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2025年11月の読書メーターまとめ

ATS
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感想・レビュー
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2025年11月に読んだ本
10

2025年11月のお気に入り登録
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2025年11月のお気に入られ登録
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2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ATS
ネタバレ「その夢を見た者は死んでしまう」という設定はリング。中盤からの異界から神というコンセプトはクトゥルフ。説明部分もあったけど新人賞の公募なので紙幅に限りがあるため致し方なし。筆力からしてもっと濃密に描写できたろう。割愛されてしまった黄泉虬神(ヨモツチノカミ)と紙森がどうなったかとかもっと見たかったけどミステリー感を残すためにはそういうプロットにする必要性があるんだよなぁ。表紙はベックリンの死の島がモチーフよね。いつも思うけど読みが難解な言葉はすべてルビを毎回振ってほしい。ヨモツチノカミとか覚えられないよ。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

ATS

なぜ映画や漫画ではなく小説を読むのかな。小説は映画や漫画と比べると距離感があるのがいいのだろうか。映画や漫画は視覚でダイレクトにくるから感情的に負担が強いときがある(トラウマレベルになることも)。それに比べると小説は聴覚からの脳内イマジネーションだから感情の移ろいも過剰にならずにバランスがいいのかなぁと。あとは情報量の多さとかもあるのかな。

ATS
2025/11/29 15:21

masaさん たしかに心理描写も重要ですねぇ。映画や漫画に比べると濃密になりやすい。

masa
2025/11/29 15:26

良い小説は、素晴らしい心理描写がされておりますので。良いですよね。

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2025年11月の感想・レビュー一覧
10

ATS
筆者は「神経美学」の専門家(大学教授)で以前に『神経美学: 美と芸術の脳科学』という本を読み信用できる研究者だと思っていたのと興味がある分野だったので本書を読んでみた。消費の目的はモノや機能ではなく「感情(心の動き)」である。感情を動かすためには「距離」と「時間」が重要。メリットではなくベネフィットを伝える。安心して感情を動かせる設計=予測×ズレ×余白(受け入れやすいストーリーと意外性と後を引く余韻)。上記のような内容を脳科学の知見を踏まえて解説。引用文献がないのはマイナス。
ATS
2025/11/28 19:53

まだ深くつかみ切れていないが創作やクリエイティブに役立つ内容が散りばめられているように思った。自分はホラーが好きなのだが「強烈な刺激」と「恐怖をコントロール満足感」がホラーの魅力というのはなるほどなと。消費されにくい感情として「怒り」と「嫌悪」があげられていた。テリファーというグロい映画があって私は嫌いなのだけど、これはホラーではなく「嫌悪」(気持ち悪くなりたい)にカテゴライズされるからなんだなと腑に落ちた。感情を動かすには時間が重要らしいが日本の小説は短すぎるゆえに感情が動きにくいのかなぁと思った。

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ATS
ネタバレ個人的にはハズレな作品だった。独特で不思議な世界観はほぼなく、登場人物が多くて広く浅い物語になっている気がした。台詞が現代チックすぎて違和感も強い。まったく世界に没入できず終盤は斜め読みに近い。スティーヴン・キングの濃密な文章に慣れすぎて恒川さんの淡々とした文章があわなくってしまったのかなぁ。化物園を読んだときもそんな感じだった。それとも描く世界観が合わない時期なのか、自分が読みたいものとは違う時期なのか。何年か経って読んだら傑作に感じるかもしれないし、小説は難しい。
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ATS
ネタバレ「その夢を見た者は死んでしまう」という設定はリング。中盤からの異界から神というコンセプトはクトゥルフ。説明部分もあったけど新人賞の公募なので紙幅に限りがあるため致し方なし。筆力からしてもっと濃密に描写できたろう。割愛されてしまった黄泉虬神(ヨモツチノカミ)と紙森がどうなったかとかもっと見たかったけどミステリー感を残すためにはそういうプロットにする必要性があるんだよなぁ。表紙はベックリンの死の島がモチーフよね。いつも思うけど読みが難解な言葉はすべてルビを毎回振ってほしい。ヨモツチノカミとか覚えられないよ。
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ATS
ネタバレ『酒気帯び車椅子』がハズレだったので心配だったけど、本作は面白かった。無人島にあるサイコセラピー施設で催眠療法を用いて10歳児まで退行させる設定がまず興味をそそる。キャラクターもそれぞれ味があり、とくにみっちゃんの憎たらしさに多くの読者はむかっ腹を立てるだろう。こういう空気読めない厭な奴いたなぁと。残り1/3でのグログロな血生臭いホラー急展開は前半部分の子どもの和気あいあいした感じが活きてくる。個人的にはちょっと結末がふわぁとしてて微妙なんだけどそれを差し引いても読みごたえのある小説だった。
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ATS
ネタバレエログロナンセンスって言うのかな。正直なところ面白くない。家族が悪者に殺されて復讐するという月並みなストーリー、それを補うほどのキャラクター造形や物語の奥行きや深みもない。中島らもだから出版が許される。新人賞に出してもよくて2次通過できたらいいかなというレベルじゃないだろうか。妻が殺されてヘラヘラしてるセクハラ主人公には愛着が湧かないし、入院中や登場人物のリアリティのなさも気になった。異常に粘質猟奇的なレイプや看護師の性的慰安もなんだか。でも小説では微妙だけど映像化したら面白いかもしれない。
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ATS
ネタバレ読み終わったあとは放心状態だった。最後の1文を読み「<カ>は車輪」とはそういうことだったのかと。犬を飼ってるので感情移入してオイが死んでしまったときは悲しかった。ダンデーロのときは「どもりのビル」が出てきて『IT』じゃんと思った。ラスボスのクリムゾンキングが変なおっさんレベル、消しゴムマジックで負けるというオチ笑 キングファンとしてダークタワーは読んでおきたかったので最後まで読むことができてよかった。
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ATS
ネタバレ6巻は妊娠の話がメインでやや停滞気味で心配だったが(ジョン・カラムが好きだった)、7巻上は一気に話は動いて停滞感を吹っ飛ばしてくれた。妖魔の子であるモルドレッドが生まれたり、ビームを攻撃している町を奇襲したり。面白い反面、悲しいシーンも多かった。前半ではキャラハン神父が自らを命を絶ち、終盤では<カ・テット>のエディが凶弾に倒れた。2巻からずっとローランドを支えてきた喧しキャラだったエディ。辛い。つぎはとうとうダークタワー最終巻。みんな死んでしまうのだろうか。最終決戦に突入していく。
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ATS
ネタバレ第6巻はスザンナとミーアの妊娠・出産がメインストーリーになっており、キング自身の「なぜかわからないが、物語を盛り上げる要素として、妊娠は最悪だ!」(P322)とあるようにいまひとつ面白味がないなぁというのが率直な感想である。物語の面白味のなさに加えて純文学期のキングなので文章も難解であり、やや苦行のような読書体験になってしまったかな。次の第7巻がシリーズ最終作であるが低空飛行で終わってしまうのか、盛り上がるのかやや不安なところ。交通事故に遭って急いで書き上げたのが吉と出るか凶と出るか。
が「ナイス!」と言っています。
ATS
ネタバレ妖魔であったミーアに支配されてしまったスザンナ。救援に向かったジェイク&オイとキャラハンは登場せずにどうなったか不明。ローランドとエディはタワーを見つけ出し空き地の売渡証にサインさせることに成功。タワーが厭なアホで腹立たしい笑 著者であるスティーヴン・キングに会いに行くという思いもよらぬ展開で下巻へ。
が「ナイス!」と言っています。
ATS
ネタバレキャラハンが中間世界にやってきた過去(吸血鬼やロウ・メンからの逃亡劇)、空き地の薔薇を守るためタワーと接触、<狼>との対決、ミーアに乗っ取られたスザンナの遁走と濃厚な物語だった。2003年に書かれたのだがキングが純文学的な傾向が強くなっていた時期なので少し読みづらいというか抽象的・冗長的なところもあり読みにくい感じは否めない。呪われた町でも然りだけどキャラハンの部分ってなんであんなに読みにくいのだろうか笑 終盤ではキングが好きなハリーポッターや本人の作品が出てきて失笑。ユーモアがあるなぁ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/03/31(6101日経過)
記録初日
2009/01/28(6163日経過)
読んだ本
1268冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
364608ページ(1日平均59ページ)
感想・レビュー
1228件(投稿率96.8%)
本棚
4棚
年齢
103歳
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