徳川幕府を倒すに至った、長州の司令長官大村益次郎氏について書いた書。氏は蘭学に明るく、緒方洪庵の塾で医学を学ぶ。縁により宇和島藩で軍事技術の導入と、初国産蒸気船の製造という経歴。 ここから、どのように幕末の動乱に巻き込まれていくのか。

徳川幕府を倒すに至った、長州の司令長官大村益次郎氏について書いた書。氏は蘭学に明るく、緒方洪庵の塾で医学を学ぶ。縁により宇和島藩で軍事技術の導入と、初国産蒸気船の製造という経歴。 ここから、どのように幕末の動乱に巻き込まれていくのか。

図書館本。特に9条入門の話が興味深かった。GHQが日本に天皇制を残したのは、日本を支配するには都合が良かったから。 オーストラリアが天皇制を残すことに断固反対するため、マッカーサーは先手を打って、極短時間で現行憲法を作り、反対意見を押さえた、と。 日本統治のために都合がいい天皇制を残すために、短時間での憲法作成が必要だったという背景は分かった。 もう80年だ。あるべきを自分たちで考え直す時が来ているだろう。