大きな展開があるわけではない、隣の家を覗いてみたい女性とその女性に興味を持つ男。2人の語りや行動は非日常的なものではない。ある種ありきたりなもの。でもそのありきたりを美しいものに表現してしまう柴崎さんの手腕よ。西さんのビールの飲みっぷりは映像で見てみたい。

再読。改めて読むと短歌ってノンフィクションもフィクションも57577で表現する芸術なんだなって感じる。

本筋からは少し逸れた話が多めだけれど、逸れることこそ日常を感じられるからいいのかもしれないね。そして最後のページ！！

おんたんのお母さんをもってしても育ってしまうのか、あの兄妹は、、、笑。門出の家族も全く機能不全というわけではなくて、ちょっと歯車があってないだけなんだろうな。

8年ぶりの再読。ゴドウィンが相変わらず気になりつつ、児玉先生の軽妙な語り口に久しぶりに触れられたのが良かった。カントやベンサムも今年中にはチャレンジしたいな。

大きな展開があるわけではない、隣の家を覗いてみたい女性とその女性に興味を持つ男。2人の語りや行動は非日常的なものではない。ある種ありきたりなもの。でもそのありきたりを美しいものに表現してしまう柴崎さんの手腕よ。西さんのビールの飲みっぷりは映像で見てみたい。

レオニダス王vsアポロンはあっさりとした結果。引き伸ばしすぎるのもあれなので、このくらいがよいのかも。そして恐らくここ数回の中では一番のマッチメイクになるだろう沖田総司vsスサノヲノミコト！剣と剣の真っ向勝負を期待してます！

ここにきてこぐまフィーチャー回！

今までの巻と比べるとややおとなしめ。でも、描かれているテーマは誰でも十分起こりうる話。現代社会って怖い。

『存在と時間』に手を出す前の何冊目かの前準備。個人的にはこれを超える入門書ってあるのだろうかってくらい参考になった。易しすぎるってわけではないし、かといって読むのを放り投げたくなるようなほど難しすぎるわけでもない。しっかりと読み進めると理解できるように整理されている。章ごとにまとめをしてもらえるのも親切設計。今後ハイデガー入門したいって方がいたならこれは絶対進めると思う。

読書会課題本。哲学は好きだけれど、科学哲学にはなんとなく苦手意識があってこれまで読んでなくて今回ついに手をつけた。パラダイムの考え方は学閥とか、縄張り意識とは違うんだろうかと思いながら読み進め。最初はパラダイム的な考えは相対主義的なものかと勘違いしていたけれど、最後の追記を読んでその考え方を改めることができて良かった。難しいけれど読んで損なし。

今の短歌界を引っ張る歌人の方々のアンソロジー歌集。 冷静に考えるとこの内容の本を1000円で読めるのってとっても貴重なことと思う。 お気に入りは伊藤紺さんの「雪の匂い」と千種創一さんの「White Train」。

福岡の書店本と羊でのイベントに合わせての再読。土門さんの「素直」ってことばにとても惹かれた。「正直」とはちょっも違う「素直」ってことば。自分も騙すことなく、でも相手のことも思いやりながら出てくることばは「素直」の方がしっくりくる。最後に土門さんが本田さんに伝えた気持ちも「正直」ではなく、「素直」だったのかな。

存在と時間の中でも「責任」や「世人」に特にスポットライトを当てた入門の前の入門書。 著者の専門がヨナスということもあり、ヨナスや、もう一人の弟子アーレントによる批判は他ではまだ読んだことがなくて興味深かった。