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2024年8月の読書メーターまとめ

たか
読んだ本
10
読んだページ
1959ページ
感想・レビュー
10
ナイス
50ナイス

2024年8月に読んだ本
10

2024年8月のお気に入られ登録
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2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

たか
新訳で再読。やはりリヴィエールが格好良すぎるが、再読では弱気な部分もより印象に残った。人間を徹底して鍛え上げる厳しい優しさ、それでも不意に命をさらう自然の過酷さ。宝石をちりばめたような雲上の絶景と裏腹に死を宣告されたファビアン。短い作品だが表現も構成もこれ以上ないほど練り上げられていて何度読んでも美しい。訳者による解説も充実していて良かった。
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2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

たか

2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:1846ページ ナイス数:65ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/179533/summary/monthly/2024/7

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2024年8月の感想・レビュー一覧
10

たか
独立起業でなく社内起業に特化し、計画の立て方から社内調整の具体的な方法、マインドまで網羅している。経営学のフレームワークも出てくるが、概念のみでなく実際に現場で活用している手触り感が分かる記述なのがよい。「不」の解消、など印象に残る言い回しはあったが、基本的にはクリティカルシンキング等との共通点も多い。社内起業は資金・人材・信用の面で有利だが、著者もぶつかった既存事業とのカニバリゼーションの壁に関しては「トップと現場両方の理解を得る」とあった。そりゃそうだろうと思ったが、多分一番難しい点なのだろうと思う。
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たか
第一部で科学的な考え方を易しく解説、第二部でその活用が述べられている。演繹は真理保存的だが追加の情報量ゼロ、非演繹的推論は間違う可能性があるが情報量が増える、という整理になるほどと思った。有名な「反証可能性」を欠く例として①定義を曖昧にして反証できなくする②反証に対しアドホックな新理論で防衛する、があるが、②は科学とされる分野でもみられる(補助仮説)。大事なのは反証に対する態度。「大衆」と「市民」の違いについて、頭の良し悪し関係なく、自分が社会の一部であると認識し市民として責任をもつことが重要だと思った。
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たか
新訳で再読。やはりリヴィエールが格好良すぎるが、再読では弱気な部分もより印象に残った。人間を徹底して鍛え上げる厳しい優しさ、それでも不意に命をさらう自然の過酷さ。宝石をちりばめたような雲上の絶景と裏腹に死を宣告されたファビアン。短い作品だが表現も構成もこれ以上ないほど練り上げられていて何度読んでも美しい。訳者による解説も充実していて良かった。
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たか
前著『プルーストとイカ』が人類の読字回路獲得の歴史とその機能を扱っていたに対し、本書はデジタル文化がそれらにもたらす大変化について考察している。デジタル媒体のもつアフォーダンスが媒体を使う側の特性まで変えてしまう。知恵にならない情報の氾濫、知恵にならない知識を利用する習慣が注意散漫な読者を産み深い思考を妨げる。子の発達を思いながら読んでいたが、自身が既に変わってしまっていることにも気づいている。。一方で新技術が人類の可能性を拡大するのも事実。得るものと失うもの両面を見つめ、バイリテラシーな脳の獲得が理想。
たか
2024/08/25 06:57

読書について語った作家や学者などからたくさん引用があり、それらがどれも美しい文章で心惹かれた。

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たか
特集のみ。かなり哲学的。「方法論」とは、単に方法的立場を示す、またはある手法の習得を指して使われる場合があるが、本来は方法を対象として研究を行うこと。「経済学はどのような意味で科学と言えるのか、そもそも経済学は科学と言えるのかどうかという問いに答える学問」(ハンズ)。マル経vs新古典派のような「グランドセオリー」の時代が終わり、実証的転回と呼ぶべきものが起こったが、これは全ての学問にみられる傾向らしい。『ルールなき省察』は素人が読めるものではないと察せられたので、まずは科学哲学の入門書を読んでみたい。
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たか
特集のみ。介護報酬増が介護職の賃金増に繋がることがデータから確認できないという話。どこに消えているのだろうか…。規制分野はデータの入手可能性の点でも分析が難しい様子。/理屈で考えれば有期雇用の方が賃金が高くてもおかしくないが欧州では低い傾向に。日本のデータからはそのような傾向は確認できない。/労働市場の分析では完全競争仮定でなくサーチ理論の枠組みが適することが多い。/大都市ほど賃金が高いのは外部性や学習効果で説明される。/ICT化で中間スキル層が下位層となり二極化傾向。AIと補完的なスキルを伸ばす必要。
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たか
人間の脳は元々文字という発明品を読むように作られているわけではない。読字のために脳の様々な領域を連携し自ら再構成してしまう機能があるのは驚き。それにより複雑な思考が花開く一方、記憶力は悪くなる。後半はディスレクシア(読字障害)の話。遺伝的要因等で読字に困難を抱える人が類稀なる才能を持っているケースがある。型通りの教育に合わない子に対して出来ることがもっとある。そしてデジタルネイティブの脳の使い方はどのように進化(退化?)していくのか。生成AIも出現しますます進化する技術が人間の能力に与える影響が気になる。
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たか
SDGsの概略とビジネスとの繋がり、事例の紹介が主。確かに商品開発などの指針にはなりそうだとは思った。レピュテーションの獲得も含めて考えれば、経済合理性の追求=SDGsの追求ということで良いのだろうか。しかし波及効果まで完全に把握することは現実には難しいと思われ、意図しないものも含めるとウォッシュの排除は本当に可能なのか疑念が残る。そもそも、17もゴールがあればどこかで矛盾するのではないか。読了直後は分かった気がしていたが、感想を書こうとするとまだよく分かっていない気がしてきた。
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たか
この号以降、電子書籍化されたものが入手可能なようで気になるものを読んでいくつもり。冒頭の大竹先生の対談、教科書の完全競争の説明に使われている「農作物を捨てる農家」が実は独占の説明、という話。市野先生の「需要曲線と供給曲線」で世の中の出来事をどのように解釈するかの説明もわかりやすい。意外と一般向けの内容で難解な部分も少なくおもしろかった。
たか
4P、プロダクトライフサイクル、PPM、ドメイン定義など基本的な概念について事例を交えて説明されている。これらは「未来について論理的に考える」ためのツールであり、もちろん現実とぴったり符合するわけではないが、どのように「フィット」するかを考えることが重要。本筋ではないが「計画のグレシャムの法則」は誰しもが陥りがちと言う点で良い概念。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/02/01(4685日経過)
記録初日
2012/02/01(4685日経過)
読んだ本
447冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
138199ページ(1日平均29ページ)
感想・レビュー
366件(投稿率81.9%)
本棚
5棚
性別
血液型
O型
職業
事務系
自己紹介

ただの会社員

興味ある本を気まぐれに読んでます📕
読んだ本は文学でもビジネスでも登録しています

読み終えた後他人の感想を見るのがたまらなく好きです


好きな作家:
スタニスワフ・レム
チェーホフ
サン=テグジュペリ
ボルヘス
カート・ヴォネガット

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