大学と日経新聞のコラボ講義「キャリアデザイン」を書籍化したもの。興味深かったのは西原総長のお話。大学の歴史を遡ると、初期大学に設置された学部は概ね神学部・医学部・法学部の3つだった。これらに共通する部分は、司祭は人々の精神的・霊的痛みに、医者は人々の身体的・肉体的痛みに、そして法律家は人々の社会的痛みにそれぞれ寄り添うことのできる点にあり、こうした聖職者を輩出することが立教の精神と言っても過言ではないとのこと。また日本最初の近代的大学である東大は神学部がなく理学部を置いた。
のっち
2025/05/02 01:11

そして東大開校から9年後には、ドイツに次いで工学部を設置した点が世界的に見るとユニーク。この辺りは宗教感が反映されるが、「神学」に縛られなかったことが、日本がその後の近代工業化を成し遂げる要因となる。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/27(5077日経過)
記録初日
2004/09/13(7769日経過)
読んだ本
1304冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
265924ページ(1日平均34ページ)
感想・レビュー
1304件(投稿率100.0%)
本棚
74棚
性別
年齢
42歳
血液型
A型
職業
役員・管理職
現住所
岡山県
自己紹介

運送屋やっております。
現在通信制大学でマネジメント分野を勉強中。
元々はミステリやホラー小説が好きで、そこから本の世界へズブズブとのめり込みました。
綾辻行人さんの館シリーズが元体験。
普段はなかなか時間がとれないながらもコツコツと読書に励んでいます。
興味ある分野は、文学・歴史・経営学・哲学・言語学あたり。
小説だと、世界をひっくり返してくれるような作品が好きです。
本を読む程自分の無知を知らされます。

自分ルールですが、巡り会えた本の感想は必ず上げるようにしています。
あくまでも個人的なものですが、レビュー冒頭に☆=1点・★=0.5点の5点満点の10段階評価で残しています。

☆☆☆☆☆ 最高評価!
☆☆☆☆★ 傑作!
☆☆☆☆  良作!
☆☆☆★  面白い!
☆☆☆   及第点
☆☆★   少し物足りない
☆☆    物足りない
☆★    不満点がいくつかある
☆     駄作
★     世紀の駄作

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